実施日 : 2010年05月20日 - 21日
報告:2010年5月20日~21日【静岡プレスツアー】
投稿日 : 2013年08月24日
緑茶には人間の健康に良い影響を与えるとされる成分が多く含まれ、その効果や効能が明らかになりつつあります。そうした中、「緑茶研究最前線と富士山麓のビオファーム」をテーマとした、静岡県との共催によるプレスツアーには、フランス、ドイツ、米国、台湾から6社7名の記者が参加しました。
ツアーではまず、JR静岡駅前の「しずおかO-CHAプラザ」を訪問、県関係者から、日本の荒茶産出額の4割以上を占める同県の緑茶の生産・消費状況、また今年10月に予定される第4回世界お茶まつりの概要などについて説明を受けました。その後、掛川市へ移動し、有機栽培やフランスなどへの輸出に積極的に取り組む松下園(掛川市)の茶畑と加工場を取材しました。
また、静岡県立大学では、カテキンの苦みや渋みを抑える研究など、新世代茶飲料と素材の開発について、掛川市立総合病院では、緑茶の生産と消費が盛んな同市における「長寿獲得コスト」の低さなどについて説明を受けました。さらに、富士山にも近い芝川町で、中山間地における有機農業の新しいビジネスモデルに取り組む「ビオファームまつき」も訪問しました。川勝平太知事や松井三郎掛川市長との懇談では、同県の魅力、高齢化する農業や耕作放棄地の問題などについて、盛んに質疑応答が行われました。