プレスツアー(案内)

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実施日 : 2005年12月15日

地球深部探査船「ちきゅう」プレスツアー(12月15日午前中)

投稿日 : 2013年08月23日

~人類未踏の地球深部への挑戦~

 

申し込み状況:12月12日現在、募集定員(20名)に達しましたので、これからのお申し込みはキャンセル待ちとなります。今後、参加者のキャンセルが発生し、本ツアーにご参加いただける場合は、12月14日(水)17:00までにFPCよりご連絡致します。

 

 

11月26日、惑星探査機「はやぶさ」は地球から3億キロ離れた小惑星イトカワへの着陸し表面の岩石試料採取に成功。日本の宇宙探査計画が新段階に入ったことを印象づけた。一方で、人類未踏の「地球深部」への挑戦も始まっている。海底下7,000メートルを堀り抜き、世界で初めてマントルの物質採取を目指す。

 

企画協力:
(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)地球深部探査センター
三菱重工業株式会社・横浜製作所
取材内容

 

 

 

海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」 >> Link
は水深2,500メートルの深海域で、海底下7,000メートルを掘り抜く能力を備えた最新鋭の科学掘削船。全長210メートル、総トン数は5万7087トンで大きさでは世界最大を誇る。船底から掘削用の「やぐら」(デリック)までの高さは130メートルで、32階建てビルに匹敵する。

 

掘削方法は海洋石油掘削で用いられている「ライザー方式」を、科学研究用に始めて導入した。船と海底面下に掘られた孔井をライザーパイプと噴出防止装置を用いてつなぎ、泥水循環を行いながらより深い深度を掘削していく。船内には、全4デッキからなる研究区画(総床面積2300㎡)があり、掘削したコア(柱状試料)を裁断、サンプル採取、非破壊画像撮影、CT分析等を行う施設を備える。

 

「ちきゅう」による掘削は、日米欧など15カ国が参加する統合国際深海掘削計画(IODP)の一環として実施されるが、この中で日本はその技術力を活かして主導的立場を取ることを目指している。過去46億年の地球の歴史で繰り返されてきた隕石衝突、地震、火山噴火、津波、最近ではエルニーニョ現象が原因とされる地球規模の異常気象の発生など、大自然の現象の解明に向けて、この「ちきゅう」プロジェクトにより人類未踏の地球深部への挑戦が始まる。

 

本年7月に三菱重工業(株)によって建設が完了し、海洋研究開発機構に引き渡された

 

「ちきゅう」は現在日本近海にて試験運用を行っており、12月中旬に船体及び機器の保守作業のため、MHI横浜製作所に着岸する。このタイミングを捉え、地球深部掘削プロジェクトの概要及び2007年9月より開始される掘削調査の行程などのブリーフィングを受けると共に、停泊中の「ちきゅう」の外観及び内部を取材する。

 

実施要領

 

 

 

 

1)日時: 12月15日(木)

 

2)場所: 三菱重工業(株)横浜製作所

 

3)日程(予定):

 

07:50 東京・日本プレスセンター発(借上バスで移動)
車中にて、JAMSTEC担当者より
①「ちきゅう」取材スケジュール、及び同船上及び船内での取材ポイント説明
②JAMSTEC概要紹介ビデオ上映
08:50 三菱重工業(株)横浜製作所 本牧工場 着
09:00-09:15 岸壁指定区域から「ちきゅう」外観視察及び撮影
09:20 「ちきゅう」乗船
09:20-10:00 「ちきゅう」及び深海掘削プロジェクトの概要説明、及びQ&A(平朝彦・地球深部探査センター長)
10:00-11:00 「ちきゅう」船内視察及び撮影
11:10 本牧工場発(借上バスで移動)
12:10 東京・日本プレスセンター着

 

4)参加資格: 外務省発行外国記者登録証保持者

 

5)参加費用:1人1,000円(東京-横浜往復バス代)
*お支払い方法、キャンセル料等については参加者に通知します。

 

6)募集人数: 先着順20名(各社ペン1名、カメラ1名、TVは1社2名まで)

 

7)FPC担当: 小泉(Tel:03-3501-5070)

 

8)備考: 
(1)写真・TV撮影は一部制限があります。担当者の指示に従って下さい。
(2)海洋研究開発機構、三菱重工業(株)横浜製作所、及びFPCはツアー中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して、一切責任を負いません。

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