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注目すべき海外メディアの日本報道(2014年10月10日)

投稿日 : 2014年10月10日

注目すべき海外メディアの日本報道

(9月27日~10月4日)

                                                                                         2014年10月10日

 

 

1.御嶽山噴火を巡る状況が、連日報じられる

9月27日、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山が噴火した。登山シーズン中の天候に恵まれた週末の昼近くというタイミングもあって、既に戦後最悪の死者数が確認されているほか、現在も行方不明者の捜索が続けられている。

 

大手通信社電子版は、噴火を速報。ロイター通信(米国)が東京発でアントニ・スロドコフスキー記者・斎藤真理記者による記事を掲載したほか、AP通信(米国)も在京の山口真理記者による情報を報じるなどした。その後も、各国メディアによって噴火や行方不明者の救助に係る状況が引き続き報じられており、米国では、CNNが複数の番組で関連する情報を伝えたほか、10月2日付で電子版に在京の小倉潤子記者による「悪天候が噴火した日本の火山での遺体回収に影響」を掲載。9月30日付ワシントン・ポスト紙は、アナ・ファイフィールド東アジア総局長による「日本の火山噴火で犠牲になったと見られる人々の数が36名に達する」などを報じた。ニューヨーク・タイムズ紙は、30日付でマーティン・ファクラー東京支局長による「日本の火山での救助活動、有毒ガスにより遅れる」を報じたのに加え、10月2日にも同支局長による長野県大滝村発の「日本で信仰の対象である山が噴火し、恐怖とパニックに包まれる」を載せた。フランスのル・モンド紙も、30日付でフィリップ・メスメール東京特派員による「御嶽山噴火:専門家、予見できず」を掲載。隣国・韓国でも、噴火発生以降、連日、KBSMBCなどの主要テレビ局が在京特派員によるリポートを放送した。

 

 

2.欧米メディアが新幹線開業50周年を報じる

10月1日、東海道新幹線が開業50周年を迎えた。フィナンシャル・タイムズ紙電子版(英国)は、同日付で稲垣佳奈記者による東京発の「日本の新幹線、50周年を祝う」を掲載。10月4日付エコノミスト誌(英国)も「日本の新幹線:何という驚くべき乗り物」を載せた。ル・モンド紙は、10月1日付で、フィリップ・メスメール東京特派員による「日本の鉄道の夢、新幹線」を報じた。また、CNNは同日放送の番組「News Stream」で開業50周年の話題を紹介した。

 

 

3.米英主要メディアが日米間のTPP協議の動向を報じる

9月24日、TPP日米閣僚級協議を終えた甘利明経済再生担当相がワシントンでメディアの取材に応じ、同協議では新たな進展が得られなかったと述べた。報道によれば、自動車と農産物の分野での両国間の隔たりが埋まらなかったとされる。ウォール・ストリート・ジャーナル紙電子版(米国)は、安倍総理が前日にニューヨークの外交問題評議会でTPP合意への決意を語ったことを踏まえ、在京の大辺暢記者による「力強い誓いの言葉にも関わらず、米国は『牛肉の問題はどこにいったのか?』と首をかしげる」を掲載。ワシントン・ポスト紙は、10月1日付でTPPへの勢いを回復する必要がある」と題する社説を載せた。また、4日付エコノミスト誌「膠着状態」と題する記事を報じた。

 

<関連リンク>

外務省「世界が報じた日本(海外主要メディアの日本関連報道)」

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/sekai/index.html

 

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