プレスツアー(案内)

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実施日 : 2005年02月02日

「横浜マイスター」プレスツアー

投稿日 : 2013年08月22日

~ハマに技あり―横浜の匠を尋ねる~

 

2004年は、1854年に横浜で日米和親条約が締結され開国150年の年となった。そして5年後の2009年には、横浜開港150周年を迎える。 1859年の開港以来、横浜には日本全国や世界から人々が集まり、生糸輸出や土木建築などの諸産業が活発になり、都市としての発展を遂げてきた。同時に、横浜は外来文化の窓口となり、諸外国の文化を吸収しながら新しいものを生み出し、それが日本人の衣食住全般に大きな変化をもたらした。このような横浜の産業・文化の発展の基礎となったのは、昔ながらの「職人」の手仕事であり、職人衆が外国の技術に学んで創意工夫を重ね独自の技能職文化を築き、市民生活を支えてきた。しかし、近年の技術革新、価値観の変化、若年労働力の減少などにより、職人文化は危機的状況にある。横浜市は、今では少数となった地元の優秀な職人に「横浜マイスター」の称号を授与して、貴重な技能の継承や後継者の育成を目的に様々な活動を実施している。今回のツアーでは、和竿師、釜師、漆器工芸師、寿司調理師の「マイスター」の仕事場を訪問、「メイド・イン・ヨコハマ」の原点である「ハマの技」を取材し、伝統を守りながらも進取の気風に富む横浜の匠の哲学に触れる。
横浜市URL: http://www.city.yokohama.jp/front/welcome.html
取材内容

 

*横浜マイスター事業
市民の生活・文化に寄与する優れた技能職者を横浜マイスターに選定、称号を授与し、その活動を通して後継者の育成・確保、貴重な技能の継承、及び技能職の社会的評価の向上を図ることを目的とする。「マイスター」は過去の功績だけでなく、同事業の目的を達成するために将来の活動を期待して選定される。 1996年度より開始、2004年度までに34名(及び1団体)のマイスターが選定されている。
>> Link

 

釜師 中田敞氏
釜の製作は、日本古来の貴重な技能。県下で数人しかいない釜師の中で、中田氏は無形文化財の指定を受けた根来実三氏に師事し、厳しい修行の中で造形・釜肌を深く追求した独特な雅趣を醸し出した作品を作り出している。

 

和竿師 吉田喜三郎氏
横浜で数少ない和竿師。戦前、横浜の漁師の間で使われていた伝統の「横浜竿」(手ばね竿)はもとより、常に新しい技術を取り入れた「新世紀の横浜竿」を製作する。長年培った技能を広く市民に伝えるため和竿教室を開催している。

 

 

 

 

 

漆器工芸・芝山師 宮崎輝生氏
横浜開港当時(1859年)からの横浜の伝統工芸品「芝山漆器」。芝山(漆器にレリーフ状にはめ込む貝や象牙の細工)を製作する「芝山師」も同氏を含め現在二人しかいない。国宝級の骨董品を手掛ける傍ら、「横浜芝山漆器研究会」で技能の伝承に努める。
*横浜芝山漆器:もともとは、現在の千葉県・成田空港近くに芝山村で始まり、江戸を中心に受け継がれてきた技術だったが、横浜開港を機に外国貿易商の目にとまって海外からの注文が舞い込むようになり、江戸から横浜に職人が大量に移住して本格的生産が始まった。1893年シカゴ万博の出品作が入賞したことで横浜独自の芝山漆器が形成されるようになり、大正、昭和と輸出を中心に栄えたが、第二次大戦の空襲により職人が離散したため、現在では継承者はごくわずかとなっている。

 

寿司調理師 中丸正通氏
旬の素材を大切にした寿司づくりを心がける。県鮨商環境衛生同業組合技術コンテスト金賞、その後同コンテスト審査委員を務めるなど業界で第一人者として高い評価を得ている。

 

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実施要領

スケジュール
2005年2月2日

 

09:00
日本プレスセンタービル発(借上げバスで移動)
車中にて、「横浜マイスター事業」と開港期の横浜の産業についてブリーフィング
10:00-11:00
釜師 中田敞氏 訪問
12:00-13:00
寿司職人・中丸正通氏(正乃寿司) 訪問、及び昼食
13:30-14:30
和竿師 吉田喜三郎氏 訪問
15:00-16:00
漆器工芸・芝山師 宮崎輝生氏 訪問
17:00
プレスセンタービル着、解散

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA他の情報

 

参加資格
外務省発行外国記者証保持者

 

参加費用
1人1,500円(昼食代含む)
*支払い方法、キャンセル料につきましては、後ほどお知らせ致します。

 

募集人数
募集人数:先着順10名(各社ペン1名、カメラ1名、TVは1社2名まで)。
申し込み人数が10名を超えた場合は、国別の参加者数に上限を設定することがあります。

 

FPC担当
小泉 (Tel: 03-3501-5070)

 

7.備考
(1) 写真・TV撮影は担当者の指示に従ってください。

 

(2) FPCはツアー中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して、一切責任を負いません。

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