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ラグビーW杯で日本が南アフリカに歴史的勝利

投稿日 : 2015年09月25日

注目すべき海外メディアの日本報道

(9月20日~23日)

 

2015年9月25日

 

英国で開幕した2015年ラグビーワールドカップ(W杯)で、19日、初戦に臨んだ日本(世界ランキング13位)が、過去2回のW杯優勝を誇る強豪・南アフリカ(世界ランキング3位)を34対32で破る歴史的勝利を収めた。日本のW杯での白星は、1991年大会以来24年ぶり。2019年に日本で開催されるW杯に弾みをつける一勝となった。(※世界ランキングは19日現在)

 

開催国・英国を中心に、海外メディアが日本の勝利を驚きとともに伝えた。日本発のニュースでは、ガーディアン紙電子版(英国)が、20日付けで、ジャスティン・マッカリー東京特派員「『日本ラグビーの歴史を変える勝利』 世界が南アフリカの敗戦に驚いた」を掲載。日本の勝利は「スポーツ史上最大の番狂わせだった」とし、日本国内のスポーツ紙の報道ぶりなどを伝えた。また、2019年日本大会の開幕戦・決勝戦が予定されていた新国立競技場の建設が白紙撤回され、大会に向けた不安要素が取りざたされていることにふれ、南アフリカ戦の勝利は大会関係者にとって「またとないタイミングだった」とした。デイリー・テレグラフ紙電子版(英国)も、同日付けで、デメトリオ・ダニエール特派員らによる「ラグビーW杯:衝撃の日本、南アフリカに対する『おとぎ話』のような勝利の余韻にひたる」を掲載し、日本や英国の著名人によるツイートなど、インターネット上での反響の大きさを伝えた。

 

また、AP通信(米国)は、20日付け(東京発)で、ジム・アームストロング記者「日本、南アフリカに対するラグビーでの驚くべき勝利を祝う」を配信。「4年後に大会を主催する日本にとって、後押しとなる勝利となったことは間違いない」などと伝えた。AFP通信(フランス)は、第2戦のスコットランド戦を前に、23日付けで「ラグビー:W杯での南アフリカに対する歴史的勝利が、日本でラグビーへの関心を刺激する」を載せ、日本では南アフリカ戦の勝利後、野球やサッカーに比べて注目度が低かったラグビーへの関心が高まっていることを伝えた。こうした変化に韓国のメディアも注目し、朝鮮日報日本語電子版は、同日付けで、「韓国で注目度低いラグビーW杯、次回は日本でアジア初開催」のタイトルで、2019年の日本大会がアジアで初めての開催であることや、かつては韓国もアジア大会で優勝していたが、近年は日本に「実力面で圧倒されている」ことなどを伝えた。

 

<関連リンク>

外務省「世界が報じた日本(海外主要メディアの日本関連報道)」

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