※この見学会は、外国プレスを対象にしています。
※本件は、千葉県が企画・主催し、FPCJが取材申込の取りまとめに協力しています。
千葉県は、「幕張新都心」の新たな動きを紹介する外国プレス向け見学会を開催します。
千葉県が東京湾を埋め立てて造成した地区である幕張新都心では、2020東京オリンピック・パラリンピックで7つもの競技が開催される予定です。そして、その幕張新都心の地下空間でいま、世界初となる全自動式の植物工場の操業がスタートしています。
今回の見学会では、幕張新都心を訪れ、地下空間で世界初の全自動植物工場を取材するほか、2020東京オリンピック・パラリンピックでレスリングなど7競技の競技会場となる「幕張メッセ」で、オリンピックに向けた千葉県の準備状況を取材します。
幕張新都心は、1989年に幕張メッセ(コンベンション施設)のオープンでスタートしました。522.2ヘクタールの敷地に、オフィスビル、教育・研究施設やホテル、商業施設、住宅地区などが整備され、複合都市として発展を続けています。
●全自動式地下植物工場「幕張ファーム“ベチカ”」
幕張新都心の地下には、電気、通信、水道等のライフラインを収容する施設である共同溝が総延長約7.6キロメートルに渡って広がっています。共同溝は幕張新都心の拡大を見越して広範囲に整備されましたが、景気低迷の影響で計画が進まず、一部のスペースが未利用のままとなっていました。
そこで、千葉県では、当面利用予定のない共同溝内スペースの有効活用を検討し、新しい産業づくりを進める県の方針を踏まえ、植物工場の事業化に取り組むこととしました。
2017年12月には、事業者として選定された伊東電機株式会社が、同社が開発した世界初の全自動式植物工場「幕張ファーム“ベチカ”」を地下の共同構内にオープンしました。ここで栽培されるレタスなどの植物はコンベヤーで運搬され、種まきと収穫以外の作業は全て自動で処理されています。
現在は試験栽培の検証期間中で、日産約200株の規模ですが、2020年までに日産5,000株を目指しています。
今回の見学会では、共同溝内へ入り、千葉県及び伊東電機株式会社から、事業の趣旨や施設概要、今後の課題等について聞くことができます。
※技術保護のため、栽培施設を直接撮影することはできません。施設の外からテント窓を通して見ることはできますので、予めご了承ください。(用意した画像をご提供致します。)
※「セル」と呼ばれる箱の中に入った状態のレタスを、テント外に取り出しますので、そちらは撮影頂けます。
【特長】
・未利用公共施設を先端的事業に有効活用した事例。
・地下は温度が一定で、空調設備が不要であるため、生育環境の維持にかかる電力コストを一般的な植物工場の約3分の1に抑えることができる。
・既存の共同溝を利用するため、工場自体の建設コストの削減が可能。また、東京等の大消費地に近いことから物流コストも抑制される。
・「セル」と呼ばれる箱状の閉鎖空間の中で栽培することで、光や空調エネルギーコストを削減できる。
・LED照明、養液循環等にIoT技術を活用し、セルごとに栽培条件を設定することが可能。
・地下において人が行う作業はなく、全自動栽培、全自動搬送。
●東京2020オリンピック・パラリンピック競技会場「幕張メッセ」
アジア有数のコンベンション施設であり、国際会議や世界的なスポーツイベントを数多く開催してきた幕張メッセは、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックで、レスリングやフェンシングなど7競技の会場となることが決定しています。
千葉県では、幕張新都心の複合都市としての魅力を活かして国内外からのお客様を迎える準備を進めています。
今回の見学会では、競技会場予定施設を見学し、施設管理者の株式会社幕張メッセ及び千葉県から、会場施設の概要やオリンピック・パラリンピックの準備状況等について聞くことができます。
<実施要領>
■実施日時: 2018年11月27日(火) 午後1時30分~午後4時30分
■集合時間および場所:午後1時30分、JR東日本 京葉線「海浜幕張駅」改札集合
※JR東日本「海浜幕張駅」へのアクセスは、東京駅から京葉線で約35分。
■実施場所: 幕張新都心・全自動式地下植物工場、幕張メッセ(千葉市)
<プログラム>
13:30 JR京葉線「海浜幕張駅」改札集合(往復交通費は参加者自己負担)
13:30~13:40 全自動式地下植物工場へバスで移動
13:40~15:00 ブリーフィング及び質疑応答、施設取材
・千葉県(企業土地管理局)
・伊東電機株式会社
15:00~15:10 幕張メッセへバス移動
15:10~16:20 ブリーフィング及び質疑応答、施設取材
・株式会社幕張メッセ
16:20~16:30 JR京葉線「海浜幕張駅」まで徒歩移動、解散
■参加費用: 無料
■募集人数: 10名程度(申し込み人数が10名を超えた場合は、国別の参加者数に上限を設定することがあります。)
■参加資格: 外務省発行外国記者登録証保持者
■言 語: 日本語(英語通訳者同行)
■備 考:
※写真・TV撮影に関しては、担当者の指示に従ってください。
※千葉県及びFPCJは、取材中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して、一切責任を負いません。また、内容は予告なく変更になる場合があります。
------------------------------------------------------------------
<取材申込方法>
【メール宛先】 sc@fpcjpn.or.jp (FPCJ広報戦略課)
(1)参加者氏名:
(2)所属機関名:
(3)機関種別(新聞、雑誌、TV等):
(4)機関国籍:
(5)電話/FAX番号/E-mailアドレス:
(6)携帯電話番号(当日連絡用):
(7)取材での質問事項:
*****************************************
<お問い合わせ先>
フォーリン・プレスセンター広報戦略課 担当:吉田
TEL: 03-3501-5251
Email: sc@fpcjpn.or.jp
*****************************************
写真(上段左から)
①上段左:幕張新都心(写真提供:千葉県企業土地管理局)
②上段中央:幕張ファーム“ベチカ”地上施設(写真提供:伊東電機㈱)
③上段右:(写真提供:伊東電機㈱)
④下段中央:(写真提供:㈱幕張メッセ)