Date : January 29, 2021
FPCJ賛助会員向けセミナー開催報告(2021年1月29日)米国とシンガポールの特派員に聞く「コロナ禍のいま、外国メディアはどのような情報を求めているか」
post date : 2021.02.15
FPCJ賛助会員向けセミナー開催報告(2021年1月29日)
米国とシンガポールの特派員に聞く
「コロナ禍のいま、外国メディアはどのような情報を求めているか」
新型コロナウィルスによるパンデミックや東京五輪・パラリンピックの延期などの想定外の事態が発生する中で、海外への情報発信のために、外国メディアに対してどのような情報をどのようにして提供していけばよいのでしょうか。また、どんな情報に外国メディアのニーズがあるのでしょうか。
FPCJでは1月29日(金)、「コロナ禍のいま、外国メディアはどのような情報を求めているか」をテーマに、FPCJ賛助会員を対象としたセミナーを開催しました。講師には、米国ウォール・ストリート・ジャーナルのピーター・ランダース東京支局長と、シンガポール聯合早報のフー・チューウェイ日本特派員をお招きし、コロナ禍でのそれぞれの日本への関心のほか、取材や情報収集の仕方などについて話を聞きました。
海外メディアがどのような情報を求めているかについてランダース氏は、自治体や企業が海外メディアに取り上げてもらいたいと様々な準備や計画をしても、その通りにはいかないとしつつ、様々な準備をして臨機応変に対応することが重要であると述べました。
フー氏は、コロナ禍の中でも、温泉など観光情報や、スマートシティなど日本の新しいものには常に関心があるとし、小さな情報でも積極的に発信してほしいと述べ、また、地方紙の記事にも有益な情報があるとの見方を示しました。
また、参加者からは、気候変動やSDGsについて、どうすれば日本企業の取り組みを海外のメディアに取り上げてもらえるか、プレスリリースを発信する場合の望ましい方法・望ましくない方法はなにか、大都市でもなく有名なスポットもない小さな地方都市はどんな手順で取材するのか、といった質問があり、登壇したお二人から取材のポイントや発信する側の心得えなどをお話しいただきました。
セミナーには、賛助会員の自治体、企業、大学などから広報担当者を中心に36名が参加し、オンライン上ではあるものの講師の記者との活発な交流が見られました。FPCJでは、日本から海外への情報発信を支援するため、こうした賛助会員と外国メディアとの貴重な交流の機会を今後も積極的に提供していく予定です。
(セミナーの概要については、賛助会員の皆様には別途ご報告させていただきます)
*賛助会員制度については、こちら(https://fpcj.jp/about/help/)をご覧ください。お問い合わせはsc[at]fpcjpn.or.jpまでご連絡下さい。(※[at]は@に置き換えて下さい。)