調査結果の詳細は「第31回地球環境問題と人類の存続に関するアンケート調査報告書」に発表すると共に、9月8日午前11時より財団ウェブサイトでもご覧頂けます。
https://www.af-info.or.jp/ed_clock/news/31.html
概要
・今年の環境危機時計の時刻は9時35分で、昨年より7分針が戻
・世界各地域の環境危機時刻を見ると、昨年に比べ北米、アフリカ
・危機時刻を決める上で念頭に置いた項目は2011年以来一貫し
・脱炭素社会への転換、気候変動の改善に関し、「政策・法制度」
・SDGsの中で、2030年に達成度が低いと思う目標として、
・日本のSDGsの取り組み、2030年の達成度が最も高いと思
I 環境危機時計®~人類存続の危機に対する認識
I-1 環境危機時計®の時刻
・世界の環境危機時計®は、2011年以来、進む傾向にあったが
・世界各地域の環境危機時刻を見ると、昨年に比べ太平洋に面した
・北米、オセアニア、西欧は10時台であり、高いレベルの危機意
・調査開始以降の世界全体の危機時刻の推移では、1996年以降
・日本は昨年から針が3分戻って9時33分となり、世界平均より
・世界の環境危機時刻は、2011年以来針が進む傾向にあったが
I-2 回答者の年代層による環境危機時刻の推移 (2013年~2022年)
・今年は60代以上のみ環境危機時刻が進み、20~50代では前
・20 代、30 代の環境危機時刻は、2013年の9時1分から上昇傾向にあり、
・中国は回答者数が多く、その回答者の9割近くを占める20代、
II 危機時刻記入にあたって念頭においた「地球環境の変化を示す項目
本調査は、危機時刻を決める上で、次の「地球環境の変化を示す9
地球環境の変化を示す9項目:
1. 気候変動、2. 生物圏保全性(生物多様性)、3. 陸域系の変化(土地利用)
4. 生物化学フロー(環境汚染)、5. 水資源、6. 人口、7. 食糧、8. ライフスタイル(消費性向)、
9.社会、経済と環境、政策、施策
II-1 地球環境の変化を示す9項目の加重平均選択率
・危機時刻の記入にあたり念頭においた項目の選択率について、世
II-2 危機時刻の順位
・世界全体の「地球環境の変化を示す項目」を環境危機時刻順に並
・特徴的なのは、これまで「生物圏保全性(生物多様性)」の時刻
III 環境問題への取り組みの改善の兆し ―パリ協定、SDGs採択(2015年)以前との比較
環境問題への取り組みの改善の兆しとして、①「一般の人々の意識
(「全く進んでいない」を「-2」、「どちらかといえば進んでい
III-1 脱炭素社会への転換の進み具合に関する認識
・脱炭素社会への転換については、どちらかといえば進んでいるが
III-2 気候変動の改善の兆しに関する認識
・改善の兆しがある項目として最も多く選ばれたのは、「気候変動
・「気候変動」について、回答者は政策、法制度(0.75)や社
IV 持続可能な開発目標 (SDGs)の達成可能性に関する認識
持続可能な開発目標 (SDGs)の達成可能性に関して、世界平均で見たときと、自分
・世界で2030年に達成度が高いと思う目標として、「9.産業
・世界で2030年に達成度が低いと思う目標として、「1.貧困
・自分の住む国・地域で2030年に達成度が高いと思う目標とし
・自分の住む国・地域で2030年に達成度が低いと思う目標とし
「10.人や国の不平等をなくそう」、「13.気候変動に具体的
・日本人が国内で2030年の達成度が最も高いと思う目標として
本調査は回答者から世界各国における環境問題の実情やご意見、改
●本年度の調査概要
調査時期: 2022年4月から6月
調査対象: 世界各国の政府・自治体、非政府組織(NGO/NPO)、
送付数: 25,770
(海外23,997、国内1,773)
回収数: 1,876
回収率: 7.3%
[お問い合わせ先]
公益財団法人旭硝子財団 顕彰事業部長 田沼敏弘
〒102-0081 東京都千代田区四番町5-3サイエンスプラザ2階
Tel: 03-5275-0620 e-mail: post@af-info.or.jp URL: https://www.af-info.or.jp
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画像(左から):
① 環境危機時刻
② 世界各地域の環境危機時刻