プレスツアー(案内)

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実施日 : 2023年12月11日 - 12日

大分プレスツアー

投稿日 : 2023年11月21日

本プレスツアーは、応募者多数のため、申し訳ございませんが参加申し込みを締め切らせて頂きました。
ご参加を希望される場合はキャンセル待ちとなりますので、ご理解頂ければ幸いです。

2023年11月30日




【テーマ】

1.温泉の源泉数・湧出量が全国最多の「日本一のおんせん県おおいた」

  ~インバウンド活況の温泉地 / 大自然の中の野外サウナを新たな観光資源に~

 

2.人口減少・高齢化社会に対応するまちづくり

    ~地域の特色を活かして、コミュニティを未来に向けて維持する~

 

 

 

「日本一のおんせん県」と自ら銘打つ大分県は、温泉の源泉数(5,093)と湧出量(約30万リットル/分)で日本一を誇る。お湯に浸かる温泉だけではなく、温泉で熱した砂に身体を埋める砂風呂などバラエティ豊かな温泉を巡ることができ、伝統ある旅館や街並みを有する同県は古くから多くの旅行者を惹き付けてきた。現在、コロナ禍で激減した外国人観光客数が回復を続けており、賑わいを見せている。

同県ではほぼすべての市町村で温泉が湧出しているが、温泉が出ない2市のうちの一つである豊後大野市では、近年の日本国内でのサウナブームを受け、2021年に全国で初めて「サウナのまち」を宣言。野外に設置した「テントサウナ」で温まった後に、大自然の中の鍾乳洞や清流に浸かってクールダウンできる体験を打ち出し、注目を集めている。

その一方で、大分県は日本の多くの自治体と同様に、深刻な人口減少と高齢化に直面している。同県の人口は1955年の128万人をピークに減少し、2023年1月時点では約110万人で、2035年には100万人を割り込む予想だ。また、1985年は県内総人口に占める65歳以上の割合は9%だったが、2022年は33.9%で全国平均(31.4%)よりも高く、全国でも10番目だ。この急速な流れにより、同県における人口減少・高齢化にともなう商店街の衰退、伝統産業の存続危機などへの対応は、待ったなしの社会的課題となっている。

 

本プレスツアーでは、日本一のおんせん県ならではの歴史ある温泉や、大自然の中のアウトドアサウナを取材するとともに、人口減少や高齢化の波のなかで、コミュニティを維持し、年齢を問わず一人一人が社会に参画できる社会の実現を目指す地域の人々の姿を取材する。

 

 

【取材内容】

 

<テーマ1> 温泉の源泉数・湧出量が全国最多の「日本一のおんせん県おおいた」

              ~インバウンド活況の温泉地 / 大自然の中の野外サウナを新たな観光資源に~

 

1.湯平温泉・山城屋 (由布市) 

~800年前から続く湯治場、外国人観光客からの人気で賑わいを取り戻す~


由布市の山あいにある湯平(ゆのひら)温泉の始まりはおよそ800年前の鎌倉時代に遡り、現在のような温泉街として形成されたのは江戸時代(1603年~1868年)後期だ。温泉街の中央に敷かれている坂道の石畳は約300年前に村民によって作られたものだ。医薬品が普及していなかった当時は、温泉に浸かることが療養方法とされており、胃腸病に効くと有名だった湯平温泉は次第に多くの湯治客が訪れる温泉地となっていった。

現在、同地域では19の旅館が営業しており、温泉街は小規模だが道の両側には木造旅館や土産物店が並ぶ。夜には通りの赤提灯が幻想的な雰囲気を演出し、アニメ「千と千尋の神隠し」を彷彿させる場所としても知られる。近年は宿泊費が高いメジャーな観光地を避ける若いカップルや、温泉地でゆっくり静かに過ごしたい欧米からの観光客も増えている。コロナ禍に加えて、2020年、2022年には豪雨被害に見舞われ打撃を受けたが、現在はインフラの回復が進み、活気を取り戻しつつある。

 

