プレスツアー(案内)

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実施日 : 2019年03月19日 - 20日

案内:G20大阪サミットプレスツアー(大阪府・兵庫県)

投稿日 : 2019年04月08日

日本の経済を支える関西 

<ニッチ市場で輝くものづくり企業><先端防災技術で課題解決に挑む企業>

 

主要先進国と新興国の首脳等が一堂に会し、世界経済、貿易投資、開発など経済問題を中心に議論するG20サミット首脳会議が、今年6月28、29日に日本で初めて大阪で開催される。

世界経済の持続的な発展を支えるのは、たゆまない研究開発によって生み出された技術や製品で社会と市場のニーズに的確に応え、人々の生活や社会の安全安心に貢献する多様な企業の活躍だ。サミット開催地の大阪は、現存する世界最古の企業があり、江戸時代には「天下の台所」として全国の様々な産物が取引される物流・商業の拠点となり、日本経済の中心地のひとつとして繁栄してきた。現在、大阪を中心とした関西経済は日本全体の約2割の規模、名目GDP7,140億ドル(2015年)は他国と比較すると韓国(13,830億ドル)の半分、ほぼオランダ(7,580億ドル)と同じ。開業率は2016年以降2年連続で関東を上回り国内では最も高く、創造性に富むオンリーワン技術で存在感を示している企業が多い。


本ツアーでは、サミット開催を100日後に控えた大阪・関西(大阪府、兵庫県)を訪れ、ニッチな市場で圧倒的な存在感を示すものづくり企業や、阪神淡路大震災などの大規模災害の経験も活かして、新たな技術で課題の解決に挑む特色ある企業を訪問し、関西の活力を生み出す産業力の底力を取材する。

 

取材内容

 

<サミット会場>

大阪国際見本市会場(インテックス大阪)

G20サミットの会場となるインテックス大阪は1980年に埋め立てにより完成した咲洲(さきしま)と呼ばれる人工島に建設された西日本最大の国際見本市会場で、展示面積7万㎡を誇る。

誘致が決まった2025年大阪万博の会場である夢洲(ゆめしま)とは、夢咲(ゆめさき)トンネルで結ばれている。

インテックス大阪の内部を撮影する。その後、地上252メートルのさきしまコスモタワー展望台より、窓ガラス越しにインテックス大阪や夢洲を含む大阪のまちなみを撮影する。
※サミット会期が近くとインテックス大阪への入場規制かかることが予想されているため、本機会を利用しての撮影をおすすめする。

 

 

<ニッチ市場で輝くものづくり企業>

1. 株式会社金剛組

社寺建築会社である金剛組は578年創業、1440年の歴史を有し「現存する世界最古の企業」といわれる。四天王寺の建立のために朝鮮半島(当時の百済)から招かれた工匠3人のうち一人が初代当主金剛重光であり正大工として、四天王寺を護り、建替・修復を行ってきた。また明治時代以降からは日本全国の神社仏閣等の伝統的建造物の新築・改修を担ってきた。

金剛組には匠会(たくみかい)と呼ばれる総勢100名、8つの宮大工のグループがあり、それぞれ日本各地の現場で作業にあたっている。現場に入る前には、木材を無駄なく正確に加工し、美しい反りをつけために現寸大の図面を手で引くことが欠かせない。この図面を引くのには最低30年のキャリアを要するという。釘や金物に頼らないのも海外では見られない日本ならではの伝統的工法だ。

同社の関西加工センター(堺市)を訪れ、刀根(とね)健一代表取締役社長から同社の歴史と事業の社会的な意義、今後の展望などについて聞く。
米国のドキュメンタリー映画「Takumi: A 60,000 Hour Story On the Survival of Human Craft」にも昨年出演した宮大工の木内繁男棟梁の案内で、現寸大の図面や部材を加工する様子を撮影する。

  


2. ハードロック工業株式会社

大阪東部、人口50万人ほどの東大阪市は、約6,000もの工場が多種多様な製品を生み出しているモノづくりのまちとして知られる(都市別工場数では横浜市に次いで全国第5位)。可住地面積1㎢あたりの事業所数は約115と全国1位の事業所密度を誇る。大企業をトップに系列によるピラミッド構造ではなく、9割が独立した企業で個性豊かな製品を作り出しているのも特徴だ。

