プレスツアー(報告)

一覧に戻る

実施日 : 2019年05月29日 - 30日

報告:宮崎県プレスツアー 

投稿日 : 2019年07月12日

日本で今年開催されるラグビーワールドカップや、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、宮崎県の魅力・特色を紹介する外国メディア特派員向けのプレスツアーを実施しました(主催:宮崎県/企画運営:公益財団法人フォーリン・プレスセンター)。


本ツアーには、フランス、イタリア、中国、香港、マカオ、台湾、韓国、カザフスタンのメディアから、計12名の記者が参加しました。


今回のプレスツアーは、「①武道の聖地」「②日本一の焼酎産地」「③日本のはじまりを物語る神話の舞台」という宮崎県の3つの魅力をテーマに実施しました。

 

また、日本を代表するスポーツトレーニングキャンプ地としての宮崎県の特色にも焦点を当てました。恵まれた気候や充実した施設により、国内外のトップアスリートが県内で合宿をしているほか、今年開催されるラグビーワールドカップ日本大会や2020年の東京オリンピック・パラリンピックに際して、計4か国/地域の代表チームが宮崎県で合宿を行うことが決まっています。

 

◎取材先の詳細についてはこちらのプレスツアー案内をご覧ください。



<取材時の様子>


【1日目】


1.刀匠 松葉 國正さん


日本を代表する刀剣職人である松葉國正さんの工房を訪れ、鋼を槌で叩いて火花を散らしながら鍛錬する工程など、伝統的な刀剣づくりの様子を取材しました。その技を次世代に伝えるために松葉さんが指導している若い弟子たちにもインタビューし、刀工の道を志したきっかけなどについて聞きました。さらに、武道家でもある松葉さんによる、日本刀を使った試し切りの様子も撮影しました。記者たちからは「迫力に圧倒された」など感嘆の声があがりました。

 

 

 

 

2.株式会社 日本武道宮崎 多田 竜三さん


宮崎に剣道具店を構える株式会社日本武道宮崎の代表・多田竜三さんの工房を訪れ、防具の修理を通じた海外の剣道選手たちとの交流や、多田さんをはじめ、地域全体が取り組もうとしている「武道ツーリズム」(日本政府が2018年から訪日外国人旅行者を対象に推進)について聞きました。さらに、剣道防具である「小手」を多田さんが手作業でつくる様子も撮影しました。記者たちは、「小手」の素材は何か、武道ツーリズムのターゲットとなる国はどこかなど、熱心に質問しました。

 

  

 

 

 

3.宮崎県総合運動公園(競技施設)


プロ選手やオリンピック選手がトレーニングを行う宮崎県の中核的なスポーツ競技施設である宮崎県総合運動公園を訪れました。同公園には、総面積154ヘクタールの敷地の中に、陸上競技場、野球場、サッカー場、ラグビー場、屋内プール、武道場など、様々な競技施設やトレーニング施設が揃っています。記者たちは、県関係者の説明を受けつつ、陸上競技場や‎宮崎県産杉を使ったドーム型のスタジアムを撮影しました。

 

  

 

 

 

4.剣道を学ぶ小学生の子どもたち


「宮崎洗心館道場」をはじめ、県内3つの剣道場で学んでいる子どもたちが合同で稽古をしていた武道館を訪れ、指導者である岩切辰美さんや子どもたち、保護者の皆さんにインタビューを行い、剣道が次世代に受け継がれている様子を取材しました記者は子どもたちに、剣道を始めたきっかけや、剣道をやっていてよかったことなどについて質問しました。取材後、記者たちからは「一生懸命剣道を学んでいる子供たちの姿がすばらしかった」「元気いっぱいの子供たちの様子が印象的だった」とのコメントが寄せられました。

 

    

 

 

 

