注目すべき海外メディアの日本報道(2015年3月26日)
投稿日 : 2015年03月26日
注目すべき海外メディアの日本報道
(3月18日~3月23日)
平成27年3月26日
1.およそ3年ぶりに開かれた日中韓外相会談に各国メディアが注目
3月21日、日本・中国・韓国の外相がソウルで2012年4月以来約3年ぶりに会談し、3ヵ国の首脳会談を早期に開催できるよう引き続き努力することで一致した。3外相は、テロ対策や北朝鮮の核問題等における協力強化も確認した。また、これに先立ち、日中、日韓の個別の外相会談も行われた。
大手通信社の電子版は、それぞれ21日付で記事を掲載。ロイター通信(米国)は「韓国、日本、中国政府の外交トップが早期の首脳会談実現に向け合意」を報じ、AP通信(米国)、AFP通信(フランス)は、それぞれ、「歴史を巡る論争後、韓国、中国、日本が対話を再開」、「中国、日本、韓国が3年振りに外相会談を実施」を載せた。
ニューヨーク・タイムズ紙(米国)は20日付でマーティン・ファクラー東京支局長による「日本と中国、関係改善に向け僅かに前進」を掲載。ウォール・ストリート・ジャーナル紙電子版(米国)は21日付で「中日韓の外相が緊張緩和を模索」を載せた。フィナンシャル・タイムズ紙(英国)は、20日付でロビン・ハーディング東京支局長およびソウル・北京両支局の記者らによる「中国、日本、韓国が緊張緩和を試みる」を掲載した。
中国では、新華通信社英字電子版が21日付で「中韓日の外相、協力体制の強化を誓う」を掲載。人民日報日本語電子版は、22日付で「中日韓外相会談がソウルで開催 経済協力がハイライトに」、「日本は中日関係改善の勢いを大切にすることができるか?」と題する記事を載せた。韓国の中央日報日本語電子版は、23日付で「韓日首脳会談できずに『国交正常化50周年』記念日迎える可能性も」と題する記事を掲載。朝鮮日報日本語電子版は、22日付で「『慰安婦問題めぐる協議進展を』 半年ぶり韓日外相会談」、「韓中日首脳会談 年内開催は依然不透明」等と題する聯合ニュースの記事を転載した。
2.米国メディア、ミシェル米大統領夫人の初来日を報道
3月18~20日、米国のミシェル・オバマ大統領夫人が初来日した。滞在中は、東京で安倍昭恵首相夫人と日米共同行事に参加し、途上国の少女らに対する教育支援の重要性について講演したほか、天皇皇后両陛下とも面会するなどした。
米国メディアを中心に海外メディアの注目も高く、AP通信電子版は、18日付で「米国のファーストレディーが訪日し、少女らへの教育支援を訴える」を報じたのに加え、20日付で在京のエレーヌ・カーテンバッハ記者による「米国のファーストレディー、日本の古き文化を味わう」を掲載。ロイター通信電子版は、天皇皇后両陛下への面会や京都での寺院訪問の様子をビデオニュースでも配信した。ウォール・ストリート・ジャーナル紙電子版は、19日付で「ミシェル・オバマ夫人、ケンゾーのドレスで東京に到着」のほか、在京の関口陶子記者による「ミシェル夫人、米日両国による少女教育のためのイニシアチブを発表」を報じた。ワシントン・ポスト紙電子版も、同日付でアナ・フィフィールド東アジア総局長による「ミシェル・オバマ夫人、少女らの教育を阻む“不当な”障壁を非難」を載せた。
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外務省「世界が報じた日本(海外主要メディアの日本関連報道)」