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<開催済>【シンポジウムのご案内】 超高齢社会を支える“日本の嚥下食(えんげしょく)”(2月3日(金))

投稿日 : 2017年01月13日

 【シンポジウムのご案内】

超高齢社会を支える“日本の嚥下食(えんげしょく)”

~“嚥下食”で口から食べる喜びを最期まで~


 ※このシンポジウムは、外国メディア、在日大使館を対象としています。

 

961ad5985467a25c3514f77e56452a71_sいちはやく超高齢社会を迎えた日本では、加齢や疾患により、食べ物をうまく飲み込むことが困難になる「嚥下障害者」が増えています。嚥下障害は、食べられるものが制限されるため、それに伴い、「誤嚥性肺炎」「低栄養・脱水」「食べる楽しみの障害」という問題が生じ、生きる体力・気力を失ってしまうことに繋がるといわれています。摂食・嚥下障害による「食」の問題は、加齢とともに誰にでも起こり得ます。日本では、栄養摂取の方法として、「口から食べること」を最期までサポートする動きが進んでいます。 

 

 

 

 飲み込みが難しくなったときに必要になるのが「嚥下食」です。いまでは、病院や介護施設を中心に、飲み込みやすさはもちろん、見た目も、味も、温かさも、普通の食事と変わらない「嚥下食」の導入が進んでいます。ペースト状のミキサー食やきざみ食が病院・施設で提供されていますが、さらにひと手間かけて、普通食の見た目により近づけた「嚥下食」が注目されています(https://fpcj.jp/useful/wjn/p=51328/)。

 

(2)ミキサー食、きざみ食、嚥下食を比較_4_ミキサー食:ステーキ (2)ミキサー食、きざみ食、嚥下食を比較_4_きざみ食:ステーキ (2)ミキサー食、きざみ食、嚥下食を比較_4_嚥下食:ステーキ

 

(2)ミキサー食、きざみ食、嚥下食を比較_3_ミキサー食:サーモンソテー (2)ミキサー食、きざみ食、嚥下食を比較_3_きざみ食:サーモンソテー (2)ミキサー食、きざみ食、嚥下食を比較_3_嚥下食:サーモンソテー

(左から:ミキサー食、きざみ食、嚥下食 (株式会社ニュートリー提供))

 

FotorCreatedビールやきとり嚥下食への理解促進の一環として、地域の郷土食を嚥下食にする取組を行っている「ご当地嚥下食WORLD事務局」では、2017年2月3日(金)、フォーリンプレスセンターにて、外国メディア・在日大使館に向けた「嚥下食WORLDシンポジウム」を開催します。シンポジウムでは、「健康寿命」を伸ばすための一案として「“嚥下食”で口から食べる喜びを最期まで」にフォーカスします。「嚥下食」は、日本国内だけではなく同じ課題を抱える世界各国においても高齢社会を支える「食」のヒントになると考えます。調理実演、試食の時間も設けています。ぜひご参加ください!

 

 

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■日時: 2017年2月3日(金)14:00~17:30(受付13:30~)
■場所: 公益財団法人フォーリン・プレスセンター会見室 

(東京都千代田区内幸町2-2-1日本プレスセンタービル6階)
■名称: 嚥下食WORLDシンポジウム~食べることをあきらめていたあの人へ “嚥下食”で口から食べる喜びを最期まで~
■対象: 外国メディア、在日大使館員、国内メディア、医療・介護関係者

■ 特別後援:公益財団法人フォーリン・プレスセンター
■主催: ご当地嚥下食WORLD事務局   ■参加費:無料 ■言語:日本語(英語の同時通訳あり) 

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 【プログラム】

13:30

受付開始

14:00~15:35

■講演「嚥下障害とは何か」 

柴本勇氏(言語聴覚士/聖隷クリストファー大学 教授)

・高齢化に伴い増加する「嚥下障害」 / 加齢により誰にでも起こりうる「嚥下障害」のサインとメカニズム

■嚥下食の調理実演・試食 

飛澤美奈子氏(管理栄養士/ニュートリー株式会社)

・日本独自で進化した「嚥下食」の作り方を実演・試食

15:45~16:15

 

 

■トークセッション「世界に伝えたい『嚥下食』の魅力とは?」

司会×松浦弥太郎氏(雑誌『暮らしの手帖』元編集長)

・「口から食べること」はなぜ大切か

16:15~17:15

■パネルディスカッション「“嚥下食”で口から食べる喜びを最期まで」

パネリスト:松浦弥太郎氏

丸山道生氏(医師/田無病院 院長)

武田俊彦氏(厚生労働省 医薬・生活衛生局長)

石田三千代氏 (チャンネル・ニュース・アジア 日本支局長/シンガポール)

・「健康寿命」を延ばすために /「嚥下食」の可能性と海外への展開

17:15~17:30

閉会、ネットワーキング

 

 <お申し込み方法> 本シンポジウムのご参加者募集は終了しております。

メール宛先  sc@fpcjpn.or.jp (担当:高橋、深澤)

以下の情報を1月27日(金)までにメールにてお送りください。

(1)参加者氏名:
(2)所属機関、大使館名:
(3)メディアの機関種別(新聞、雑誌、TV等):
(4)メディアの機関国籍:
(5)電話/FAX番号/E-mailアドレス:
(6)食事制限の有無(アレルギー・宗教上の理由による制限など):
(7)嚥下食に関する質問:

 

【お問い合わせ】
公益財団法人フォーリン・プレスセンター 広報戦略課(担当:高橋、深澤)
Tel: 03-3501-5251  Mail: sc@fpcjpn.or.jp

 

 

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