実施日 : 2013年06月15日 - 19日
報告:「ジェファーソン・フェローシップ・プログラム2013」への取材協力(2013年6月15~19日)
投稿日 : 2013年08月21日
6月15から19日まで、米国ハワイのイースト・ウェスト・センターが主催する「ジェファーソン・フェローシップ・プログラム2013」に参加するジャーナリストの一行が来日し、当センターは彼らの取材アポイントの一部をアレンジしました。
毎年、アジア太平洋地域と米国のジャーナリスト計10名強が参加する「ジェファーソン・フェローシップ・プログラム」は、1967年に創設された記者研修プログラムです。今年は「アジア太平洋での新たなリーダーシップ:古い問題を解決し、新しい現実に対応する」をテーマに3週間にわたって実施され、10カ国16名の記者が参加。ハワイでのセッションに続き、東京、北京、ヤンゴンを訪問しました。
東京では<安倍総理という新しいリーダーを迎えた日本は、政治や経済、社会の古くからの課題をどう克服し、中国の台頭に代表される地域のパワー・ダイナミクスの現実にどう対応していくのか>に焦点があてられ、参加記者たちは日本政府関係者や有識者等と精力的に対話を行いました。
当センターは「アベノミクス」に関連し、高橋進・日本総合研究理事長と石倉洋子・慶應義塾大学大学院教授へのインタビューをアレンジしました。「アベノミクス」は、今回の訪日にあたって記者たちが最も高い関心を寄せていたテーマであり、記者たちは「アベノミクス」の効用とリスク、そして日本の競争力向上の切り札としての女性の力について理解を深めました。
また、当センターは、日本の若者の起業を支援しているNPO法人ETICへの訪問もアレンジしました。記者たちは、宮城治男ETIC代表理事や、日本の古い社会システムにとらわれずチャレンジを続けている若い起業家たちとの懇談を通じ、日本の明るい兆しを見出したようでした。
(写真は宮城ETIC代表理事との意見交換の様子)