【札幌市】目で、口で、体で楽しめる札幌の秋
投稿日 : 2016年10月31日
【国際交流員が発信する札幌の魅力】
ソン・ミンジ さん
韓国・大邱(テグ)広域市
札幌の秋は日本の他の街よりもその期間が短く、秋が来たのかなと思えばいつのまにか雪が降り始める、短いからこそ、もっと思う存分楽しみたい季節です。今回は皆さまに様々な札幌の秋の魅力をご紹介したいと思います。
まず、目で楽しめる札幌の秋です。札幌の紅葉は、9月下旬から色づきが始まり、例年の見頃は10月上旬~10月中旬になります。私のおすすめの紅葉スポットは定山渓です。定山渓といえば、温泉というイメージが最初に浮かぶ方もいらっしゃると思いますが、実はカヌーや乗馬などのアクティビティも充実しています。特に乗馬は、初めての方でも、馬場でレッスン後に園内を外乗することができますので、家族や友人、仲間みんなで楽しめると思います。
そして何と言っても、アクティビティで疲れた体を休ませるには、温泉が一番でしょう。
露天風呂の中でゆったりした気持ちで温泉を楽しみながら眺めるきれいな紅葉は、まるで自分が風景画の中にいるような錯覚まで呼び起こします。目も、体も癒されるのに間違いありません。そしてこの時期には、口で楽しめるイベントも開催されます。
9月上旬から約1ヵ月間、大通公園で開催される「さっぽろオータムフェスト」では、北海道・札幌を代表する食・グルメを中心に、特に秋ならではの素材、ご当地グルメを楽しむことができます。北海道内各地の特徴を生かしたラーメンを中心とした5丁目、ワインや日本酒が楽しめる7丁目、北海道の肉をテーマとした10丁目など、各丁目ごとに違う雰囲気や食べ物を楽しむことができるのも、このオータムフェストの魅力の一つです。
今年の オータムフェストは10月1日をもって終了してしまいましたが、まだまだ秋に旬を迎えた美味しい食べ物がたくさんあります。札幌観光で人気上位にあがる食材である「いくら」は、サケの遡上が始まる9月頃から旬を迎え、市場ではつくりたての生いくらが楽しめます。さらに、北海道の太平洋沿岸部でしか獲れない「ししゃも」も10月に漁が解禁され、新物ならではの味を堪能できます。そのうえ、野生動物が冬に向けて栄養を蓄える秋は、エゾシカなどのジビエの季節でもあり、まさに皆さまの食欲に火をつけてしまうのではないでしょうか。
皆さんもぜひ、札幌の秋を目で、口で、そして体で楽しんでみてはいかがでしょうか。
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