プレスツアー(案内)

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実施日 : 2010年03月26日

【プレスツアー】2010年3月26日:岐阜県の先端技術と伝統文化

投稿日 : 2013年08月22日

岐阜プレスツアー
~岐阜県の先端技術と伝統文化~

 

本年秋にAPEC(アジア太平洋経済協力)の中小企業担当大臣会合を招致することが決定している岐阜県。同県では、急速に進む「少子高齢化」や「地球温暖化」といった日本や世界が直面する課題に対し、地元企業による積極的な取り組みが見られる。

 

レーザー加工機を製造するヤマザキマザックオプトニクス(株)は、工場の「完全地下化」により、ほぼ一年を通じてエアコン不要の「エコファクトリー」を実現。また、少子高齢化に伴う家庭での家事や介護等の労働力不足を見据え、地元の中小企業と大学が連携して、生活支援ロボットの開発に取り組んでいる

 

一方、全国的に有名な「美濃和紙」を初め、江戸~明治時代にかけて造られた商家が軒を連ねる街並みなど、日本の伝統文化が残っていることも同県の魅力だ。今回のプレスツアーでは、最先端技術と伝統が共存する岐阜県を取材する。

 

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1. ヤマザキマザックオプトニクス(株)フェニックス研究所(地下工場)
~エアコン不要のエコファクトリー、電力削減率は95%~

 

工作機械最大手ヤマザキマザックのレーザー加工機製造子会社、ヤマザキマザックオプトニクスフェニックス研究所は、「工場自体をすっぽり地下に潜らせた点」が最大の特徴。地上にあらわれているのは、ピラミッド型のエントランスと駐車場のみというユニークな工場である。

 

この工場施設の完全地下化により、同社は、精密機械工場に要求される極めて高い防塵性能を確保することに成功したほか、地熱利用により、空調をほとんど必要としない『エコファクトリー』を実現。エアコンを24時間稼働する場合と比べて消費電力は95%削減された。

 

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また、「工場内騒音が周辺に漏れないこと」「一見すると工場とは全く気が付かない外観が、周囲の景観を阻害することなく調和を保っていること」などが評価され、平成20年度土地活用モデル大賞において、最高位の「国土交通大臣賞」を受賞した。

 

ツアーでは、ヤマザキマザック美濃加茂製作所にて、同社副社長のブリーフィングを受け、レーザー加工機による加工実演を見学する。その後、ヤマザキマザックオプトニクス社ご担当者よりフェニックス研究所(地下工場)をご案内頂く。

 

2.美濃市 
~うだつの上がる町並み~

 

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「和紙とうだつの町」として知られる美濃市「うだつ」とは、火事の多かった江戸時代に、火災の類焼を防ぐ為に屋根に設けられた防火壁のことで、財力のある裕福な家しか造ることができなかった為、「うだつ」は富の象徴でもあった。交通の要衝地であり、かつて商家町として栄えた美濃の一角には、今も江戸~明治時代にかけて造られた商家が軒を連ねている。また、毎年10月には、「うだつの上がる町並み」全体を会場として、美濃和紙を使用した「あかりのオブジェ」のコンテスト(美濃和紙あかりアート展)が行われ、幻想的な風景を堪能する事ができる。

 

ツアーでは、ヤマザキマザック社(美濃加茂市)から岐阜市へ向かう道中、「美濃和紙あかりアート館」の館長より、「うだつ」美濃の歴史などについてお話を伺うほか、「うだつの上がる町並み」にも立ち寄る。

 

3. 岐阜大学 工学部 人間工学科 川崎・毛利研究室
~人の手の動きを徹底追及~

 

岐阜大副工学部長を務める川崎晴久教授の研究室では、人間のように器用で自律的な作業ができる知能機械システムインターフェイスロボットの研究を行っている。地元の中小企業と10年以上かけて「進化」させたという「岐阜ハンド」は、人間の行う複雑で器用な手の操作を実現させることを目指しており、触ったものを感じるセンサーが859カ所にも取り付けられ、指先でモノをつまみ、紙コップもつぶさずに握ることが可能だ。

 

 

 

 

「手の動きを研究しないと日常生活に役立つロボットはできない」を信念とする川崎教授は、岐

 阜ハンドのほか、「乳がん触診ロボット」や、脳溢血などの片麻痺患者向けの「手指リハビリ支援システム」の開発にも取り組んでいる。これらロボットのデモンストレーションのほか、川崎教授より、自身が目指す研究開発などについてお話を伺う。

 

4.古田肇 岐阜県知事記者会見

 

古田肇知事は、経済産業省(旧通商産業省)出身で、2005年に岐阜県知事に就任。昨年1月の知事選で再選を果たし、現在2期目を務める。「希望と誇りの持てるふるさと岐阜県づくり」を目指し、昨年には、「岐阜県長期構想」を策定。「『モノづくり産業』を岐阜県産業の中核と位置づけ、これを振興すること」「高齢者や障害者が活躍できる地域をつくっていくこと」「岐阜県の自然環境及び地球全体の環境を守るため県民が一丸となって取り組むこと」など、本格的な人口減少や地球温暖化に象徴される大きな時代の変化の中で、同県が目指すべき将来像とその実現の為の施策を提示した。

 

ツアー当日は、古田知事より、岐阜県の「モノづくり産業」や、APEC中小企業大臣会合に向けた意気込みなどを含め、同県の現状と今後の戦略についてお話を伺う。

 

 

【実施要領】

 

1. 日程案:

 

2010年3月26日(金)
07:20  東京駅発(のぞみ203)
09:03  名古屋着
09:15  同発(借り上げバスにて移動)
10:30-11:10  ヤマザキマザック美濃加茂製作所
 ・同社副社長ブリーフ、レーザー加工機見学
11:20-12:10  ヤマザキマザックオプトニクス(株)フェニックス研究所(地下工場)
12:20-13:00  昼食
13:00-13:30  美濃市へ移動 (*車中、美濃和紙あかりアート館館長によるブリーフ)
13:30-13:45  うだつの上がる町並み
14:45-15:45  岐阜大学工学部
16:45-17:15  古田知事記者会見(@岐阜県庁)
18:11  岐阜羽島駅発(ひかり526)
20:10  東京駅着、解散

 

2. 参加資格:外務省発行外国記者登録証保持者

 

3. 参加費用: 1人5,000円(昼食代、交通費含む)
*お支払い方法、キャンセル料等は、直接参加者に通知します。

 

5.FPCJ担当: 小泉、石川(Tel: 03-3501-5251)

 

6.備考: 写真・TV撮影は一部制限があります。担当者の指示に従って下さい。FPCJ及び岐阜県はツアー中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して、一切責任を負いません。

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