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富山県

第3回大伴家持文学賞の候補者の募集について

2022年08月09日

 富山県では、越中において数々の秀歌を生んだ大伴家持の生誕1300年を記念して、2017年に、世界の優れた詩人の業績を顕彰する「大伴家持文学賞」を創設し、隔年で実施することとしております。

 このたび、第3回大伴家持文学賞の候補者の募集を開始しましたので、ご案内いたします。

 

■第3回大伴家持文学賞推薦要領

・趣旨:

2017年、越中において数々の秀歌を生んだ大伴家持の生誕1300年を記念して、世界のすぐれた詩人の業績を顕彰する大伴家持文学賞を創設しました。富山県民をはじめとする人々の心豊かな人生の創造に寄与することを目的とします。

 

・主催: 富山県

 

・後援: 外務省

 

・対象: 

世界において、優れた詩歌*の業績をあげた詩人。国籍・居住地は問いません。

日本との関わりの有無は考慮しません。

*詩歌とは、さまざまな形式をこえて、韻律を持つ言語表現を意味します。

 

・推薦方法: 各国の文学の専門家、詩歌に関する有識者、詩歌実作者等からの他薦による公募とします。

 

・推薦書式: 所定の推薦書により推薦願います。推薦書の様式は、高志の国文学館のホームページからダウンロードできます。

https://www.koshibun.jp/?tid=100509

 

・賞・賞金: メダル及び賞金200万円(日本円)

 

・受賞者: 1名

 

・募集期間: 2022年11月30日必着(郵送に限ります。)

 

・受賞者発表: 2023年5月

 

・贈呈式:

2023年7月に、受賞者を招聘し贈呈式を実施する予定です。また、受賞者には受賞記念講演もお願いする予定です。

 

・お問い合わせ: 日本語または英語にて、E-mailでお問い合わせください。

E-mail:  akoshinokuni@pref.toyama.lg.jp  

 

・推薦書送付: 下記の住所あてに郵送してください。

〒930-0095 富山市舟橋南町2-22 高志の国文学館 大伴家持文学賞事務局

 

 

■選考委員

エリス俊子  名古屋外国語大学教授、東京大学名誉教授(日本近代詩・比較文学)

亀山 郁夫  名古屋外国語大学学長(ロシア文学)

中西  進  国文学者、高志の国文学館館長

藤井 省三  名古屋外国語大学教授、東京大学名誉教授(現代中国語圏文学)

松浦 寿輝  詩人、作家、東京大学名誉教授(フランス文学)

和田 忠彦  翻訳家、東京外国語大学名誉教授(イタリア文学・比較文学)

 

 

■大伴家持文学賞創設の趣旨

 1300年もの長い間、読み継がれてきた『万葉集』。そこには貴族・皇族の歌や、名もない一般の人々の歌が4500首余収められ、どれもみな現代の私たちの心を揺さぶる歌ばかりです。

 その編纂に深くかかわった大伴家持は、天平18年(746年)、現在の富山県にあたる越中国に国守として赴任し、在任中の5年間に多くの秀歌を詠みました。越中の雄大で厳しくも美しい風土や四季折々の自然は、家持に都とは異なる新鮮な感動を与えました。

 家持を中心として越中で詠まれた歌や、越中の民謡などを総称する「越中万葉」は、富山で生まれた「ふるさと文学」の原点です。

 富山県は、「ふるさと文学」振興の拠点として、2012年に高志の国文学館を開館し、2017年、家持の生誕1300年を記念して、世界のすぐれた詩人の業績を顕彰する「大伴家持文学賞」を創設しました。この賞を通じて、家持の歌や越中万葉の魅力を世界に発信するとともに、国内外の人々の心豊かな人生の創造に寄与できることを願っています。

 

 

■これまでの受賞者

第1回受賞者 マイケル・ロングリー(詩人、北アイルランド)

第2回受賞者 北島(詩人、中国出身)

 

 

■富山県

 富山県では、北アルプス立山連峰など標高3000メートル級の山々や黒部峡谷をはじめとする世界に誇る山岳景観、蜃気楼の見られる“不思議の海”富山湾など、四季折々の変化に富んだ美しい自然を味わうことができます。

 富山県は、うるおいに富んだ豊かな生活を目指して、地域の多彩な文化活動を支援するとともに、世界に発信する芸術文化の振興などを進めています。

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