プレスツアー(案内)

一覧に戻る

実施日 : 2021年06月29日

東京都プレスツアー  ~文化の灯を消さない! オリパラ開催都市・東京のアートプロジェクト~

投稿日 : 2021年06月18日

東京都プレスツアー

 文化の灯を消さない! オリパラ開催都市・東京のアートプロジェクト




【取材テーマ】

東京都は、オリンピック・パラリンピックを契機に“芸術文化都市 東京”の魅力を世界に発信しようと、2016年から様々な文化プログラムを展開してきた。

東京都が主催する「Tokyo Tokyo FESTIVAL」は、オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるとともに、芸術文化都市 東京の魅力を伝える取組だ。美術、音楽、演劇、伝統芸能、舞踊、パフォーマンスをはじめとした多彩なジャンルのプログラムを東京の様々な場所で開催している。

本プレスツアーでは、夏に向けて、象徴的なプロジェクトが複数開催されるこの「Tokyo Tokyo FESTIVAL」の作品展示の現場を取材し、関係者や参加アーティストへのインタビューを行う。

(本プレスツアーは、東京都および公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催し、公益財団法人フォーリン・プレスセンターが企画・運営しています。)

 

 

 

【取材内容】

1.Tokyo Tokyo FESTIVAL概要説明

https://tokyotokyofestival.jp/

「Tokyo Tokyo FESTIVAL」は、オリンピック・パラリンピックが開催される東京を、芸術・文化の面で盛り上げる取組だ。なかでも東京都および公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催する「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」は、その中核を彩る事業であり、斬新で独創的な企画や、多くの人々が参加できる企画を幅広く公募し、国内外からの応募総数2,436 件の中から採択した13件の事業で構成される。本プレスツアーで取材する「パビリオン・トウキョウ2021」および「東京大壁画も、「TokyoTokyo FESTIVAL スペシャル13」に含まれている。

東京都関係者から、Tokyo Tokyo FESTIVALの概要について説明を聞く。



 

2.パビリオン・トウキョウ2021

~新国立競技場の周辺エリアを中心に、都内9か所に建物やオブジェが出現~

https://paviliontokyo.jp/  

「パビリオン・トウキョウ2021」は、世界にまだ知られていない日本文化の魅力を世界に伝えるためのプロジェクトで、世界で活躍する日本人の建築家6名とアーティスト2名が設計したそれぞれ独自のパビリオンを、新国立競技場周辺エリアを中心に設置し、未来の建築やアートとして紹介するというものだ。

それぞれの建築家やアーティストたちが東京の未来への願いを込め、表現し、制作した9つのパビリオンを、地図を片手に宝さがしのように、また散歩のかたわら巡ることができるように工夫がされている。新型コロナウイルス感染拡大により世界が大きく変化しようとしている2021年夏、このプロジェクトは「生きている東京」を多くの人々に実感してもらい、東京の新たな物語を創ることを目指している。

本プレスツアーでは、以下3か所のパビリオンを訪問し、関係者に企画のコンセプト等について話を聞く。また、パビリオン「茶室『五庵』」および「東京城」では、制作者(建築家/アーティスト)にインタビューする。

 

 

(1)パビリオン:「茶室『五庵』」

設計:藤森照信

「茶室『五庵』」は3mほどの高さにつくられた広さ4畳半ほどの茶室で、大きな開口部からは建築家 隈研吾氏らが設計した国立競技場や都心の風景を眺めることができる。「五庵」の基壇は芝生で覆われ、茶室の外壁には「焼杉」が使われている。また、内部天井には漆喰が塗られた上に炭の小片が埋め込まれている。日本の伝統的外装材が取り入れられた、伝統とフリースタイルが融合した新しい形の茶室の姿だ。「東京オリンピックに合わせて茶室を作ろう。茶室は世界にも類を見ないビルディングタイプとして多くの人に見てもらいたい」という想いが込められたパビリオンである。

