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神戸市が世界に誇る先進的なSDGsな取り組み
「こうべ再生リンプロジェクト 〜神戸と世界をつなぐ循環の輪〜」
~再生リン肥料を使って育てた酒米を使用した「Japanese Sake」の試飲なども~
【開催日】2024年9月6日(金) 14時00分~15時15分(受付開始 13時30分)
【会 場】丸ビルホール&コンファレンススクエア8F
【対 象】外国メディア関係者、在日大使館員関係者
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【お申込み方法】
・以下の内容をメールにてお送り下さい。 ※申込締切:2024年9月5日(木) 17:00まで
・宛先:sc@fpcjpn.or.jp(フォーリン・プレスセンター広報企画課担当:佐藤 彩子)
(1) 所属団体/媒体名
(2) 部署名
(3) 参加者氏名(申込代表者)
(4) 電話番号(当日連絡先)
(5) メールアドレス
(6) 撮影機材: ムービー ・ スチール
(7) 合計参加人数((3)の方を含む) 名(その他参加者氏名: )
(8) 質問、要望
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兵庫県神戸市(市長:久元 喜造)では、2011年から市内の下水処理の過程でリンを回収し肥料化する取組に着手し、回収されたリンを「こうべ再生リン」と名付け、肥料メーカー、JA兵庫六甲と協力し肥料化・販売する「こうべ再生リンプロジェクト」を始動しました。
この取組は阪神・淡路大震災を経験し、「新たな技術で神戸を進化させたい」という当時の職員の強い意志が市の上層部を動かし、また様々なステークホルダーの協力を得て始まりました。
2015年には、「こうべ再生リン」を活用した肥料「こうべハーベスト」が販売され、神戸市内でつくられるキャベツやスイートコーンなどの神戸ブランド野菜「こうべ旬菜」や、市立小学校の給食で出される米「きぬむすめ」の栽培に使われています。
資源循環の取組として推進してきた本プロジェクトは2021年に輸入リンの価格高騰を受け、「食料安全保障」の側面が加わりました。肥料の輸入価格高騰による日本の第一次産業を圧迫する中でも「こうべハーベスト」が普及することで農業経営の安定化を実現し、国内の食の安全確保を実現することができます。
本市の取組の特徴は、下水汚泥から再生されたリンが、市場に流通する肥料の原料として活用され、肥料を使った食材が学校給食に採用されるなど、最終消費者にまで届いているところにあります。これは世界的に見ても先進的であり、神戸市が世界をリードする事業であると考えています。今回開催する「こうべ再生リンプロジェクト 〜神戸と世界をつなぐ循環の輪〜」では、神戸市長をはじめ、ご支援をいただいている国土交通省、本事業に参画いだいている水ing株式会社、JA兵庫六甲のご担当者様にもご参加いただき、その背景や具体的な内容、現状の課題や今後の展望など、最新トピックスをお届けいたします。
< 概 要 >
【主 催】 | 神戸市(神戸市PR事務局/共同ピーアール株式会社)(協力:公益財団法人フォーリン・プレスセンタ―) |
【開催日】 | 2024年9月6日(金) 14時00分~15時15分終了予定 / 受付開始 13時30分 |
【会 場】 | 丸ビルホール&コンファレンススクエア 住所/東京都千代田区丸の内2丁目4−1 丸ビル8F |
【登壇者】 | ・神戸市長 久元 喜造 |
・国土交通省水管理・国土保全局(上下水道審議官グループ)上下水道企画課 資源利用係長 吉松 竜宏 様 | |
・水ing株式会社執行役員 企画開発本部 副本部長 熊谷 司 様 | |
・JA兵庫六甲 神戸営農総合センター 統括マネージャー 猪島 嗣公 様 |
< ラウンドテーブル 内容 >
【構 成】
①神戸市
市の特徴、農村・里山再生
②国土交通省
下水の再資源化の取組
③神戸市
取組の狙い、現在注目される要因、事業の特徴(長年の実績、給食食材への採用など)
④水ing株式会社
プラントメーカーが肥料メーカーになった背景、商品としての流通面での課題、苦労した点など
⑤JA兵庫六甲
市内の農家の受け止め、農業経営的な観点をご紹介
⑥意見交換会(20分程度)
【対 象】
外国メディア関係者、在日大使館員関係者
【言 語】
日本語(英語の同時通訳付) ※神戸市からの説明は英語で実施予定
※ブース展示や製造過程に「こうべ再生リン」が肥料として使われている日本酒の試飲を予定
<登壇者プロフィール>
神戸市長 久元喜造
1954年神戸市兵庫区生まれ、1976年東京大学法学部卒業、同年旧自治省入省。内閣審議官、総務省選挙部長、同自治行政局長などを経て、神戸市副市長。2013年に神戸市長に当選、現在3期目。22年4月指定都市市長会会長に就任。
国土交通省水管理・国土保全局上下水道企画課資源利用係長 吉松 竜宏
2021年環境省採用。「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」に基づく業務を担当。条約に違反する不適正な輸出入の防止に向けた環境整備に従事。2023年国土交通省出向。下水道事業の脱炭素や下水汚泥の利活用に関する業務を担当。2050年カーボンニュートラルの政府目標を踏まえ、脱炭素・循環型社会への転換を先導する「グリーンイノベーション下水道」を推進。修士(農学)。
水ing株式会社執行役員 企画開発本部 副本部長 熊谷 司
1986年に日揮株式会社(現日揮ホールディングス株式会社)に入社し、原子力関連施設や加速器施設の設計・建設プロジェクトに従事し、その後、中国事業の開発、投資事業のアセット管理・運営に従事。2022年度から水ing株式会社で執行役員経営企画統括部長として中期経営計画の策定作業に従事し、2023年度からは中期経営計画の注力事業の一つであるリン回収含む循環事業開発を管掌し、資源循環分野の強化、拡大並びに新規事業投資の推進に従事。
JA兵庫六甲 神戸営農総合センター 統括マネージャー猪島 嗣公
1977年生まれ。1995年神戸市西農業協同組合(現兵庫六甲農業協同組合)入組。営農相談員とし
て営農経済事業に従事。現在は、神戸営農総合センター統括マネージャーとして、須磨区、垂水区、西区、北
区を有する神戸地域の営農経済事業を統括。市内の農業者に「こうべハーベスト」が普及するよう栽培暦の策
定に従事。
(お問い合わせ先)
【ラウンドテーブルに関するもの】
神戸市PR事務局 共同ピーアール株式会社内
担当:松野(まつの)、濱口(はまぐち)、阿蘇品(あそしな)
携帯:090-8793-2659 (松野)、090-5553-2442(濱口)
E-mail:kobe-pr@kyodo-pr.co.jp