2日目】


1.大浦酒造 株式会社 代表取締役 大浦晋一さん


伝統的な焼酎造りの姿を伝える「大浦酒蔵」を訪れ、焼酎づくりの様子を取材しました。大浦晋一社長から焼酎づくりの流れについて説明を受けたほか、サツマイモや酵母の種類を変えてユニークな味をつくり出すなど、家族経営の小さな蔵だからこそ可能な試みについても聞きました。また、蒸した米に麹菌を揉み込む、酒づくりで最も重要な工程も見ることができ、記者たちは熱心に撮影していました。韓国メディアの記者からは、韓国の焼酎との違いについても質問が出ました。

 

 

   

 

 

 

2.霧島酒造 株式会社


日本一の生産量を誇る焼酎メーカーである霧島酒造の志比田(しびた)工場を訪れた一行は、「焼酎神社」や焼酎製造工程を視察しました。さらに、製造過程で発生する廃棄物(サツマイモ残渣物等)からバイオガスを生産し、工場の燃料として利用し、さらに余剰のバイオガスで発電を行う、同社の循環型の酒づくりについて聞き、リサイクルプラントの外観を撮影しました。記者たちは、海外での焼酎製造計画の有無、各国・地域への輸出展望、リサイクルプラントの設置コストや、バイオガスで発電機を動かして発電した電力を電力会社に供給する際の売電価格ついてなど、熱心に質問をしていました。

 

  




3.青島(神話のふるさと)


宮崎を代表する景勝地である青島を訪れ、「鬼の洗濯板」と呼ばれる奇岩、日本には珍しい亜熱帯性植物群(国の特別天然記念物)、青島神社を取材しました。青島は、皇室の祖先とされる太陽神、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の曾孫が兄弟げんかや恋を繰り広げる神話の舞台とされており、1737年までは人々の立ち入りが禁じられ、霊域として崇められていました。記者たちは青島神社の宮司の説明を受けつつ、亜熱帯植物の色濃い緑と青島神社が織りなす神秘的な島内の風景を撮影しました。

 


  

 

 

 

4. 鵜戸神宮(武道の聖地)


最後に一行は、日本の剣術の源流のひとつが誕生したとされる鵜戸神宮を訪れ、宮司の説明を受けつつ取材しました。鵜戸神宮は、15世紀末に修行の旅をしていた剣術家、愛洲移香(あいす いこう)が、「陰流」を生み出した場所であると伝えられ、武道愛好家の聖地になっています。記者たちは、フランス剣道連盟ナショナルチームも訪れたという記念碑を視察しました。また、皇室の祖先神とされる天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫の瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の息子夫婦に孫が産まれたという伝説の舞台である鵜戸神宮について、宮司の説明や洞窟のなかに佇む社殿の視察を通じて取材しました。青い海に神社が面する雄大な風景に、記者たちは熱心にシャッターを切っていました。

 

 

 


◆本プレスツアーに関連する報道の一部をご紹介します

 

Le Monde (フランス新聞)

2019年6月3日 Les arts martiaux, nouveau maillon fort du tourisme au Japon

仮訳:武道が日本観光の新たな強い魅力に)


NurPhoto (イタリア/写真通信社)

2019年5月31日 Future In Traditions (写真39点配信)


Getty Images (米国/写真通信社)
2019年5月31日   Future In Traditions (写真38点配信)

SBS (韓国/TV)                                                   
2019年6月3日 수제 도검 장인과 손잡은 지자체…日 대세는 '테마 관광'
 (仮訳:手仕事の刀剣職人と自治体がタッグ――日本が力を入れる「テーマ観光」)

→上記SBSの転載
Zum News

新浪 (中国/オンライン)                                           
2019年6月1日 日本宫崎风俗独特的别样风情
(仮訳:日本の宮崎のユニークな文化)

環球時報 (中国新聞)

2019年6月19日 日本“工厂游”有待挖掘 1
2019年6月19日 日本“工厂游”有待挖掘 2

2019年6月19日 日本“工厂游”有待挖掘 3

(仮訳:これから発掘されるべき、日本の「工場見学」)

FPCJとは
取材協力
取材に役立つ情報
活動の記録
外国への情報発信