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川崎市

「川崎浮世絵ギャラリー~斎藤文夫コレクション~」が12月3日にオープン

2019年11月25日

「川崎浮世絵ギャラリー~斎藤文夫コレクション~」が12月3日にオープン

 マネやゴッホなどヨーロッパの芸術家に影響を与えた浮世絵は、海外の美術館で多く所有されるなど、今でも世界中の人々を魅了しています。
 そんな日本を代表する芸術品である浮世絵を集めた「川崎浮世絵ギャラリー ~斎藤文夫コレクション~」が12月3日(火)にオープンします。

【浮世絵とは】 
 浮世絵とは江戸時代(1603年~1868年)の大衆文化として成立した絵画です。
 「浮世」とは「当世風な」という意味で、浮世絵で描かれる題材には、その時代の暮らしや流行などが反映されています。
 例えば、遊女を描いた美人画は現代のファッション誌、人気の観光スポットを描いた名所絵は旅行雑誌、歌舞伎役者を描いた役者絵はポスターやブロマイドのようなものとして、庶民の生活に身近なものでした。
当時、有名な絵師が描いた絵画は権力者や富裕層だけが楽しめるものでした。その後、木版画の技術が発達し大量生産され、安価な価格だったことから、大衆の娯楽へと発展していき、庶民に至るまで気軽に絵を楽しむことができるという世界でも稀な文化状況を生みました。

【ギャラリーの特徴】
●東京国際空港から最短15分
東京国際空港(羽田空港)からのアクセスがよく、キャラリーまで最短15分で来られることから、トランジットの合間に見学することができます。

●希少な作品を含む豊富なコレクション
このギャラリーでは、国内外で高い評価を受けている貴重な浮世絵のコレクションを、公益社団法人川崎・砂子の里資料館から無償でお借りし、展示します。特定の絵師やジャンル、時代に偏らない浮世絵の包括的なコレクションで、所蔵数は約4,000 点、希少性の高い浮世絵とされる絵師直筆の肉筆画(原画)も約100 点と充実し、「東海道五十三次」や「冨嶽三十六景」などの続き物が全作品そろっています。

【施設概要】
●施設名称: (対外的な名称)川崎浮世絵ギャラリー ~斎藤文夫コレクション~
     (正式名称)アートガーデンかわさき特別展示室
●所在地 : 川崎市川崎区駅前本町12-1 川崎駅前タワー・リバーク3階(JR川崎駅北口直結)
●面積 : 施設全体で約150 ㎡、うち展示スペースは約100 ㎡
●休館日 : 月曜日(休日の場合は翌平日)、12月29日~1月3日、展示替えの期間
●開館時間: 11 時から18 時30 分まで
●観覧料 : 500 円(ただし高校生以下、障がい者とその介護者1名は無料)

【開館日及び内覧会】
●開館日
 2019年12月3日(火)
●関係者及び報道機関等に向けた内覧会
 2019年12月2日(月)10時より
 ※詳細については、問い合わせ先にご連絡ください。

【展覧会開催予定】
●開館記念展 日本の宝 これぞ浮世絵名品展
開館記念展は、浮世絵の名品だけをセレクトし、版画約90 点、肉筆画約15 点の約105 点を展示します。菱川師宣、奥村政信、鈴木春信、喜多川歌麿など、浮世絵が誕生した17 世紀後期から、錦絵と呼ばれる多色摺りの技法が確立する18 世紀後期までの、浮世絵の歴史の前半を彩った作品の変遷をご覧ください。
会期:2019年12月3日(火)~2020年1月26日(日)

開館記念として同フロアにある「アートガーデンかわさき」でも肉筆画60点を展示します。開館から最長2週間の限定企画です。川崎浮世絵ギャラリーと合わせてご覧いただき、絵師固有の筆使いや色彩の多様性など、一作品一点の肉筆画ならではの魅力をご堪能ください。
① 2019年12月3日(火)~12月8日(日) アートガーデンかわさき第1~第3展示室
② 2019年12月10日(火)~12 月15 日(日)   〃     第1展示室


[お問い合わせ先]
 川崎市文化財団アートガーデンかわさき特別展示室準備担当 瀬戸
  TEL:080-8750-3991 (12月から)044-280-9511 FAX:044-200-3248

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