記者招聘事業(報告)

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実施日 : 2012年01月16日 - 24日

報告:外務省受託事業「東日本大震災からの復興に向けた日本の歩み(欧州グループ)」(2012年1月16日~1月24日)

投稿日 : 2013年08月20日

外務省の招聘により、イタリア、ウクライナ、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、フィンランド、ロシアから計10名の記者が来日し、「観光復興への取組みや、日本の食文化」をテーマに取材を行いました。今回の招聘事業では、東京で政府関係者(外務省、観光庁、農林水産省)より、復興に向けたこれまでの取り組みや、外国人観光客を呼び戻す努力、日本の食材・食文化についてブリーフィングを受けた後、外国人観光客へ向けて明るい話題を提供するため、東京スカイツリーや秋葉原といった最新スポットや、被災地の観光復興への取組みとして松島や平泉を中心とした東北の観光地を訪れました。また、仙台空港から関西に移動し、和歌山県で、日本の伝統や食文化を体験するため、高野山の他、醤油の発祥地湯浅町および海南市の日本酒メーカーも訪問しました。

(※本プログラムは、外務省が主催し、FPCJが企画・実施したものです)

 

**********************主な取材地***********************

 

東京の新たな観光スポット

img4f5e908e25ce9漫画、アニメ、ゲーム関連資料を収蔵する世界最大級の「東京国際マンガ図書館」の設立を2014年までに目指している明治大学を訪れ、藤本由香里准教授、森川嘉一郎准教授より、日本のマンガやオタクカルチャーについてのブリーフィングを受けた後、明治大学で日本のポップカルチャーを学んでいるドイツ、アメリカ、イギリスからの留学生とともに秋葉原を訪れ、フィギュア・アニメを扱う店舗等を巡りました。

 

 

img4f5e90b4c95fd「モノづくり」+「クリエイター」+「祭り」を組み合わせ、下町らしく町を盛り上げる≪モノマチ≫というイベントは、東京スカイツリー直下の職人の町、台東区の特徴を生かした観光に関する新たな取り組み。≪モノマチ≫を企画する台東モノづくりのマチづくり実行委員長の木本誠一氏と、台東デザイナーズビレッジの鈴木純村長から説明を伺いました。

 

 

img4f5e90a220503深大寺は、1300年前に建立され都内では浅草の浅草寺につぐ古刹。記者一行は、深大寺の庫裏でそば打ちを体験し、自身で打ったそばを昼食としました。

 

 

img4f5e9081385ab被災地の観光復興への取組み

3月11日の震災による影響や、宗教がこの状況下で果たしていく役割について中尊寺執事長から伺った。毛越寺では、1月20日の夜に開催された20日夜祭を訪れ、寒さの厳しい中、ふんどし姿の男性ががたいまつを掲げて練り歩く様子を取材しました。

 

 

和歌山県:日本の伝統や食文化

img4f5e90abedd8b近年は国内外から年間120万人の観光客が訪れる高野町。外国人観光客誘致の取り組みについては、高野町本来の良さが分かるような景観保全(電線の地中化、公衆電話ボックスの和風建築等)や世界共通のピクトグラムを使用することによる外国人観光客にも分かりやすい地図の設置を試みています。記者たちはブリーフィングの後、高野町の名所を訪れ、宿坊では仁坂和歌山県知事と懇談しながら精進料理を堪能しました。

 

 

img4f5e90982a4ae和歌山県湯浅町は、醤油発祥の地。2006年12月に、醤油の醸造町として、重要伝統的建造物群保存地区として文化庁から選定された。1817年から続く、醤油屋角長を訪れ、天保時代そのままの蔵で醤油作りの工程や当時の道具類、帳簿類も保存している資料館を加納代表取締役の案内により視察しました。

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