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高志の国文学館

【高志の国文学館】第3回大伴家持文学賞の受賞者の決定及び贈呈式の開催について

2023年07月07日

 富山県では、万葉集の代表的歌人の一人であり、国守として赴任した越中で数々の秀歌を詠んだ、大伴家持(718~785年)の生誕1300年を記念し、2017年に、世界の優れた詩人の業績を顕彰する「大伴家持文学賞」を創設しました。

 このたび、第3回の大伴家持文学賞について、選考委員会での審議等を経て、次のとおり受賞者を決定しましたので、ご案内します。

 

1 第3回大伴家持文学賞受賞者

 Jean-Luc Steinmetz(ジャン=リュック・ステンメッツ)

 ナント大学名誉教授、82歳、フランス出身

 主要著書『Et pendant ce temps-là...(そしてその間に)』(Le Castor Astral、2013年)

 

 (プロフィール)

1940年トゥ―ル市の生まれ。ナント大学名誉教授。15歳のころから詩を書きはじめ、『交差するこだま』L’Écho traversé(1968年)、『朝への自在な落下』Chute libre dans le matin(1994年)、『そしてその間に/十月の日本』Et pendant ce temps-là, suivi de Japon d’octobre(2013年)、『黙示録のほうへ』Vers l’Apocalypse(2022年)など、15冊ほどの詩集を上梓している。「十月の日本」は、東北大震災の7カ月後に、日本学術振興会の招きで清子(きよこ)夫人とともに訪れた傷痕深い日本の極私的スケッチであるが、また長年育んできた日本のイメージの表現でもある。

2008年、『外観は虎斑めいて』Le Jeu tigré des apparencesでアカデミー・フランセーズの「ポール・ヴェルレーヌ賞」を受賞、またその時点での詩業全体に対して「文人協会詩歌大賞」を授与された。多数の評論、旅行記を著しているほか重要詩人の伝記の著者としても知られ、1991年『アルチュール・ランボー伝、不在と現前のはざまで』(邦訳1999年)でアカデミー・フランセーズ賞を受賞、また1998年、『ステファヌ・マラルメ、絶対と日々』(邦訳2004年)で道徳政治アカデミーから「ピエール=ジョルジュ・カステックス賞」を、アカデミー・フランセーズから「アンリ・モンドール賞」を授与された。これまでに数度来日し、そのつど日本の主要大学で一連の講演を行なっている。

 

 (選考理由)

ジャン=リュック・ステンメッツは、数多くの充実した詩集があり、今日のフランス詩壇を代表する存在である。日本人女性を伴侶とし、日本滞在、日本的美学から受けた霊感を自身の詩の創造の糧としている。そして、その作品は平易かつ密度の濃い言葉で紡がれた結晶であり、第3回の本賞にふさわしいと評価された。

 

(選考対象者数)

125名(29の国と地域)の候補者から選考

 

2 第3回大伴家持文学賞贈呈式

 日時 令和5年7月16日(日)14:00~15:45

 会場 ANAクラウンプラザホテル富山(富山市大手町2-3)

 ※下記のYouTubeチャンネルより贈呈式の模様を生中継します。

    https://www.youtube.com/@user-kh4fg9kz8o 

 

3 お問合せ先

 高志の国文学館 

 E-mail: akoshinokuni@pref.toyama.lg.jp

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