実施日 : 2013年09月08日 - 14日
報告:笹川平和財団「エジプト若手ジャーナリスト招へい(第一回)」
投稿日 : 2013年10月18日
9月8日~14日、笹川平和財団(笹川中東イスラム基金)の「エジプト若手ジャーナリスト招へい」事業により、エジプトの有力紙「Al Akhbar(アル・アフバール)」の若手記者2名が来日しました。当センターは、笹川平和財団の委託を受け、同事業を企画運営しました。
「Al Akhbar」紙は、近年エジプト国内で急速に支持を拡大しているアラビア語日刊紙で、最近の調査では、エジプトを代表する老舗日刊紙「Al Ahram」紙よりも高い支持を受けています。
中心テーマであった「日-エジプト関係」を巡っては両記者は外務省のほか、アフリカ・中東出身初の関取となったエジプト人力士・大砂嵐関、過去50年以上にわたりエジプトに鉄道車両を納入している近畿車輌(株)などを取材しました。
また、公害や交通渋滞などが深刻な社会問題となっているエジプトの発展に貢献するため、今回のプログラムでは日本が世界に誇る環境技術やインフラについても取材。記者たちは、深刻な公害を克服し世界的な環境先進都市となった川崎市、大都市東京の交通を司る警視庁交通管制センター、エジプトを含むアフリカ諸国に技術支援も行っている横浜市水道局の浄水場、循環型社会の実現に向け最先端のゴミ処理を行っている施設などを訪れました。
そのほか、記者たちは朝日新聞社及びNHKを訪れ、元カイロ特派員と昨今のエジプト情勢に関する意見交換も行うとともに、日本のメディアの仕事の現場を視察しました。