プレスツアー(案内)

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実施日 : 2006年02月16日 - 17日

石川県・金沢大学プレスツアー

投稿日 : 2013年08月23日

経済産業省は「J-ブランド構想」というキャッチフレーズを掲げ、21世紀のグローバル競争に勝ち残れる中小企業の海外進出を積極的にバックアップする新しい政策を打ち出した。これを受けて「JAPANブランド育成支援事業」を実施し、平成16年度は石川県から山中漆器、九谷焼の2プロジェクトが選ばれ、今年度は「輪島塗」と「いしり」の2プロジェクトが選ばれた。石川県は全国的にも金箔、漆器、陶磁器など数多くの伝統工芸品の産地として有名であるが、近年ではその高い技術を世界的ブランドとして確立するべく新たな取り組みも始まっている。
 教育にも力を入れている石川県には、金沢大学と北陸先端科学技術大学院大学の2校の国立大学法人があり、両校とも文部科学省が平成14年度から世界レベルでの研究を支援するプログラム「21世紀COEプログラム」に2つの研究事業が採択された。また、多くのITベンチャー育成に貢献する「いしかわサイエンスパーク」は北陸先端科学技術大学院大学を核としてさまざまな技術開発に取り組んでいる。
 小松空港に続き、県内2カ所目となる能登空港が2003年にオープンしたことにより、首都圏から能登へのアクセスはわずか1時間となり、能登の文化や歴史を十分に堪能できるようになった。また、能登空港は空港ターミナルビルでありながら、行政機関である奥能登行政センターとの合築や飛行機の整備士等を要請する日本航空学園の隣接地への誘致など、全国に例をみない試みを取り入れたユニークな空港である。
 今回のツアーでは、日本漆芸の最高峰「輪島塗」と日本3大魚醤に挙げられる「いしり」の魅力と伝統、さらには世界進出を視野に入れた新たな取り組みについて追うとともに教育現場にも足を運び、県が世界に誇るIT技術やアルツハイマーなどの研究について取材する。
取材内容

 

いしかわサイエンスパーク(ISP)

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県都金沢と同一経済圏にある辰口町の丘陵地域に位置し、産学連携の研究開発を推進するためのエリア。後述の北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)がその中核的機関。ISPと次世代インターネット技術の研究開発拠点「北陸IT研究開発支援センター」 を視察。

 

北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)

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先端科学技術分野における産学連携と国際的な研究開発を目的として設立された日本初の国立の大学院大学。


「情報科学」「材料科学」「知識科学」の3つの研究科を持ち、特にITとナノテクノロジー分野では国内外で活躍する優秀な研究者が多数在籍。ツアーでは、大学の海外交流事業について話を聞く。

 

東山茶屋街

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金沢には東山、野町、旧主計町の3つの茶屋街があり、中でも東山茶屋街は、金沢でも最も色濃く風情が残っている地区。格子のある家が立ち並び、
夕暮れ時には今でも太鼓や三味線の音が聞こえてくる。現在でもお茶屋さんが8軒あり、古いものは約140年の歴史を誇る。

 

金沢大学 

 

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創立1949年の歴史ある大学。世界に誇る研究開発を行い、平成16年度に21世紀COEプログラムに採択された「発達・学習・記憶と生涯の革新的脳科学の創成」は、発達障害や高齢者の記憶障害、痴呆の研究を行っており、難病であり治療法が確立していなかった脊髄小脳変性症の治療に生かされることが期待されている。今回は大学の地域貢献事業や海外交流について聞くとともに、前述の研修を行う平井助教授とナノサイエンスの研究を行う安藤教授の研究室を訪問する。また、同大学には44カ国から約380人という多くの留学生が在籍しており(平成17年5月現在)、各国留学生との交流の機会も持つ。
輪島塗工房長屋

 

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2003年の能登空港の開港に合わせ、石川県が誇る伝統工芸「輪島塗」をより良く知ってもらう目的でオープンした施設。輪島塗の制作過程は非常に細かいもので、1つの作品だけでも120以上の工程があり、何人もの職人さんの手を介するため同施設がオープンするまでは製造工程の見学が難しかった。この工房長屋では、若手からベテランまで多くの職人が工房で作業をしており、輪島塗の制作を見学しながら職人に話を聞く。

 

 

いしり料理

 

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日本三大魚醤の一つである能登の「いしり」は、スルメイカやイワシなどを原料に生産され、奥能登の伝統料理等に使われる調味料。穀物菱油に比べアミノ酸が多く、独特の「こく味」を感じさせる万能調味料。魔法のエキス「ISHIRI」としてブランドの定着を狙い欧米市場への拡大を目指す。昼食でいしり料理を堪能しながら海外戦略についての話を聞き、製造現場を見学する。

 

能登空港

 

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小松空港に続く、県内2番目の空港。羽田ー能登間を一日二往復するほか、台湾からのチャーター便が就航している。また、能登空港は空港ターミナルビルでありながら、数々の全国に例をみないユニークな取り組みを行っている。行政機関である奥能登行政センターを合築しており、職員は約230人にのぼる。4階部分は生涯学習センターとして地域住民に開放されておりさまざまな講座が提供されている。さらに、飛行機の整備士等を要請する日本航空学園の隣接地への誘致などを行い、地方空港の成功例として注目を集めている。

 

実施要領

 

 

 

1)日程: 2月16日(木)~17日(金)
(現地移動は借り上げバス)

 

[第1日目]
07:35   東京・羽田空港発(JAL1271)
08:40    小松空港着
09:30-11:50 いしかわサイエンスパーク訪問
11:50-12:40 いしかわサイエンスパークにて昼食
13:30-14:10 東山茶屋街散策
14:30-18:30 金沢大学訪問
18:30-20:30 金沢大学留学生らとの意見交換会
19:30-20:30 夜の金沢ライトアップバスツアー(オプション)

 

金沢大学ゲストハウス泊(電話:076-264-5275)

 

[第2日目]
07:30 金沢大学にて朝食
08:15 金沢大学発
11:00-12:15 輪島塗工房長屋訪問
(時間によっては朝市にも立ち寄ります)
13:00-14:15 いしり製造工場訪問、昼食(いしり料理)
15:00-15:30 能登空港取材
16:50 能登空港発(ANA750)
17:35 東京・羽田空港着、解散

 

2)主催: 石川県、金沢大学、ジェトロ金沢、フォーリンプレスセンター

 

3)参加資格: 外務省発行外国記者証保持者

 

4)参加費用: 1人¥15,000-(全行程交通費、食事、宿泊を含む)
*天候等の影響で事業実施が不可能となった場合には、参加費全額を返金します。ただし、参加者側の都合によりキャンセルされる場合、2月8日(水)17:00以降は7,500円いただきます。

 

5)募集人数: 先着順9名(各社ペン1名、カメラ1名、TVは1社2名まで)

 

6)言語:日本語、英語

 

7)参加申込: FPCホームページ

 

>> Linkより直接お申し込み下さい。又は、下記申込書を記入の上、FAXでお送り下さい。

 

8)FPC担当: メディア・リレーションズ課・鈴木 、小泉(Tel:03-3501-5070)

 

9)備考: ①写真・TV撮影は一部制限があります。担当者の指示に従って下さい。
②石川県、金沢大学、ジェトロ金沢及びFPCはツアー中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して、一切責任を負いません。

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