「山城屋(やましろや)」は、貸し切り風呂や旬の料理を楽しめる旅館で、2021年には「九州八十八湯」に認定された。同旅館の代表で、(一社)インバウンド全国推進協議会の会長も務める二宮謙児(にのみや・けんじ)氏は、約20年前からインバウンドに力を入れるようになり、地域の観光PR記事を短時間で多言語でサイトやSNSに投稿できるシステムをいち早く導入。SNSを通じた多言語での情報発信の成果で、現在では宿泊客全体の90%が海外(35カ国・地域)からだ。特に地理的に近いため、韓国からの客が7割近くを占める。

 

◆本ツアーでは、二宮謙児代表から、湯平温泉の歴史や温泉街の現状、海外への情報発信と今後の展望について話を伺う。また旅館内を視察する。


   

 

 

2.竹瓦温泉別府市

  ~砂風呂が、観光客も地元住民も温める~


別府駅を中心とする温泉群の中で、1879年に創業し重厚な建物が特徴的な竹瓦(たけがわら)温泉は、温泉で熱せられた砂に身体を埋めて温まる砂風呂が有名だ。浴衣を着て砂の上に横たわると「砂かけさん」と呼ばれるスタッフが首から下の全身に砂をかけてくれ、身体の芯まで温まると評判だ。市営の共同温泉である竹瓦温泉の建物は2004年に国の登録有形文化財に指定された。正面の屋根は唐破風造(からはふづくり)で、その外観は別府温泉の象徴とも言われている。竹瓦温泉には多くの地元民も通うが、海外からの観光客も年々増えており、2019年のラグビーW杯開催期間中には、外国人観光客の利用が8割を占めたという。

 

◆本ツアーでは竹瓦温泉を訪れ、所管する別府市温泉課の担当者から竹瓦温泉の概要、日本の温泉文化、外国人観光客の利用状況に加え、高齢者の見守りの場としての新たな銭湯の活用方法について話を伺う。また、砂風呂で砂かけのデモンストレーションを撮影する。

※施設内を撮影する際は、利用客を写さないようご配慮ください。

※砂湯モデルを務める「別府八湯温泉道名人会」の方々の撮影・インタビューは可能ですが、「砂かけさん」へのインタビューはできません。


 

 

 

 【画像(右下)提供:大分県】

 

 

3.豊かな自然を活かした野外サウナを新たな観光資源に(豊後大野市)

 

九州で唯一「日本ジオパーク」と「ユネスコエコパーク」の両方に認定されている豊後大野市。大分県の中では珍しく同市には温泉がないが、古くから石風呂の文化があり、先人たちは溶結凝灰岩の岩壁に穴を掘り、薬草を炊き上げ、蒸し風呂を楽しんできた。その豊後大野では現在、新たな観光資源として、野外に設置したサウナの後に水中鍾乳洞や清流に浸かってクールダウンする、大自然を活用したユニークなアウトドアサウナが評判だ。一方で、同市の人口は約3万3千人(2023年10月)、高齢化率は45%(同)で、人口減少・高齢化が加速しており、特に農業や林業で後継者不足が深刻化している。同市は、アウトドアサウナなどの観光促進を進めつつ、地域住民や企業、移住者などと連携して地域資源を活かしながら持続可能な地域づくりを目指している。

 

 

3-1.稲積水中鍾乳洞(いなずみすいちゅうしょうにゅうどう)

   ~日本最大級の水中鍾乳洞が水風呂に!幻想的な世界でサウナを楽しむ~

 

稲積水中鍾乳洞は、3億年前に形成された鍾乳洞が、 30万年前の阿蘇火山大噴火によりその大半が水没し現在の形になったものだ。1976年に初めて潜水調査が行われ、翌年には観光鍾乳洞としてオープンした。特別な装備が必要なく「歩いて見学できる」水中鍾乳洞の内部では、世界的にも珍しい水中の鍾乳石やサンゴ石など様々な鍾乳石が数多く見られる。また、洞内の温度は一年中16度で、夏は涼しく冬は暖かいため一年を通して見学することができる。そしていま、注目されているのが、鍾乳洞の外に設置されたテントサウナに入り、温まった後に鍾乳洞の浅瀬に浸かってクールダウンする体験だ。2021年3月にテントサウナがオープンすると、幻想的な鍾乳洞の空間でのアウトドアサウナ体験が、ここでしかできないと話題を呼んでいる。鍾乳洞は民間企業が所有しており、体験中はスタッフ1名が必ず付き添うことで、初心者でも安心して楽しむことができる。

