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法務省法務総合研究所の畔柳（くろやなぎ）章裕　研究部長をお招きし、「平成24年版　犯罪白書」の内容についてご説明いただきました。外国プレス9名を含む計19名が参加しました。

畔柳部長は、刑法犯の認知件数・検挙率の推移などについて紹介した後、今回の白書の特集「刑務所出所者等の社会復帰支援」について、法務総合研究所が保護司、受刑者および在院者に対して行ったアンケート調査も踏まえて詳しく紹介。再犯防止のために特に重要とされる刑務所出所者等の就労と住居の確保に関して新たな施策が次々に打ち出されていると現状を解説し、そのいくつかを紹介しました。

また、最後には、「犯罪を犯した者もいずれは地域に戻ってきます。刑務所出所者等を受け入れる側になる国民の理解と支持なしには、諸施策も十分な効果を発揮することはできません。国民の十分な理解と支持を得るためにも、刑務所出所者等の社会復帰支援の現状と課題を分かりやすく発信していくことが必要であり、今回の犯罪白書がその一助となればと考えています」と述べ、ブリーフィングを締め括りました。