プレスツアー(案内)

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実施日 : 2005年01月13日

東京の地震災害対策―地下40mに潜むライフライン

投稿日 : 2013年08月21日

~「東京の地震対策・共同溝」プレスツアー~
取材内容  

img465ffaf660a02今年の1月17日で、阪神大震災が起きてから10年を迎える。この震災は関西エリア、特に神戸において大きな災害をもたらし、その後、災害を最小化するための、建築やインフラに関する新たな法律や法令が制定された。

 

昨年、2004年も日本にとって多くの地震に遭遇した一年であった。死者40人、負傷者4,500人以上という人的被害から、水道管の破裂や、送電線の破壊といった、ライフラインの被害が発生した新潟中越地震をはじめとする、中小規模の地震が多く発生した。

 

最近では首都圏での大地震の可能性がメディアや世論で話題になる中、政府は12月に開催された中央防災会議にて、首都圏を震源とするマグニチュード7級の地震が起きた場合、死者12,000人、79万戸の建物が被害を受けるとの分析を公表した。
実際に東京で震災が起きた場合に、一個人のできる行動は限られてくる。そこでマクロな対策や行動をとる、政府はどのような対策をとっているのだろうか? 

一つの対策として、国土交通省が行っている「共同溝」の建設がある。共同溝とは幹線道路(東京では国道246号線や国道1号線)の地下にトンネルを掘り、生活に必要なインフラ(ガス管、電気線、電話線、下水管など)を一カ所に収容するための施設である。(現在は東京の地下に100km以上の共同溝が完成している。)これにより万が一震災が起き、生活のためのライフラインに問題が発生しても、修復工事やメインテナンスが一つの場所で容易に可能だ。加え、ライフラインを「地中のトンネル」=「二次災害や、震災 img465ff90291d3d の被害を直接受けにくい環境」に格納することにより、災害に対して効果的である。
今回のプレスツアーでは、東京の共同溝を管轄する、東京国道事務所・共同溝課長の浅古勝久氏のガイドにより、東京の地中に眠る、私たちの活動の動脈を取材する。

 

実施要領

 

 スケジュール

2005年1月13日

 

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08:00-09:15
ブリーフィング:東京の共同溝と地震対策(仮題)
東京国道事務所・共同溝課長 浅古勝久氏
東京国道事務所は東京の共同溝を管轄している、国土交通省管轄の部署である。ツアーではまず始めに共同溝課長の浅古氏による、共同溝と災害の関係をブリーフしていただく。

 

09:30-11:00
建築中の共同溝取材―虎ノ門
2つ目の取材スポットとして、現在建築中の共同溝である日比谷共同溝の見学を行う。この共同溝は虎ノ門から桜田門の地下を通って日比谷までを繋ぐ予定で、今年の6月貫通予定。こちらの現場では実際にどのようにしてトンネルが掘られるかを観察することが可能である。

 

11:30-12:30
完成した共同溝の取材―青山
最後の取材スポットとして、国道246号地下に存在する、完成した共同溝を取材する。この渋谷から赤坂まで通っている共同溝は20年以上前に作られたもので、ガス管、電話
線、電軌線を収納している

 

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(虎ノ門での建築スケジュールの影響で、虎ノ門と青山の取材時間が入れ替わる可能性があります)

 

他の情報
参加資格
外務省発行外国記者登録証保持者

 

参加費用
1,000円

 

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募集人数
先着順15名(各社ペン1名、カメラ1名、TVは1社2名まで)。申し込み人数が15名を超えた場合は、国別の参加者数に上限を設定することがあります。

 

FPC担当
柳澤・矢野(Tel:03-3501-3401)

 

 

 

備考
img465ff974cbdee写真・TV撮影は担当者の指示に従ってください。
FPCはツアー中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して、一切責任を負いません。

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