設計者の藤森照信氏は、近代建築史・都市史研究を経て1991年に「神長官守矢資料館」の設計で建築家としてデビュー。土地固有の自然素材を多用し、自然と人工物が一体となった姿の建物を多く手掛けており、代表作として自邸の「タンポポハウス」などがある。また、『藤森照信の茶室学 日本の極小空間の謎』(六耀社)をはじめとした茶室文化に触れた著書を多く発表しており、今回の「五庵」のほかにも「空飛ぶ泥船」、「高過庵」、「低過庵」などユニークな茶室を設計している。

茶室「五庵」 設計:藤森照信 〈本プロジェクト案〉

藤森照信

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2)パビリオン:「東京城」

作:会田誠

段ボールでつくられた高さ約8mの城と、ブルーシートで造られた高さ約4mの城。「東京城」は、でこぼこコンビのように対を成して制作されるこの2つの城だ。オリンピック、パラリンピックという華やかな祭典を開催する日本は、一方でこの25年で大震災や原発事故、地下鉄サリン事件、経済の長期低迷などに直面し、今はコロナ禍のなかにある。今回のパビリオンの素材に段ボールとブルーシートを選んだ会田誠氏は、強調したいのは恒久性とは真逆の仮設性、頼りなさ、ヘナチョコさ──しかしそれに耐えている健気に建つ姿なのだという。会田氏は「どうなるか、やってみなければわからない。一か八か作ってみる。それを現在の日本──東京に捧げたい」と述べている。

制作者の会田誠氏は、奇想天外な対比や痛烈な批評性を提示する作風で、幅広い世代から圧倒的な支持を得ている現代アーティストだ。平面作品に限らず、彫刻、インスタレーション、都市計画、パフォーマンス、映像、小説や漫画の執筆など、その表現活動は多岐にわたる。主な展覧会に「バイバイキティ!!!-天国と地獄の狭間で- 日本現代アートの今」(ニューヨーク、2011年)や「天才でごめんなさい」(森美術館、2012年)などがある。

東京城 作:会田誠 〈本プロジェクト案〉 
撮影:宮島径 
© AIDA Makoto Courtesy of Mizuma Art Gallery

会田誠
Courtesy of Mizuma Art Gallery

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(3)パビリオン:「木陰雲」

設計:石上純也

石上純也 
©CHIKASHI SUZUKI

「木陰雲」は、昭和2年(1927年)に建てられた邸宅「旧山口萬吉邸」(現kudan house)の美しく古い庭に、2021年の夏期限定で出現する日除けだ。この新しい日除けが「新築であるにも関わらず、はじめから古さを含み持つようにと考えた」という設計者の石上純也氏は、杉板の表面を焼き、炭化させることで耐久性を高める日本の伝統的外装材「焼き杉」の技術を用いた。焼かれて真っ黒になることで、新しい木造の構造体は歴史ある風景に溶け込む。この日除けが、昭和初期にはまだ存在していなかった周囲の高層建築を覆い隠し、日除けに開けられた無数の穴からの無数の光の粒が、樹木からの木漏れ日と混ざり合う。訪れる人々はこの庭のなかに流れる古い時間とともに過ごすことができるのだ。

石上氏は、日本建築学会賞、第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞などを受賞しており、日本国内のみならず海外からも高い評価を得ている。主な作品に「神奈川工科大学KAIT工房」、「サーペンタイン・パビリオン2019」、アート・ビオトープ那須の「水庭」などがある。2018年、パリのカルティエ現代美術財団で大規模個展「石上純也 自由な建築」展を開催した。

 

 

木陰雲 設計:石上純也 〈本プロジェクト案〉

 

 


  




 

 

 



 

