プレスツアー(報告)

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実施日 : 2009年07月22日

報告:2009年7月22日【栃木県大田原市プレスツアー】

投稿日 : 2013年08月24日

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世界的な不況に立ち向かう「地方の知恵」をテーマに、韓国、中国、ドイツ、ベトナムの4か国5名の記者が栃木県・大田原市を訪問しました。記者は、「持続可能で安定的な地域づくり」を進める同市の取り組みを取材しました。

 

一行は、先ず千保一夫市長から、産業構造のバランスをとりつつ、医療福祉、文化振興を軸にした「まちづくり」について説明を受けました。記者の質問は、世界的な不況の影響、少子高齢化対策、教育振興策など多岐に渡り、活発な質疑応答が行われました。

 

 

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その後訪問した(株)前田牧場では、代表者の前田昭氏より、同牧場の歴史と「循環型農業」を取材しました。記者は、1頭の牛から始まった前田牧場が、現在は2,000頭の牛を飼育し、堆肥を使った野菜作りやオリジナル製品を提供するショップを出すまでに成長していることに高い関心を示していました。

 

 

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昼食は、「東の四万十川」と呼ばれる那珂川を訪問し、鮎料理を堪能しました。食事の前に、増渕誠一 黒羽観光やな漁業組合常務理事より、清流那珂川に住む鮎の生態、江戸時代から続く「やな漁」について説明を受けました。記者は、実際に「やな漁」の仕掛けの上に立ち、鮎がどのように獲れるのか目の当たりにして、熱心にシャッターを切っていました。

 

 

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午後には、最先端技術を駆使した「デジタル屋台」と呼ばれる生産方式により世界市場で優位性を維持するJUKI(株)大田原工場を訪問しました。山岡修二 工場長より、同工場の取組みについて説明を受けたのち、実際にどのように「デジタル屋台」が機能しているのか見るために工場内を視察しました。記者は、匠の技のデジタル化、そして、機械と各個人の技能が組合わさってはじめて効率的な生産が可能となることに感銘を受けていました。

 

 

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最後に、地方経済を支える地場産業として不可欠な存在である創業400年の伝統を持つ金属加工業「株式会社 山形屋」を取材しました。加藤利勝 代表取締役より、同社の歴史や現状について説明を受けたのち、工場内を視察しました。記者は、時代のニーズに合わせて、江戸時代の刀鍛冶から現在の金属加工業に至るまで、同社が柔軟に変化してきた努力に感銘を受けた様子でした。

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