記者招聘事業(報告)

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実施日 : 2016年09月01日 - 03日

韓国プレス対象「九州プレスツアー」(記者招聘事業)

投稿日 : 2016年10月04日

2016年9月1日から3日まで、韓国の主要紙記者11名が来日し、熊本県と大分県で、熊本地震からの復興の現状、両県の観光や産品の魅力などを取材しました。

 

4月に発生した熊本地震の影響により、九州の経済にとって重要な韓国からの観光客が大幅に減り、現在も回復せずにいます。記者に九州の現状を見てもらい正確な情報を発信することで、落ち込んでいる韓国人観光客を呼び戻そうという経済産業省の事業で、当センターはその企画・運営を担当しました。

 

初日、福岡空港に来日した一行は、一連の熊本地震で大きな被害を受けた熊本県益城町、石垣が崩れるなどの被害があった熊本城を取材した後、熊本県の蒲島郁夫知事にインタビューを行いました。

 

二日目は、地震被害により休業を余儀なくされながら避難者を受け入れている南阿蘇村のレジャー施設「阿蘇ファームランド」、楼門や拝殿が倒壊した阿蘇神社を取材しました。その後は、黒川温泉と由布院温泉を訪問。両温泉が日本を代表する温泉地となるまでのあゆみや、今回の熊本地震による影響を取材しました。

 

最終日は、別府市を訪れ、日本一の湧出量を誇る別府温泉の魅力や、伝統工芸・別府竹細工、さらには最先端のロボットスーツを活用した別府のメディカルツーリズムを取材したほか、長野恭紘市長にもインタビューしました。最後に、大分を代表する酒蔵の一つである八鹿酒造(九重町)を訪れ、福岡空港から帰国しました。

 

参加記者からは、「益城町など一部を除き、想像よりも良い状況であることが分かった」、「九州の深い歴史と美しい場所に触れ、九州を理解する上で大きな助けになった」、「日本政府が熊本地震に素早く対応し、国民がそれを高く評価していることが分かった」などの感想が聞かれました。

   

くまモン

蒲島郁夫知事インタビューにはサプライズでくまモンも登場。蒲島知事は記者団に、落ち込んでいる韓国人観光客を呼び戻すために、読者に「熊本が元気である」ことを広く伝えて欲しいと伝えました。

 

熊本城

 熊本城では修復に向けた計画について聞きました。 

 

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 阿蘇神社の池浦秀隆氏は「神社は信仰を担うとともに、地域の文化的象徴、観光資源でもある。復興の象徴となるように再建させたい」と述べました。 

 

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 別府鉄輪温泉では竹でできた温泉冷却装置を取材しました。

 

 長野恭紘 別府市長

長野恭紘市長は、「今回の地震から、どうお客様の安全を確保するかの教訓を得た。災害に対して一番強い街、ノウハウを持っている街になった」と別府の安全性をアピールしました。

 

 

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