ハードロック工業は1974年の設立以来40年にわたって「世界一緩み止め効果が高いナット」を生産してきた「オンリーワン企業」だ。同社の創業者・若林克彦代表取締役社長が開発した「ハードロックナット」は二つの形状の異なる凹凸ナットで構成されており、クサビの役割を持たせた 凸ナットを凹ナットで締付けることで、強力なロック効果が発生する。ねじの緩みを防止する為、締め直しのメンテナンスが不要になり、またねじの緩みで発生するボルトの折損事故を未然に防止できるため、様々な場面で採用されている。

同社は従業員90人の中小企業ながら、「ハードロックナット」は日本をはじめ台湾、中国、英国などの高速鉄道車両、瀬戸大橋などの長大橋、米国のスペースシャトル打ち上げ台、東京スカイツリーなど様々なインフラや大規模建造物に採用され、その安全と先端技術を支え続けている。16両編成の新幹線に使われているボルトは約2万本。ハードロック工業は年間約2,500万セットのナットを販売し、年商21億円。現在は歯科用インプラントや人工衛星向けのねじを開発中で、航空機産業への参入も目標としている。

若林社長より、ハードロックナットのゆるみ防止の仕組みや、ロングセラー商品の開発経緯を聞く。また、ハードロックナットと他社製ナットを取り付けたボルトに振動を加え、ねじの緩みの評価をすることで、実際のゆるみ止め効果を取材する。

 

 

3. 川村義肢株式会社

大阪東部の大東市に本社を構える川村義肢。国内の義肢装具メーカーの多くが十数名程度の小規模な工房であるのに対し、同社は製造担当だけで160名ものスタッフを抱える業界最大規模の企業だ。

同社は、病気や事故で失った手足に代わる「義肢」、治療や予防、身体の機能回復をサポートするために用いる「装具」などをオーダーメイドで製作をしている。

リハビリを開始する時期を逸しないよう、スピーディかつ完成度の高いものが必要となるため、高い技術力と豊富な症例に向き合ってきた経験を活かして、義肢装具を完成・納品している。

また、過去の製作事例の中では、障がい者スポーツで使う道具やシートの製作にも携わっている。

開催が来年に迫る東京パラリンピックにおいても、出場を目指す8競技・約20名の選手のサポートを手掛けることになりそうだ。

川村慶(けい)代表取締役の案内で、同社の工場内での義肢装具の製作工程を取材する。また、パラカヌーで使用する艇のシート製作を手掛ける東京本社・山口慎司スタッフから、選手へのサポート体制などについて聞く。

 

 

<先端防災技術で課題解決に挑む企業>

1. モリタ

消防車世界3位のモリタは、はしご車の国内シェア約90%を誇る日本一の消防車メーカーだ。海外では、アジア諸国を中心にはしご車等を輸出している。

 

同社は110年以上の歴史の中で数々のアイデア消防車を生み出してきた。昨年は車いすのまま乗れるはしご車、災害現場で活躍する小型オフロード消防車などを開発。また、新たな消火の方法も独自開発している。窒素富化空気(NEA)システム搭載車は、災害現場の空気から窒素の濃度を高めた気体(NEA)を造って放出し、災害現場の酸素濃度を下げることで火炎の抑制し、火が付かない環境にすることができる。なお、放出するNEA濃度をコントロールすることにより、短時間であれば人体にほとんど影響がなく、かつ燃焼できない酸素濃度(12.5%)を維持することができる。水の確保が難しい災害時や、水による二次被害が危惧されるコンピュータールーム、電気設備などでの活躍が期待されている。

敷地面積約57,000㎡の広大な敷地で、日本で活躍する消防車の半数以上が生産されている三田工場(兵庫県)を訪れ、NEAシステムのデモンストレーションを通し、同社が独自開発した「窒素で消す」消火法を取材する。また、工場屋外で10階建てのビルの高さ(30m)まで伸びるはしご車や小型オフロード消防車を撮影する。

製造ラインを見渡せる見学用通路から、人の手で消防車が造りあげられている様子を撮影する。
※繁忙期を過ぎた時期の訪問となるため、当日の消防車の台数は写真より少ないことが予想される。

 

 


2. 音羽電機工業株式会社

災害の中でも落雷は様々な組織の生命線ともいえる電気機器等に甚大な被害を及ぼす危険性があり、落雷による損害のリスクヘッジ対策の重要性は増している。

音羽電機工業は70年以上前から雷対策製品を専門に研究・開発をしており、現在は配電用避雷器の国内シェア6割を占め、新幹線車両やあべのハルカスなどの建築物にも納入実績があるナンバーワン企業である。配電用避雷器とは、電柱などに取り付けられているセラミック製の製品で、落雷により電線を伝って侵入してくる非常に強い電圧や電流(雷サージ)を地中に逃す機能を持つ。高さ20m以上の建物に設置が義務付けられている避雷針は、雷の直撃から人や建物を守るのに対し、避雷器は、近隣に落ちた雷が電線や通信線などを伝い、建物内に流れ込んでくる異常な雷サージから電気機器類を保護することができる。

