記者招聘事業(報告)

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実施日 : 2013年10月02日 - 09日

報告:アジア太平洋における災害管理とレジリエンスに関するジャーナリズム・フェローシップ

投稿日 : 2013年10月18日

10月2日から9日まで、米国ハワイのイースト・ウェスト・センターが主催する記者研修プログラムに参加するアジア太平洋地域及び米国のジャーナリストが来日し、「災害管理とレジリエンス」をテーマに東京と仙台で取材を行いました。当センターはこのプログラムのパートナーとして、日本での取材アポイントのアレンジ等の協力を行いました。

 

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来日したのは、「アジア太平洋における災害管理とレジリエンスに関するジャーナリズム・フェローシップ(The Disaster Management and Resiliency in the Asia Pacific Journalism Fellowships)」プログラムの一行。2週間にわたりニューヨーク、東京、仙台、成都(中国)の4都市を訪れ、各地で災害からの復興や防災・減災の取り組みを取材するというプログラムで、昨年に続き2度目となる今年は、豪州、フィジー、インドネシア、日本、ニュージーランド、パプアニューギニア、フィリピン、中国、米国から計12名の記者が参加しました。

 

約1週間にわたった日本滞在のうち、東京では、復興庁や気象庁等を訪

れ日本政府の取り組みについて取材をしたほか、例えば福島第一原発事故の関連で、国会事故調査委員会の黒川清・元委員長、エネルギー問題の専門家等にインタビューも行いました。また、次世代の育成や被災経験の伝承にも焦点を当て、被災した若者の成長を支援している「教育支援グローバル基金(Beyond TOMORROW)」や、楽しみながら防災を学べるようにNPO法人プラス・アーツが開催している防災のお祭り「BO-SAI EXPO」も取材しました。

 

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仙台では、仙台市の復興事業局から復興の現状や今後の再建計画についてブリーフィングを受けたほか、東北地方の津波被害の歴史、災害時の情報発信、被災歴史文書の復旧、被災地の経済復興、防潮堤建設が生態系に与える影響などの様々なテーマについて、東北大学及び東北学院大学の多くの専門家の先生方から話を聞きました。さらに、東北大学で学ぶ学生のみなさんと被災地の復興をテーマに対話を行ったほか、バスで仙台から2時間ほどの距離にある南三陸町を日帰りで訪れ、地元で復興支援活動を行っているピースウインズ・ジャパンのご協力のもと、カキの養殖や観光などの復興の現状を取材するとともに、佐藤仁町長にインタビューを行いました。

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