実施日 : 2015年10月12日 - 22日
先進国記者招聘 米国「ディプロマット」誌シャノン・ティエッジ副編集者
投稿日 : 2015年12月11日
平成27年度FPCJ先進国記者招聘事業により、10月12日～10月22日の間、米国「ディプロマット」誌シャノン・ティエッジ副編集者を招聘しました。ティエッジ記者は今滞在中、「日本の外交・安全保障政策」、「歴史問題の克服（戦後70年）」をテーマに東京・広島・沖縄で取材をしました。
ティエッジ記者は、アジア太平洋地域の国際問題を扱うオンライン誌「ディプロマット」の副編集者として、ワシントンを拠点に北東アジアの国際関係や経済についてカバーしています。記者は、これまでも日本に関するニュースを多く取り上げてきましたが、日本での取材は今回が初めてであり、本招聘は記者に日本を肌で感じてもらう非常に良い機会となりました。
（写真：普天間飛行場を眺める記者）
記者は、「日本の外交・安全保障政策」のテーマでは、安全保障法制の整備のような新しい動きや、軍事力を高める中国に対する日本の長期的な安全保障戦略などに関心を持っており、防衛省など関連省庁の幹部、元防衛大臣、内閣官房参与、大学教授らに話を聞きました。
「歴史問題の克服（戦後70年）」のテーマでは、21世紀構想懇談会の委員を中心に、戦後70年談話に対する中韓の反応や懇談会委員の提言が政府の政策に与えた影響などについて取材しました。
また、沖縄では米軍基地の移設問題について様々な立場の人に話を聞くことで問題解決の糸口を探りたいとし、県内の民間企業経営者、NPO法人理事長、元白梅学徒隊員など多くの人にインタビューを行いました。
同テーマに関連して、東京では東京大空襲・戦火資料センターおよび靖国神社、広島では広島平和記念資料館、沖縄では平和祈念資料館も視察しました。
（写真：沖縄県平和祈念公園にて）
＊今回の取材に基づく記事は、以下のリンクよりご覧いただけます。
“China, Japan Hold High-Level Talks, Prepare for Trilateral Summit”
「日中は日中韓首脳会談実現に向けて，ハイレベル対話を行う」（2015/10/14付）
http://thediplomat.com/2015/10/china-japan-hold-high-level-talks-prepare-for-trilateral-summit/
“China Tests Japan's Resolve Over East China Sea”
「中国は東シナ海を巡り日本の決意を試す」（2015/10/21付）
http://thediplomat.com/2015/10/china-tests-japans-resolve-over-east-china-sea/
“Why Japan Won't Get Too Involved in the South China Sea”
「南シナ海に日本が深く関わらない理由」（2015/10/29付）
http://thediplomat.com/2015/10/why-japan-wont-get-too-involved-in-the-south-china-sea/
“Beyond Futenma: Okinawa and the US Base Conundrum”
「普天間を超えた沖縄と米軍基地の難しい問題」（2015/11/4付）
http://thediplomat.com/2015/11/beyond-futenma-okinawa-and-the-us-base-conundrum/
“How Japan Views History”
「日本の歴史の見方」（2015/11/30付）