概要
・今年の環境危機
・今年は北米で30分と大幅に時刻が戻り、他のほとんどの地域で
・危機時刻を決める上で念頭に置いた項目は2011年以来一貫し
・脱炭素社会への転換、気候変動の改善に関し、「人々の意識」、
・SDGsの中で、「貧困をなくそう」、「人や国の不平等をなく
・日本のSDGsの取り組み、2030年の達成度が最も高いと思
I 環境危機時計®~人類存続の危機に対する認識
I-1 環境危機時計®の時刻
・世界の環境危機時計®は、過去3年、9時46~47分と高い危
・調査した地域の中で、今年、2地域で針が進み、7つの地域・国
・最も針が戻ったのは北米で30分(10時33分→10時3分)
・北米は30分針が戻ったが、依然としてオセアニア、西欧に次い
・調査開始以降の世界全体の危機時刻の推移では、1996年以降
・日本は昨年から針が10分戻って9時36分となり、世界平均よ
・世界の環境危機時刻は、2011年以来針が進む傾向にあったが
I-2 回答者の年代層による環境危機時刻の推移 (2012年~2021年)
・全世代で危機意識は高まっているが、今年は環境危機時計®の針
・10年前には、20代、30代はそれ以上の世代よりも危機意識
・40代、50代、60代以上が示した時刻は、2016年から2
II 持続可能な開発目標 (SDGs)の達成可能性に関する認識
持続可能な開発目標 (SDGs)の達成可能性に関して、世界平均で見たときと、自分
・世界で2030年に達成度が高いと思う目標として、「13. 気候変動に具体的な対策を」が1位で多くの地域で選ばれている。
・世界で2030年に達成度が低いと思う目標は、「1. 貧困をなくそう」が圧倒的に多く選ばれ、これに「2. 飢餓をゼロに」、「10. 人や国の不平等をなくそう」が続き、これらの目標の実現は世界で
・自国・地域で2030年に達成度が高いと思う目標は、ばらつき
・自国・地域で2030年に達成度が低いと思う目標として「1. 貧困をなくそう」、「10. 人や国の不平等をなくそう」の二つを選ぶ地域が多かった。これら
・日本人が国内で2030年の達成度が最も高いと思う目標として
本調査は回答者から世界各国における環境問題の実情やご意見、改
*「2021年調査報告書」には、上記の他、地球環境の変化を示
●本年度の調査概要
調査時期:2021年4月から6月
調査対象:世界各国の政府・自治体、非政府組織(NGO/NPO
送付数: 31,806 (海外30,241、国内1,565)
回収数: 1,893
回収率: 6.0%
[お問い合わせ先]
公益財団法人旭硝子財団 顕彰事業部長 田沼敏弘
〒102-0081 東京都千代田区四番町5-3サイエンスプラザ2階
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