 

◆本ツアーでは、稲積水中鍾乳洞を訪れ、豊後大野市の「サウナのまち」の仕掛け人でアウトドアサウナ協議会「おんせん県いいサウナ研究所」所長でもある高橋ケン氏から、水中鍾乳洞の特徴、アウトドアサウナを起点とした町おこしへの取り組みや今後の展望、課題などについて話を伺った後、体験者(鍾乳洞スタッフ)へのインタビュー・撮影を行う。


【画像提供:大分県】

 


-里の旅リゾート ロッジきよかわ

   ~目の前を流れる川水風呂としてしむ、清流沿いに並ぶ本格的サウナ~

 

「ロッジきよかわ」は、夏だけ営業していた市営キャンプ場を、通年利用ができるよう2015年にリニューアルした宿泊・体験施設だ。6基のテントサウナが設置されており、サウナからあがってすぐに火照った身体を目の前の澄んだ川でクールダウンして、大自然の中でリラックスして「ととのう」体験ができるのが特徴だ。緑溢れる自然の中で、清流を水風呂として楽しめるのだ。

アウトドアとサウナの魅力をあわせ持つアウトドアサウナ体験は、コロナ禍でも他の利用客との接触を避けてサウナを楽しむことができるため、サウナファン以外にも広く知られるようになった。今年10月に同施設で行われた「サウナ万博」には2日間で約350人が参加した。


「ロッジきよかわ」代表取締役の江副雄貴(えぞえ・ゆうき)氏は2015年に滋賀県から移住し、2019年に地元有志20名を出資者としてJOY VILLAGE株式会社を設立。「ロッジきよかわ」の運営のほか、自治体が抱える遊休施設再生などのコンサルティングも受ける。同施設には、別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)の留学生らがインターンに参加しており、施設運営を手伝いながら、地域課題の解決と持続可能な観光ビジネスをテーマに様々な視点からの観光コンテンツ作りに取り組んでいる。江副氏は、知名度の低さに加え、既に進んでいる過疎や高齢化が及ぼす地域経済への影響と地域の将来を危惧しており、若者たちのアイディアで地域と外部をつなげ、この地で地域の魅力を表現できる新たなビジネスを生み出す拠点づくりに向け日々奔走している。

 

【画像提供:江副雄貴氏】


 

◆本ツアーでは、「ロッジきよかわ」を訪れ、代表取締役の江副雄貴氏から、施設概要、サウナブーム、地域の活性に向けた取り組みや課題などについて話を伺う。さらに、同施設の運営に携わり、大学やセミナーで講演も行う深田アレックス誠氏やAPUのインターン生からもアウトドアサウナの魅力などについて伺う。その後、施設やテントサウナを視察する。

 

 

 

4.鷹来屋浜嶋酒造合資会社

    ~米作りから始まる、完全手作業を貫く酒蔵~


豊後大野市の田園地帯に蔵を構える浜嶋酒造は、1889年に初代がこの地に創業した老舗の造り酒屋。同社は1979年から17年間自社での酒造りを休止していたが、現5代目当主の浜嶋弘文氏が1997年に再開した。2006年からは自社で酒造りに使う原料米の栽培も行っている。米は昔ながらの木の甑(こしき)を使って蒸し、布に打ち上げて自然放冷、しぼりは全量を槽(ふね)でしぼるという、米作りから全て完全手作業で仕上げる。

