日本発・注目のプレスリリース

  • Facebook
  • Twitter
  • Print

ご当地嚥下食WORLD

[シンポジウムご案内] 超高齢社会を支える“日本の嚥下食(えんげしょく)”

2017年08月16日

超高齢社会を支える“日本の嚥下食(えんげしょく)”
外国メディア・在日大使館向け シンポジウム開催

ご当地嚥下食WORLD事務局は、2017年2月3日(金)、外国メディア・在日大使館に向けた「嚥下食WORLDシンポジウム」を開催します。いちはやく超高齢社会を迎えた日本では、加齢や疾患が原因で起こる「嚥下障害者」が増えています。嚥下障害は、食べられるものが制限されるため、それに伴い、「誤嚥性肺炎」「低栄養・脱水」「食べる楽しみの障害」という問題が生じ、生きる体力・気力を失ってしまうことに繋がるといわれています。摂食・嚥下障害による「食」の問題は、加齢とともに誰にでも起こり得ます。日本では、栄養摂取の方法として、「口から食べること」を最期までサポートする動きが進んでいます。「嚥下食」は、日本国内だけではなく同じ課題を抱える世界各国においても高齢社会を支える「食」のヒントになると考えます。

 

【概要】

■日時:2017年2月3日(金)14:00~17:30(受付13:30~)

■場所:公益財団法人フォーリン・プレスセンター会見室

(東京都千代田区内幸町2-2-1日本プレスセンタービル6階)

■名称:嚥下食WORLDシンポジウム

~食べることをあきらめていたあの人へ “嚥下食”で口から食べる喜びを最期まで~

■対象:外国メディア、在日大使館員、国内メディア、医療・介護関係者

■主催:ご当地嚥下食WORLD事務局

■特別後援:公益財団法人フォーリン・プレスセンター

■参加費:無料 ■言語:日本語(英語の同時通訳あり)

 

【プログラム】

第一部 14:00~15:35

■講演 「嚥下障害とは何か」 柴本勇(言語聴覚士/聖隷クリストファー大学 教授)

 ・高齢化に伴い増加する「嚥下障害」

 ・加齢により誰にでも起こりうる「嚥下障害」のサインとメカニズム

■嚥下食の調理実演・試食 飛澤美奈子(管理栄養士/ニュートリー株式会社)

 ・日本独自で進化した「嚥下食」の作り方を実演・試食

 

第二部 15:45~16:15

■トーク・セッション 「世界に伝えたい『嚥下食』の魅力とは?」

司会×松浦弥太郎(雑誌『暮らしの手帖』元編集長)

 ・「口から食べること」はなぜ大切か

 

第三部 16:15~17:15

■座談会 「“嚥下食”で口から食べる喜びを最期まで」

パネリスト

- 松浦弥太郎 - 丸山道生(医師/田無病院 院長)

- 武田俊彦(厚生労働省 医薬・生活衛生局長)

- 石田三千代(チャンネル・ニュース・アジア 日本支局長/シンガポール)

 ・「健康寿命」を延ばすために

 ・いち早く高齢化を迎えた日本の「嚥下食」の可能性と海外への展開

 

17:15~17:30 閉会、ネットワーキング

 

【開催の背景】

加齢や疾患により、食べ物をうまく飲み込むことが困難になる「嚥下障害」。飲み込みが難しくなったときに必要になるのが「嚥下食」です。「嚥下食」は、医療・介護従事者の20年以上にわたる研究と工夫によって進化してきました。それは「召し上がれないなら、召し上がれるようにしよう」という日本人のホスピタリティの集大成ともいえます。いまでは、病院や介護施設を中心に、飲み込みやすさはもちろん、見た目も、味も、温かさも、普通の食事と変わらない「嚥下食」の導入が進んでいます。ペースト状のミキサー食やきざみ食が病院・施設で提供されていますが、さらにひと 手間かけて、普通食の見た目により近づけた「嚥下食」が注目されています。

https://fpcj.jp/useful/wjn/p=51328/)。

 

嚥下食WORLDシンポジウムでは、「健康寿命」を伸ばすための一案として「“嚥下食”で口から食べる喜びを最期まで」にフォーカスします。第一部は、高齢化とともに増える「嚥下障害」の身近さ、生きる気力につながる「嚥下食」について知り、実際に作り方を見た後、試食していただきます。第二部では、日本人にとって、「口から食べる」とは何かを考えます。第三部では、社会保障費を軽減するために、「口から食べる」の方針を掲げる行政、今後、医療・介護現場が在宅現場へとシフトしていく中で介護の担い手となる生活者、医療現場における“栄養療法”の重要性を熟知した医師、海外に対して何を伝えていくべきか、を海外メディアの視点も交えながら座談会を行います。つきましては、ご出席・取材いただきたくご案内申し上げます。

 

---------------------------------------------------------------------

【申し込み方法】

以下の情報を1月30日(月)までにメールにてお送りください。

<メール宛先> sc@fpcjpn.or.jp (担当:高橋、深澤)

(1)参加者氏名:

(2)所属機関、大使館名:

(3)メディアの機関種別(新聞、雑誌、TV等):

(4)メディアの機関国籍:

(5)電話/FAX番号/E-mailアドレス:

(6)食事制限の有無(アレルギー・宗教上の理由による制限など):

(7)嚥下食に関する質問:

 

※登壇者のインタビューなどをご希望であれば、後日、個別に対応いたします。

※2017年2月9日(木)、都内で 「嚥下食レシピ大賞」の授賞式を行います

嚥下食の権威、金谷節子先生をはじめ、全国の病院・施設から嚥下食レシピを考案し、優秀な成績をおさめられた方々が一堂に会す場です。参加、取材をご希望であれば、個別に対応いたします。

---------------------------------------------------------------------

 

【お問い合わせ】

公益財団法人フォーリン・プレスセンター 広報戦略課(担当:高橋、深澤)

Tel: 03-3501-5251 Mail: sc@fpcjpn.or.jp

FPCJとは
取材協力
取材に役立つ情報
活動の記録
外国への情報発信