3.東京大壁画

~東京・丸の内。大都会のど真ん中に出現する世 界最大級の巨大アート壁画~

http://www.tokyodaihekiga.jp/ 

「東京大壁画」は、東京・丸の内のランドマークである丸ビル、新丸ビルのガラス壁面を一対のキャンバスに見立てて、高さ約150m、横幅約35mの巨大壁画アート2作品を展示するプロジェクトだ。「日本中・世界中から熱い視線が注がれる2021年夏の東京に世界最大級のパブリックアートを掲げ、FESTIVALのシンボルメッセージにしたい」という想いから企画されたこの大壁画は、国内はもとより国外においても過去に例がない総⾯積7000㎡以上のアートの壁面展示 だ。この巨大壁画アートを手掛けるのは、1964年東京オリンピックのデザインチームの一員として活躍し、 長きにわた り日本の美術界を牽引してきた世界的アーティストの横尾忠則氏と、 その娘であり画家として注目を集める横尾美美氏の2人だ。親子での初めての大規模競作となる今作の企画コンセプトは「宇宙 COSMO POWER。宇宙生命の大きなうねり=エネルギーを表現すべく、丸ビルの壁面(総面積3,371㎡)には“火(ignis)”をテーマとした美美氏の作品が、 新丸ビルの壁面(総面積4,381㎡)には“水(aqua)”をテーマとした忠則氏の作品が展示される。展示は、2人が手掛けた巨大な絵柄をそれぞれ100枚以上に分割して1枚あたり約3㎡のシートにし、それを1枚ずつ約2か月かけて丸ビル・新丸ビルのガラス壁面に貼り付けるかたちで行う。全353シート(丸ビル113シート、新丸ビル240シート)の貼り付けは7月17日までに完了する予定だ。この企画は、新型コロナウイルス感染拡大によって1年間の延期を余儀なくされたが、東京から世界へ、現在から未来へと届く、全てを超越するようなエネルギーを包含するテーマが設定された。

丸ビル、新丸ビルを訪問し、大壁画を見学。また、同企画のクリエイティブ・ディレクター細川直哉よりコンセプトや制作にかける想いについて、話を聞く。

 

 

 

【実施要領】

1.スケジュール:

※日程は調整中のものであり、予告なく変更になる可能性があります。

<6月29日(火)>

09:30

日本プレスセンタービル前 出発

10:00-11:15

Tokyo Tokyo FESTIVALイベント趣旨、概要説明/

パビリオン「木陰雲」

11:45-13:00

パビリオン「茶室 『五庵』」

13:00-13:50

昼休憩

14:00-15:00

パビリオン「東京城」

15:30-17:00 

「東京大壁画」

17:30

日本プレスセンタービル着、解散


2.参加資格:外務省発行外国記者登録証保持者

 

3.参加費用:無料

*昼食は各自でとっていただきます。

 

4.募集人数:7名(各社ペン1名、カメラ1名、TVは1社2名まで)

※申し込み人数が7名を超えた場合は、国別の参加者数に上限を設定することがあります。

 

5.FPCJ担当:取材協力課 石角、吉田

(Tel:03-3501-3405、E-mail: ma@fpcjpn.or.jp)

 

6.新型コロナウイルス感染症に関する対応について:

参加者は、ツアー開始前の検温、ツアー中のマスクやフェイスシールドの着用、手洗い・アルコール消毒など、主催者の指示に従ってください。また、次の事項に該当する場合はご参加いただけません。

(1)ツアー参加前に検温を実施し、37.5度以上の発熱が確認された場合

(2)本ツアー実施日以前2週間において、発熱や咳、喉の痛みなど風邪の症状、嗅覚や味覚の異常、倦怠感や息苦しさ、体が重く感じる、疲れやすい等体調に異変を感じたことがある場合

(3)本ツアー実施日以前2週間において新型コロナウイルス感染症陽性とされた方と濃厚接触がある場合

(4)同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合

(5)本ツアー実施日以前14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航歴または当該在住者との濃厚接触がある場合

 

7.備考:

(1)本プレスツアーは東京都および公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催し、公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)が企画・運営を担当しています。

(2)本ツアーの内容は、予告なく変更になる可能性があります。

(3)営利を目的とした事業ではありません。

(4)東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、およびFPCJは、ツアー中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して一切責任を負いません。

(5)写真・TV撮影に関しては、担当者の指示に従ってください。

 

FPCJとは
取材協力
取材に役立つ情報
活動の記録
外国への情報発信