実施日 : 2016年11月13日 - 23日
先進国記者招聘 米国「ワシントン・ポスト」紙 スティーブン・ストロムバーグ論説記者
投稿日 : 2017年01月05日
平成28年度FPCJ先進国記者招聘事業により、11月13日~11月23日の間、米国「ワシントン・ポスト」紙のスティーブン・ストロムバーグ論説記者を招聘しました。
「ワシントン・ポスト」は、1877年創刊の米国を代表する高級日刊紙で、政府にも大きな影響力持っています。ストロムバーグ記者は同紙の論説記者として、ホワイトハウスや米議会の動向を取材する他、環境・エネルギー問題などを専門にカバーしています。
(写真:スマートタウンで電動アシスト自転車のシェアサービスを視察する記者)
記者は初来日となる今回、「日本の原発・エネルギー政策」を主なテーマに東京、神奈川、愛知で取材を行いました。
日本のエネルギー政策における原子力の位置づけやエネルギーのベストミックス(理想的な電源構成)、再生可能エネルギーの普及などに関心を持っており、経済産業省・資源エネルギー庁などの関連省庁取材の他、環境大臣や国会議員、様々な立場の有識者、電力会社などに話を聞きました。
また、日本の最先端の環境技術を凝縮したスマートタウンの視察や水素を燃料に走る燃料電池自動車を製造する自動車メーカーの訪問も行いました。
(写真:スマートタウンのエネルギー管理システムを視察する記者) (写真:燃料電池自動車に試乗する記者)
さらに記者は、「TPPと米国のアジア重視政策」、「日本の経済改革」のテーマでも取材し、TPPからの離脱を表明するトランプ次期米大統領に対する日本側の見解や日本経済の展望について内閣官房参与、経団連、民間のエコノミストなどに話を聞きました。
*今回の取材による報道は下記のリンクよりご覧いただけます。
"Japanese officials cling to Trump's history as a businessman"(2016年11月17日付)
「日本政府関係者はトランプ氏のビジネスマンとしての経歴に固執する」
“A climate negotiator explains why Trump might not be a total disaster for the planet”(2016年11月20日付)
「トランプ氏が地球にとっての大災難にはならないかもしれない理由を気候変動の交渉担当者は説明する」
“Japan shows why the world needs fracking-and nuclear power”(2016年11月27日付)
「日本は水圧破砕と原発が必要な理由を示す」