実施日 : 2008年10月16日 - 18日
報告:2008年10月16~18日【岩手プレスツアー】
投稿日 : 2013年08月22日
全国第2番目の広大な面積を有する岩手県の人口約8,000人の小さな町―平泉町と葛巻町―を訪問するプレスツアーを実施しました。イタリア、韓国、スイス、中国、フランス、米国、ニュージーランドの計7カ国・9名の記者が参加し、岩手の大自然を背景に住民が育んできた「自然との共生」をテーマに、この2つの町が掲げる大きな挑戦と課題について熱心に取材しました。
(写真:葛巻町・上外川風力発電所)
ツアー1日目は、今年7月に世界遺産登録「延期」の決議を受け、2011年の世界遺産登録を目指す平泉町を訪れ、世界遺産登録への取組みについて説明を受けるほか、平泉の文化遺産の中核となる中尊寺と毛越寺、平安時代から現代に伝わる漆器「秀衡塗」を取材しました。更に、達増拓也岩手県知事による記者会見も開催されました。平泉の貴重な文化遺産を再検証し、今後目指すべき方向について関係者にききました。(写真:特別許可のもと、中尊寺金色堂を撮影)
ツアー2日~3日目は、日本一の新エネルギーの基地として知られる葛巻町を訪れました。鈴木重男町長へのインタビューのほか、上外川高原風力発電所、畜ふんバイオガス施設等に加え、環境にやさしい循環型の暮らしを実践する「森と風のがっこう」(写真:吉成代表との懇談)、水車挽きの手打ちそばで地域活性化に貢献した「森のそば屋」を取材し、町民と町が一体となって進める「新エネルギー開発による町おこし」の成功事例と今後の課題について考察しました。