豊後大野市は米どころだが、原料米をつくる農家では高齢化による離農が増えている。同社の周辺でも年々休耕地が増えており、同社は農業をやめる地元の人たちから農地を買い取って米作りを引き継いでいる。いまでは同社の農地は13ヘクタールまで拡大し、酒蔵が米作りに関わることは地域の農業を守ることにもつながっている。同社では、今年4月に発酵文化を発信する新施設「鷹来屋ガーデンささら」をオープン。発酵食品を取り入れたランチの提供や酒かすを使ったスイーツの販売、米栽培・酒造りの体験教室など、発酵食文化を伝承し交流が生まれるこの施設は、利き酒や見学ができる酒蔵に加え、旅行者を惹き付ける新たな魅力となっている。

 

◆本ツアーでは、浜嶋酒造を訪れ、6代目を継ぐ浜嶋康弘(はましま・やすひろ)氏の案内で酒蔵を視察する。その後、「鷹来屋ガーデン ささら」で発酵ランチをいただく。

 

 

 

<テーマ2> 人口減少・高齢化社会に対応するまちづくり

                  ~地域の特色を活かして、コミュニティを未来に向けて維持する~

 

 

5.昭和の町豊後高田市) 

  ~1950年代の街並みを残し、「昭和」をキーワードに活気を取り戻した商店街~

 


「昭和の町」は1950年代の昭和の街並みが残る商店街で、特に「昭和」を知らない若い世代を中心に「ニューレトロ」を体験できる場所として大分県の人気の観光スポットの一つとなっている。「昭和の町」には100年を超える老舗の商店や、空き店舗を活用して新しくオープンした店が立ち並び、歩きながらグルメを楽しんだり懐かしい雰囲気に浸ることができる。来訪者数は、多い時で年間40万人を超え、コロナ禍で一時落ち込んだが、2022年度は約23万人まで戻った。

 

 

「昭和の町」は、商業都市として発展した豊後高田市の中心的な商店街だったが、1950年代中頃以降、若年労働力の都会への流出、鉄道やマイカーの普及、大型店の郊外への移転などの影響を受け人口が減少し、廃業する商店も。「人よりも犬や猫の方が多い」と言われるほど衰退していった。長年過疎化に苦しんできたが、商店街に当時の賑わいを取り戻そうと、今から約30年前から商工会議所が中心となり、商業と観光の一体的振興を目指して進めたのが「昭和の町」プロジェクトだ。建て替えが進まず1950年代以前の古い建物が約7割も残っていることを逆手に取り、当時の面影が残る建物や商品、当時のまま店を営む地元商業者そのものがこの街の個性であるとの認識がその根底にある。この資源を活かして1950年代をイメージした外観の街並みを再現し、2001年に「昭和の町」が誕生したのだ。


 

さらに現在は、商店街の一地区を「昭和の町・玉津プラチナ通り」と名付け、「昭和の町」を核として高齢者が楽しく過ごせるまちをコンセプトに、官民一体となって高齢者のニーズにあった商品販売や高齢者が気軽に集える場所づくりを進めている。この地区にある玉津まちの駅「夢むすび」は、農産物直売所として20107月にオープン。地域の活性や観光客とのふれあいの場に加え、週1回子ども食堂としての役割も果たし、子育て世代や高齢者の交流の場ともなっている。

 





◆ 本ツアーでは、地方都市再生の成功例として注目されている「昭和の町」を訪れ、ガイドの説明を聞きながら商店街を歩く。また、「昭和の町」の立ち上げを先導した「立ち上げ7人衆」の日名子(ひなご)鮮魚店の二代目・武堂春司(ぶとう・しゅんじ)さんと森川豊国堂の三代目・森川克己(もりかわ・かつみ)さんからプロジェクト立ち上げ時のエピソードや今後の展望などを伺う。「夢むすび」では、運営を担う橋本莉子(はしもと・りこ)さんから、「こども食堂」としての役割や、高齢者の支援も目指す取り組みなどの話を伺う。


   

【画像提供(左:森川氏、右:武堂氏):大分県】

 

 

6.みんなのいえカラフル竹田市

  ~地域の高齢者や子どもが気軽に訪れる居場所、交流拠点~


高齢化率が約50%に上る竹田市にある「みんなのいえカラフル」は、年齢、障がいの有無、家庭の背景にかかわらず誰もが気軽に利用できる共生型の地域交流拠点だ。2018年10月にNPO法人TETO Companyが開所し、近所の高齢者施設、学校、地域包括支援センターと連携しながら活動している。

