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公益財団法人 旭硝子財団

2021 年(第 30 回)ブループラネット賞 特設サイトを新たに開設 受賞者への特別インタビュー動画を公開

2021年12月01日

公益財団法人旭硝子財団(理事長 島村琢哉、所在地 東京都千代田区)は、地球環境国際賞であるブループラネット賞の特設サイト(https://www.af-info.or.jp/blueplanet/special2021/)を新たに開設し、2021年(第30回)受賞者の特別インタビュー動画を公開いたしました。


本年度の受賞者は、短寿命気候汚染物質(SLCPs)と呼ばれる二酸化炭素以外の汚染物質が非常に大きな温室効果をもたらすことを発見し、自身で統括した褐色雲(ABCs)に関する国際現地プロジェクトを通して、ブラックカーボンの気候への影響を明らかにしたヴィーラバドラン・ラマナサン教授(米国)と、SDGs(持続可能な開発目標)の源流の一つともなった統合的、学問横断的であり、開発の問題を経済、環境、社会の3つの観点からとらえる「サステノミクス」の考え方を創出したモハン・ムナシンゲ教授(スリランカ)の2名です。


本賞は、地球環境の修復を願い、地球サミットが開催された1992年(平成4年)に設立され、地球環境問題の解決に関して社会科学、自然科学/技術、応用の面で著しい貢献をされた個人、または組織に対して、その業績を称える国際的な賞です。毎年原則として2件を選定し、受賞業績1件に対して、賞状、トロフィーおよび賞金5千万円が贈られます。


今回の特別インタビュー動画は、新型コロナウイルス感染症の影響で受賞者の来日および表彰式典や記念講演会が中止となったため、それに代わる内容としてウェブサイトに公開しました。本サイトでは例年の式典の流れに沿って、当財団理事長島村の挨拶、秋篠宮皇嗣殿下からのお言葉等も紹介しています。


ラマナサン教授は、インタビュー(聞き手:気象業務支援センター研究推進部研究員 鬼頭昭雄氏)で、SLCPsの温室効果やその排出量低減策について、ローマ法王やダライ・ラマ14世などの信仰指導者を巻き込んだ気候変動に関する啓蒙活動について語りました。ムナシンゲ教授は、インタビュー(聞き手:慶應義塾大学経済学部教授 大沼あゆみ氏)で、世界を持続可能にするにはサステノミクスに基づく包括的な戦略が必要であることや、先進国の富裕層は責任ある生産と消費をすべきこと、それがSDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」に取り込まれていることについて語りました。深刻化する地球環境問題の解決に向け、お二人の真摯な想いが伝わる内容となっています。ぜひご覧ください。


[お問い合わせ先]
公益財団法人 旭硝子財団
顕彰事業部長 田沼敏弘     
〒102-0081 東京都千代田区四番町 5-3 サイエンスプラザ 2 階
TEL:03-5275-0620    FAX:03-5275-0871
e-mail: post@af-info.or.jp
URL:https://www.af-info.or.jp

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