実施日 : 2013年02月21日
案内(プレス・ブリーフィング):震災2年を迎える日本-建築、アートの可能性(2013年2月21日)
投稿日 : 2013年08月20日
「大震災から2年」特別企画ブリーフィング:
東京(FPCJ)と被災地(仙台)を結び、復興再生を語る
「震災2年を迎える日本-建築、アートの可能性 ~復興再生にどうかかわり、何ができるか~」
五十嵐太郎 「あいちトリエンナーレ2013」芸術監督
伊東豊雄 伊東豊雄建築設計事務所 代表
東日本大震災の発生から早くも2年が経過しようとしています。未曾有の大災害がもたらした甚大な被害からの復興は容易ではなく、被災地によってはいまだに被災直後の状況が続いているところも数多くあります。まちの再生や被災者の生活再建はいまだ途上にある一方で、慌ただしい時の流れと共にこの大惨事の記憶が薄れつつあるのも事実です。地震、津波、原発事故という災害の連鎖「3.11」から日本が学んだ教訓や知見を世界で共有していくためには、日本の各地・分野から活発に情報発信し続けていかなければなりません。
FPCJでは、被災直後から震災と向き合い、復興に深くかかわっていらっしゃるお二人:五十嵐太郎氏(被災後企画された初の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2013」(テーマ:揺れる大地 われわれはどこに立っているのか-場所、記憶、そして復活)芸術監督)、伊東豊雄氏(仙台、東松島、釜石、陸前高田などの被災地で人々が集い、復興を語り合う拠点となる「みんなの家」プロジェクトに取り組む)をお招きし、建築とアートが「3.11」をどのように捉え、復興にとどうかかわっているのか、見えてきた課題の解決、及び世界に発信すべきこと等についてお話し頂きます。
【ブリーファーご略歴】
五十嵐太郎氏(写真1):1967年、フランス パリ生まれ。東京大学大学院博士課程で学位取得(工学博士)。中部大学講師、東北大学大学院助教授を経て2009年から東北大学大学院工学研究科教授。現在は「あいちトリエンナーレ2013」の芸術監督もつとめる。
伊東豊雄氏(写真2):1941年、京城市(現ソウル市)生まれ。東京大学工学部建築学科卒。2012年、岩手県陸前高田市の「みんなの家」設計プロセスを展示した第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館(コミッショナー)で「金獅子賞」受賞。
当日は、仙台市宮城野区の仮設住宅に隣接する「みんなの家」(写真3)をインターネット回線で結び、被災者や復興に携わる方々との対話も予定しています。
日時:2013年2月21日(木)14:00~15:30
プログラム:
【前半】14:00-14:45 (@東京FPCJ)
五十嵐太郎氏、及び伊東豊雄氏によるプレゼンテーション、質疑応答
【後半】14:45-15:30 (仙台「みんなの家」との中継)
仙台市宮城野区仮設住宅自治会長、「みんなの家」館長、女性代表、
東北大学学生さんによるトーク、質疑応答
場所:FPCJ会見室(日本プレスセンタービル6階)
言語:日本語(英語の同時通訳付き)
外国プレス以外に、在京大使館員およびFPCJ賛助会員の方もオブザーバーとしてご出席いただけます(無料)。
注)駐車場がありませんので、お車でご来場の際には、近隣の有料駐車場をご利用下さい。