ピコ太郎さんの動画「PPAP」がギネス認定
投稿日 : 2016年11月04日
注目すべき海外メディアの日本報道
(10月28日~29日)
2016年11月4日
ピコ太郎さんの動画「PPAP」がギネス認定
SNS動画「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」の人気が海外でも話題となっているピコ太郎さんが、10月28日、東京・有楽町の日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見し、動画制作の裏話やヒットの要因を語った。リズミカルな音楽と簡単な英語の歌詞で構成された動画は、歌手のジャスティン・ビーバーさんが「一番好きな動画」と自身のSNSで紹介して人気に火が付き、10月19日付けの米国ビルボード週間総合チャートで77位にランクイン。会見では、ビルボードチャートのトップ100に入った「世界最短曲」としてギネス世界記録に認定されたことも発表された。
会見に参加した各国の外国メディアが、この日初披露されたPPAPの新しいパフォーマンス動画とともに、日本発の不思議な“現象”について報じた。AP通信(米国)は、28日付けで、ケン・モリツグ東京支局長の「“ペンパイナッポーアッポーペン”:日本で一気にヒット、制作費1000ドルで米国チャートで記録達成」を掲載。「インターネットってすごい!」という会見でのピコ太郎さんの言葉を引用し、動画がヒットする以前はほぼ無名だったピコ太郎氏の経歴にふれつつ、「日本のコメディアンであるピコ太郎氏は、世界的な成功に驚いた」と伝えた。ブルームバーグ(米国)は同日付けで、占部絵美記者らの「 “パイナッポーペン”動画でユーチューブで人気の日本人スター、ジャスティン・ビーバー効果で世界に目を向ける」を掲載、ヒットの背景について「ビーバーさんのツイートなどミラクルの連続があった」とのピコ太郎さんの言葉を伝えた。
ガーディアン紙電子版(英国)は、28日付けで、ジャスティン・マカリー東京特派員の「ペンパイナッポーアッポーペン:一気にヒットして米国ポップチャートで記録達成」を掲載。動画の斬新な歌詞は、日本の学校の英語の授業で教えられるフレーズを軽く皮肉っているとも解釈でき、8月末に公開された際は中学生たちの注目を集めたと報じた。イル・ソーレ・24オーレ紙(イタリア)は、29日付けで、ステファノ・カレール特派員の「ピコ太郎:新しいウェブ現象の小さな秘密」を掲載。タス通信電子版(ロシア)は、「ピコ太郎“PPAP”のロングバージョンをインターネットに公開」を載せた。
またアジアでは、ストレーツ・タイムズ紙電子版(シンガポール)が、28日付けでウォルター・シム日本特派員の「ペンパイナッポーアッポーペンが米国ビルボードチャートでベスト100入りした最短曲の世界記録に」を載せ、ピコ太郎氏がNHKのインタビューに対し、「人を笑顔にする、覚えやすい曲を書きたい」と答えたことなどを紹介した。
写真:FPCJ
<関連リンク>