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南シナ海における米中関係の緊張と日本 | 公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)

注目の日本報道

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南シナ海における米中関係の緊張と日本

投稿日 : 2015年11月02日

注目すべき海外メディアの日本報道

(10月27日~29日)

 

2015年11月2日

 

南シナ海における米中関係の緊張と日本について、各国メディアが報道

 

米国国防当局は10月27日(日本時間)、南シナ海の南沙諸島で中国が建設中の人工島周辺の12カイリ内の海域に、横須賀基地所属のイージス駆逐艦を派遣したと発表した。この人工島は、中国が自国の領有権を主張するために埋め立てを行っているもの。米国はこの行為に対して、この一帯が公海であり、中国の領土・領海とは認めないことを主張するため、「航行の自由作戦」と命名して作戦を強行したが、中国はこれに強く反発している。

 

この一連の流れについて、各国メディアも注目して報道している。BBC放送電子版(英国)は27日付けで、「中国、米国艦隊の南沙諸島通過を違法とみなす」を掲載。中国側は米国の駆逐艦の侵入は統治権を脅かすものであるとし、人工島の建設を通じて押し出してきた自分たちの主張への挑戦だと報じた。さらにこの動きは、同じく南シナ海の領土問題で中国と対立しているフィリピンや日本など東アジアの地域に歓迎されるものだとも論じた。また、27日付けで「米国の南シナ海での作戦、中国に釈明の余地を与えず」を掲載したガーディアン紙電子版(英国)は、今回の米国の行為は中国からの報復を招くものであり、それにより、米中関係悪化、さらには南シナ海をめぐる別の地域的紛争に発展する可能性があるとした。また、東シナ海における尖閣諸島をめぐる日本に対する中国への脅威に関しても触れ、安倍総理が沖縄の防衛を拡張して米国を支援して南シナ海の警備に関わっていること、英国との安全保障関係を強化していることを報じた。ニューヨークタイムズ紙電子版(米国)は27日付けで、「米国は南シナ海監視により同盟国を安心させる」を掲載し、米国はこの動きにより、日本、ベトナム、フィリピンの同盟国に対して、南沙諸島に人工島を建設することで、一方的に現状変更とする中国の行為に抵抗するとの再確認を行ったものと報じた。

 

オーストラリアン紙電子版(オーストラリア)は29日付けで、「南シナ海で巻き起こる冷戦の脅威」を掲載し、中国の関心は根本的には米軍をできるだけ領海から遠くに追いやることにあり、中国に向けられている米軍の行動―台湾や日本を中国の攻撃から守ること―を困難にするという軍事計画だと論じた。また、中国日電子版(中国)は29日付けの「南シナ海をめぐる緊張の最中に米軍高官が北京を訪問」で、11月1週目に米国太平洋軍のハリス司令官が訪中すること、「両国は相互の軍事交流を議題に、交流の強化こそが両国海軍の信頼関係の構築につながり、意図せぬ衝突の回避につながるとしている」というNHKの報道を引用して伝えた。

 

<関連リンク>

外務省「世界が報じた日本(海外主要メディアの日本関連報道)」

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/sekai/index.html

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