築100年の古民家を改装した同施設では、0歳から90代までの利用者が訪れ、食事をしたり、おしゃべりやゲーム、手仕事をするなどそれぞれ自由に過ごしている。例えば一人暮らしの高齢者が仲間と過ごせる場所であり、子どもに食事や遊び場を提供する「子ども食堂」の役割も果たしている。利用は無料(昼食代は大人のみ300円)で、運営費は市の助成金や一般寄付、放課後等デイサービスの収益が充てられている。

「カラフル」は、介護福祉士の資格を持ち、竹田市の地域おこし協力隊だった奥結香(おく・ゆいか)さんが、「ひとりぼっちのいない地域社会」の実現を目指して、多様性を認め合い誰にでも解放された居場所を作るために設立した。年間約4,500人が利用しており、多くの人にとって欠かせない場所になっている。

竹田市は人口約 2万人、高齢化率 49.6%(県内2位、2023年)で、地域全体で高齢者を支えていく必要があるなか、「カラフル」は高齢者が地域の中でつながりを持てる場所として、社会課題である高齢者の社会的孤立を予防できる取り組みとして期待される。

 

◆本ツアーでは、「みんなのいえカラフル」を訪れ、NPO法人TETO Company理事長の奥結香氏から活動概要、奥氏が目指す未来の地域の形などの話を伺う。その後、「カラフル」内を視察する。


   

 

 

7.七島藺工房・ななつむぎ(国東市)

  ~ここでしか作られない、次世代に残すべき伝統工芸~


七島藺(しちとうい)は、「琉球畳」と呼ばれるへりのない畳の原材料となる植物で、一般的な畳に使われているイグサに比べて耐久性に優れ、1964年の東京オリンピックの柔道会場をはじめ、かつては全国で柔道畳に使われていた。七島藺は沖縄から伝来し、大分県国東地方では350年以上前(江戸時代)から栽培され、特産品として地域経済を支えてきたが、1960年代中頃以降、栽培や加工に手間のかかる七島藺はイグサにとって代わられ、生産は減少していった。今では国東市内の5つの農家でのみ栽培されている。

七島藺は色つやが良くやさしい肌触りで、さらに丈夫で長持ちすると重宝されてきたが、苗作りから刈り取り、加工までの手間がかかるうえ、機械化に向かず、11枚程度しか畳表が織れない。機械化の遅れと生産者の高齢化による後継者不足という課題を抱えるが、2013年に国東半島・宇佐地域が世界農業遺産に認定されたことが追い風となり、七島藺の価値が見直されはじめている。

 

日本で唯一、七島藺を使う工芸作家である岩切千佳(いわきり・ちか)氏は、18年前に宮崎から国東に移住し、生産農家との信頼関係を築きながら消えつつあった伝統をよみがえらせた一人だ。同氏のスタイリッシュな作品は県内の高級ホテルのインテリアとしても使われ、また、2018年からはクルーズトレイン「ななつ星in九州」の車内で小物作りのワークショップも行うなど、幅広く活動している。岩切氏は、農家が丁寧に作った七島藺をもっと知ってもらいたいと意気込む。

【画像提供:大分県】


本ツアーでは、工房「ななつむぎ」を訪れ、七島藺を使ったものづくりに価値を見出し、消えかけた伝統を守ろうと奮闘する岩切千佳氏から、七島藺の特徴や技術の継承、今後の展望などを伺い、制作の様子を撮影する。また、くにさき七島藺振興会会長の林浩昭(はやし・ひろあき)氏から七島藺産業再生の取り組みなどについて話を伺う。


   

 

 


【実施要領】

 

1日程

2023年12月11日(月)~12日(火)

 

2.スケジュール

【12月11日(月)】

07:50-09:35  羽田空港→大分空港(ANA791)

10:45-12:00  七島藺工房・ななつむぎ

12:35-1430  豊後高田「昭和の町」(視察・昼食)

