プレスツアー(報告)

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実施日 : 2020年07月17日

報告:プレスツアー「コロナと共に生きる技術と想像力」

投稿日 : 2020年08月06日

「ウィズコロナ時代の人々の暮らしを支える先端技術」をテーマに、コロナ禍における人々の健康で幸せな暮らしの実現に貢献することが期待される取組を都内で取材しました。本ツアーには、韓国、ベトナム、フランス、ドイツ、ロシアのメディアから、計7名の記者が参加しました。


※本プレスツアーはフォーリン・プレスセンターが主催しました。

 

※取材先の詳細については、こちらのプレスツアー案内をご覧ください。

 


 

<VRリハビリキット「RehaVR(リハ ブイアール)」>


路面電車を想わせる東急世田谷線の上町駅からほど近い東京医療保健大学を訪れ、VR(仮想現実)技術を使った高齢者向けのリハビリシステム「RehaVR」を取材しました。

 

RehaVRは、VRヘッドセットを装着して小型フィットネスバイクのペダルを回すと、そのスピードに合わせてVR動画が動き、まるで屋外を散歩しているような気分でリハビリを楽しめる仕組みで、病院や高齢者施設など国内12か所で導入されています。

 

記者たちは、VRヘッドセットを装着して自ら近未来型のリハビリを体験し、自由な外出がままならないウィズコロナの時代にVRリハビリに期待される役割のほか、認知症予防への効果などについて質問しました。RehaVRを同大学今泉一哉教授と共同で開発したsilvereye株式会社の汲田宏司代表は、「今はリハビリに『楽しさ』を取り入れてモチベーションを高めることが主な狙いだが、今後は、それが運動機能障害の回復や脳の活性化などに実際にどのような影響を与えるか、さらに調査検証していきたい」と話しました。

 

   

 

 

<家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」>


GROOVE X株式会社が開発した「家族のような」ロボット、「LOVOT(らぼっと)」は、「外出自粛生活の救世主」とも呼ばれ、売上は非常事態宣言前に比べて6倍にも達しています。

 

LOVOTの生みの親である同社の林要代表は、「人に寄り添い、心を満たす」というLOVOTの開発コンセプトや、「生き物」感を出すために採用された最先端の技術、人びとが「孤独」に向き合わなければならない時代にLOVOTが果たしうる役割などを説明しました。

 

記者からは、LOVOTの購買層やコロナ禍による売上への影響、犬や猫などのペットとの能力の違い、子どもの情操教育への効果など、様々な質問があがりました。また、記者たち自らLOVOTを抱いたり、名前を呼んだりして、LOVOTが自分を可愛がってくれた人になつき、愛くるしい声を発しながら喜ぶ様子を、熱心に撮影しました。

 

 

  

 

 

◆本プレスツアーに関連する報道の一部をご紹介します(タイトルはFPCJ仮訳)

 

世界日報(韓国/新聞)

8月1日「 [세계는 지금] 업무는 ‘텔레워크’로 여가오락은 ‘실내VR’ 외로울 땐 ‘러봇’에 기대」([世界は今] 業務は「テレワーク」で、余暇の娯楽は「室内VR」、寂しい時は「LOVOT」に期待)

 

Vietnam Television (VTV)(ベトナム/テレビ)

7月25日「Lovot - Robot có cảm xúc, thay thế thú cưng trong nhà」(Lovot-感情に訴えるロボット、ペットに取って代わる)

8月5日「Thực tế ảo giúp vận động tại nhà tranh covid 19」(Covid 19を避けて自宅でのリハビリを助けるバーチャルリアリティ)(※該当箇所は、8’10から開始)

 

Rossiyskaya Gazeta(ロシア/新聞)

8月5日「Робот пригреет(ロボットが温めます)

 

RIAノーボスチ通信社(ロシア/通信社)

7月29日「В Японии выросли продажи роботов, заменяющих домашних питомцев 」(ペットに代わるロボットの販売が国内で増加)

 

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