同社は避雷器の心臓部である酸化亜鉛素子の開発を自社で行うだけでなく、世界中で発生する大部分の雷を再現できる試験設備を独自開発しているため、お客様からの依頼を受けて雷に関する受託試験も行っている。これまでに小型旅客機MRJを開発する三菱重工業やその他機械メーカーなど様々な企業から依頼を受けている。

海外との取引は、世界十数カ国に酸化亜鉛素子を輸出しているのに加え、日本への留学生を通じて世界でも雷が多いとされるルワンダ共和国への技術協力をはじめ、避雷器の販売も視野にプロジェクトが始まっている。

雷ミュージアムにて、吉田修代表取締役社長より同社の製品のほか、これまでに雷対策で関わってきた建築物やインフラ設備などの紹介を受ける。
世界最大級の22万アンペアの電流が出力できる大電流試験設備で木片に強い電流を流し、その様子を視察する(撮影不可)。
また、避雷器に高電圧を流し、避雷器の効果を確認するデモンストレーションを取材する(撮影可)。

  

 

3. 日立造船

日立造船は造船業で培った鋼を加工する技術を応用し、100年以上も前から橋梁や水門を建設してきた。

同社は、その技術を防災分野にも拡げており、2009年に開発をスタートした陸上設置型フラップゲートは、津波や高潮、豪雨、洪水などによる水害対策の現場で活躍している。no energy no operation Rising Seawallの頭文字をとって「ネオライズ(neo RiSe)」と名付けられたこのゲートは、動力も操作も必要とせず、水の浮力と水圧だけで自ら立ち上がり、水の浸入を防ぐことが可能だ。平時には地面の一部として人はもちろん、トラックなどの車両の通行にも耐えうるため、邪魔にならない。駅や建物の入口等に設置される陸上用のゲートは、これまでに国内で約100基の納品実績があり、海外への販路拡大も視野に入れている。海底に設置するものについては、第1号基を岩手県から受注し、2020年の納入に向け、堺工場で製作を進めている。

堺工場の「Hitz防災ソリューションラボラトリー」を訪れ、約90トンの水を流すデモンストレーションを通じて、工場、オフィスビル、地下鉄の入り口を想定して設置された陸上設置型フラップゲートが流水により自力で立ち上がり、水を堰き止める様子を撮影する。

デモンストレーション動画:https://youtu.be/shPPhiZIyCQ

 

 

 

【実施要領】

  1. 日程

1日目:3月19日(火)

7:30-10:05

東京駅→新大阪駅(のぞみ11)

10:40-12:00

インテックス大阪(サミット会場)、咲洲庁舎(インテックス外観撮影)

13:50-15:20

金剛組

16:05-17:35

日立造船

 

三田市内(兵庫県)泊

 

2日目:3月20日(水)

8:30-10:30

モリタ(三田工場)

11:30-13:00

音羽電機工業

14:50-16:20

川村義肢

16:50-18:20

ハードロック工業

19:20-21:53

新大阪駅→東京駅(のぞみ52)

  1. 参加資格:外務省発行外国記者登録証保持者
  2. 参加費用:15,000円(全行程交通費、宿泊費、食費を含む)

*お支払い方法、キャンセル料等については参加者に通知します。

  1. 募集人数:10名(各社ペン1名、カメラ1名、TVは1社2名まで)

※申し込み人数が10名を超えた場合は、国別の参加者数に上限を設定することがあります。

  1. FPCJ担当:広報戦略課 佐藤彩子(Tel: 03-3501-5251 | E-mail: sc@fpcjpn.or.jp)
  2. 備考:

(1)本プレスツアーは2019年G20大阪サミット関西推進協議会が主催し、公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)が企画・運営を担当しています。

(2)本ツアーの内容は、予告なく変更になる可能性があります。

(3)参加者には経費の一部を負担していただいていますが、営利を目的とした事業ではありません。

(4)主催者とFPCJは、ツアー中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して一切責任を負いません。

(5)写真・TV撮影に関しては、担当者の指示に従ってください。以上

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