プレスツアー(報告)

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実施日 : 2009年07月16日

報告:2009年7月16日【プレスツアー:農業を“かっこいい仕事”に!】

投稿日 : 2013年08月24日

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農業人口の高齢化が深刻になるなか、奮闘している若い農業家達の動きを取材しました。「若者の就農を増やすには、農業のイメージを変え、『かっこいい仕事』にしなければならない」と、農業の魅力を若者にアピールする活動や就農支援を行っている農家のこせがれネットワークの宮治代表に話を聞いたほか、消費圏に近い利点を生かしてユニークな農業を展開する千葉の農業家3名を訪ねました。中、韓、台、独、仏、米、インドネシアの7地域から11名の記者が参加しました。

 

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本ツアーでは、まず初めに、農家のこせがれネットワークの代表理事CEO 宮治勇輔氏にブリーフィングをして頂きました。同ネットワークでは、農家と生産者を繋げるプラットフォームとして、直販イベントの開催、農家へのマーケティングやブランディング支援を行っており、更には、就農者の育成や、耕作放棄地再生プロジェクトなど、地方農業の再生も計画しているとのことでした。記者からは「農協などの既存のシステムについてどう思うか」、「なぜ企業を辞めて農家を継いだのか」など次々と質問が挙がりました。

 

 

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次に、千葉県松戸市の野菜直販店「ベリベジ畑直ステーション」を取材しました。バスの中でお店のオーナーであり農家でもある斎藤正明氏に説明を受けたのち、実際にお店を訪問しました。偶然来店したお客さんにインタビューする記者の姿も見られました。

 

 

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その後、千葉県流山市自然農園レインボーファミリーを訪問し、オーナーの笠原秀樹氏に話を聞きました。同農園では、放し飼いで育てた鶏卵の生産と、無農薬・有機栽培の野菜の生産を行っています。鶏糞が野菜の肥料となり、野菜屑はニワトリの餌となる循環型の農業と言えます。記者は、栽培方法だけではなく、同農園の直販宅配システムなどビジネス面にも関心を持ったようで、熱心に笠原氏の話に耳を傾けていました。

 

 

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最後に、千葉県柏市小川ファームを取材しました。同ファームの小川幸夫氏は、虫について研究している農業家で、豊富な虫の知識を生かして100種類もの野菜の無農薬栽培を行っています。それぞれの作物につく害虫の天敵を効果的に利用し ていました。記者らは、虫を使った無農薬栽培という手法に大いに興味をひかれたようで、質問が尽きませんでした。また、「現政権の農業政策についてどう思 うか?」、「政府に期待することは何か?」といった質問も出ていました。個別にインタビューを収録するメディアも多く、各記者が熱の入った取材を行っていました。

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