15:45-1700  湯平温泉・山城屋

18:00-1900  竹瓦温泉

19:10                宿舎着(別府市内泊)

 

【12月12日(火)】

08:00                宿舎発

09:30-10:50      里の旅リゾート「ロッジきよかわ」

11:10-1200      鷹来屋/浜嶋酒造合資会社(蔵見学)

12:05-1245      昼食(鷹来屋ガーデンSASARA

13:05-1410  みんなのいえカラフル

15:00-1615      稲積水中鍾乳洞

19:50-2120    大分空港→羽田空港 (ANA2498  

 

3.参加資格

原則として、外務省発行外国記者登録証保持者

 

4.参加費用

15,000円

(全行程交通費、宿泊費(1泊朝食)、昼食(1、2日目)を含む)

※お支払い方法、キャンセル料等については、参加者にご連絡します。

※集合場所までの交通費、解散後の交通費は自己負担となります。

 

5.募集人数

10名(各社ペン又はカメラ1名、TVは1社2名まで)

※定員を超えた場合は主催者側で調整することがあります。

 

6.以下を必ずご確認・ご了承されたうえで、お申し込みください

6-1.基本事項

(1) 本ツアーは大分県が主催し、フォーリン・プレスセンター(FPCJ)が運営を担当しています。

(2) 本ツアーの内容は、予告なく変更になる可能性があります。

(3) 参加者には経費の一部を負担いただいていますが、営利を目的とした事業ではありません。

(4) 本ツアー中に発生した事故や怪我・病気、トラブル等について、大分県(主催者)及びFPCJ(運営者)は一切の責任を負いかねます。

(5) 写真・TV撮影を含めて、各取材地では担当者の指示に従ってください。

(6) 本ツアーは、報道を目的とした取材機会の提供を目的としているため、参加者には、本国での報道後、FPCJを通じ大分県に、記事、映像、音声(ラジオの場合)のコピーの提出をお願いしています。また、報道が英語・日本語以外の場合は、内容を把握するため英語または日本語の概要の提出も併せてお願いしています。参加申込者は、これらに同意いただいたものとみなします。

 

6-2.個人情報の取り扱いについて

以下について予めご了承ください。

※プレスツアーの主催者および運営者は、個人情報の取り扱いに関し、「個人情報保護に関する法律」をはじめとする個人情報保護に関する法令、ガイドラインを遵守し、個人情報を適正に取り扱います。

(1) 運営者は、申し込み時に送信された個人情報(所属機関名・氏名等)を、各プレスツアーにおいて必要があると認められる場合に、以下の目的でそれぞれの関係先に提供します。

・旅行会社を通じた旅行手配・保険加入(提供先:旅行会社、宿泊先、交通機関、保険会社)

・取材の円滑な運営(提供先:通訳者、取材先)

(2) 運営者は、円滑な事業運営を目的に、主催者に申し込み者の所属機関名・氏名を共有します。

 

6-3.プレスツアー中の主催者・運営者による記録用の撮影

以下について予めご了承ください。

(1) 記録用に、運営者がツアー中の様子を撮影します。その写真・動画の著作権は主催者に帰属します。

(2) ツアーの様子を記録した写真、記事、動画を、主催者および運営者のホームページやSNS等に掲載することがあります。

(3) 前各項の写真・動画に、参加者の肖像・声が映り込むことがありますが、主催者・運営者がそれらを利用することに同意していただきます。

 

7FPCJ担当

取材協力課 山田、渡邉

(Tel: 03-3501-3405、E-mail: ma@fpcjpn.or.jp)

 

◆以下の点を必ずご了承いただいたうえで、お申し込みください◆


・プレスツアーは複数のメディアが参加する共同取材であり、インタビューや撮影は合同で行うのが前提です。したがって、必ずしも全ての取材先で個別の撮影・インタビューができるとは限りません。

・プレスツアーの進行、取材時間、撮影制限に関しては、主催者及び運営者の指示に必ず従ってください。指示に従っていただけない場合、その時点から、プレスツアーへの参加をご遠慮いただく場合もあります。 

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