実施日 : 2007年03月22日
「日本科学未来館」プレスツアー
投稿日 : 2013年08月25日
“Miraikan”「新しい知」としての先端科学技術を体験するサイエンスミュージアム
日本科学未来館は、21世紀の新しい知を分かち合うために、すべての人にひらかれたサイエンスミュージアム。2001年7月、東京、お台場に開館した。館内では、自分自身で触れ、楽しむことのできる参加体験型の展示のほか、実験教室、企画展、トークセッションなどを開催。インタープリター(展示解説員)やボランティアと対話をしながら、次の時代を切り開く「新しい知」としての先端科学技術を体験することができる。未来館では、これらの活動を通して、先端科学技術を文化の一つとして社会全体で共有することを目指している。
本ツアーでは、未来館館内の見学ツアー(英語解説付き)、未来館概要、活動内容の説明、および2007年開催予定の企画展の解説、毛利館長、中島副館長をはじめとする館内スタッフとの懇親会を実施する。見学ツアーでは、ASIMO(ヒューマノイドロボット)の実演、リニューアルオープンする環境関連の展示や、先端医療、宇宙関連の展示等、今話題になっている分野についても紹介。先端の科学技術を体験できる内容となっている。
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[日本科学未来館とは]
日本科学未来館は、21世紀の新しい知を分かち合うために、すべての人にひらかれたサイエンスミュージアム。活動の中心にあるのは先端の科学技術。これは私たちの現在を変革し、次の時代を切り拓く大きな可能性をもつ「新しい知」だ。未来館では、さまざまな分野に波及するこの先端科学技術の営みを人間の知的活動という視点から捉え、私たちを豊かにする文化の一つとして社会全体で共有することを目指している。
[日本科学未来館のとりくみ]
日本科学未来館は、先端科学技術と人とをつなぐための拠点として、主に次の三つのことにとりくんでいる。
1. 科学を伝える——先端科学技術の情報発信と伝達手法の開発
多彩な方法と切り口で、「新しい知」としての先端科学技術を館の内外で伝えると同時に、伝え方そのものについても独自の手法開発を行っている。(館内外の展示、イベント、Webなど、さまざまな方法で、先端科学技術を人々に伝える。)
2.人材を育てる——科学コミュニケーターの育成
未来館で行っている「科学を伝える」活動の実践を通して、科学者・技術者と一般市民との橋渡しをする科学コミュニケーターを館の内外に育成し、人材の輩出を図る。
3.つながりをつくる——8つのネットワークの形成
研究者・技術者、メディア、ボランティア、友の会・入館者、行政府、学校、内外の科学館、産業界の8つを、未来館活動と社会をつなぐインターフェイスと捉え、ネットワークの構築に努める。
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※本プレスツアーは日本科学未来館が主催、フォーリン・プレスセンターが企画協力しています。
※日本科学未来館ホームページ:http://www.miraikan.jst.go.jp/
取材内容
【写真1】日本科学未来館外観
【写真2】日本科学未来館内観 (SSEC/NASA)
【写真3】日本科学未来館 シンボル展示 Geo-Cosmos (SSEC/NASA)
【写真4】未来館スタッフと打ち合わせ中の毛利衛館長
1.Miraikan館内ツアー
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ASIMOの実演、地球環境コーナーをはじめ、医療、宇宙等、先端の科学技術に関する展示を見学、体験する。本ツアーガイドは、通常未来館で展示の解説を行っているインタープリターが担当する。尚、宇宙関連コーナーでは、毛利館長自らがガイド役を務める予定。
【地球環境】
5F「地球環境とフロンティア」のコーナーに、新規展示「地球環境を考える」がオープン。私たちが地球に住むためのルールとは何か?インタラクティブな映像展示を通して、環境問題の本質を見つめ、私たちの将来を考える。
【医療】
病気の原因についての理解が深まる一方で、コンピューター、細胞培養などの技術が進み、医療の姿は大きく変わろうとしている。医療のコーナーでは、「ともに進める医療」をテーマに、「診る」「治す」「意見発信」の3つの切り口で、先端医療を紹介する。
【宇宙】
地球生命である人類が科学技術によって宇宙へ出て行く挑戦をテーマに、宇宙科学実験棟、未来館オリジナル宇宙居住棟などを展示。人類が地球を離れ宇宙で生活する未来を体感できる。
【ロボット】
日本のロボット開発は、世界の先端にある。この展示では、日本を代表するヒューマノイドロボットやレスキューロボットなどを紹介。実物の展示を見たり、実際に操作することで、ロボット技術を知ることができる。
2.中島副館長による「Miraikanコンセプト」についてのプレゼンテーション
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本プレゼンテーションでは、未来館の概要、未来館の活動概要やASPAC年次総会、2007年度の企画展等について、中島副館長を始めとする各担当スタッフより解説する。
※ASPAC年次総会とは?
ASPAC(アスパック Asia Pacific Network of Science and Technology Centres)は、科学技術の理解と発展に力を入れているアジア・パシフィック地域のサイエンスセンターや関連機関が協力し合いながら、科学教育を発展させる目的で設立された。未来館は、毛利衛館長が2006年~2008年のASPAC Vice Presidentに選任されたことを機に、創立10周年を迎える2007年度のASPAC年次総会を、6月19日(火)~6月22日(金)に、未来館で開催することを決定した。
3.Miraikanスタッフとの懇親会
毛利館長、中島副館長をはじめとする館内スタッフとの懇親会を実施する。
4.プラネタリウム「MEGASTAR-Ⅱcosmos」見学(希望者のみ)
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希望者は、世界最多500万個の恒星を投影するプラネタリウムの新コンテンツ、「偶然の惑星」も午後から見学できる(英語の音声ガイダンスシステム貸出可)。
【写真5】5F 地球環境とフロンティア 国際宇宙ステーション 宇宙居住棟モジュール
【写真6】3F 技術革新と未来 実演中のASIMO
【写真7】3F MEGASTAR-Ⅱcosmosが投影する星空 (Photo:Chieko Kobayashi)
実施要領
1. 日程:
3月22日(木)
9:45 日本科学未来館・1階受付 集合
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10:00-11:15 Miraikan館内ツアー
11:15-12:00 中島副館長、および各担当スタッフによるプレゼンテーション
12:00-13:30 懇親会
14:00-14:30 プラネタリウム「MEGASTAR-Ⅱcosmos」見学(希望者のみ)
終了後、現地解散
2)参加資格: 外務省発行外国記者証保持者
3)参加費用: 無料
4)募集人数: 30名
5)FPC担当: メディア・リレーションズ課 小泉、古賀(Tel:03-3501-5070/3405)
6)備考:
(1)写真・TV撮影は一部制限があります。担当者の指示に従って下さい。
(2)日本科学未来館、及びFPCはツアー中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して、一切責任を負いません。