プレスツアー(案内)

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実施日 : 2014年03月20日

案内:プレスツアー「禅のふるさと・鎌倉」

投稿日 : 2014年02月28日

zen02いまや「禅」は、世界の各界トップたちがその経営のマインドに取り入れるなど、ワールドワイドな概念、規範となっている。アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏が禅に傾倒していたことはよく知られているが、シンプルさを徹底的に追求したiPhoneのデザインも禅の教えの影響を受けたものだと言われている。また、最近ではグーグル社が社員研修に禅を取り入れているほか、日本の安倍総理も2007年に一度退任してから復帰するまでの約5年間、月に1度坐禅を組みに禅寺へ通っていたという。

 

禅の原点は中国にあるが、禅宗は、鎌倉時代に日本に伝えられて鎌倉武士たちの庇護を受け、日本で独自の発展を遂げた。明治以降に全世界に広く伝えられた「禅」は日本のものであり、その源流が「鎌倉」にあるということは余り知られていない。いま注目されている和食や、茶道、和菓子、庭づくり、工芸といった日本文化の多くは「禅」から派生している。

 

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本プレスツアーでは、「禅のふるさと・鎌倉」を訪問し、各界のリーダーやビジネスマンたちを魅了する「禅」の教えや禅から派生した文化を取材する。

 

前半は、「鎌倉五山」と呼ばれる禅宗寺院の第四位にあたる浄智寺を訪問。大正時代の建物である書院にて、和菓子づくりのデモンストレーションや禅宗に伝わる「精進料理」を取材する。後半は、臨済宗円覚寺派の大本山である円覚寺に流れる凛とした空気の中、浄智寺住職であり円覚寺の教学部長でもある朝比奈和尚による坐禅を体験する。

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※本プレスツアーは、富士箱根伊豆国際観光テーマ地区神奈川県協議会が主催し、フォーリン・プレスセンターが企画協力しています。

※本プレスツアーでは、参加者には経費の一部を負担していただいていますが、営利を目的とした事業ではありません。

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<取材内容>

 

1.浄智寺(じょうちじ)

鎌倉市山ノ内ある禅宗の寺院。鎌倉幕府第5代執権・北条時頼の3男である北条宗政の菩提を弔うために、弘安6年(1283年)に創建された。臨済宗円覚寺派に属する。鎌倉五山第4位。境内は「浄智寺境内」として国の史跡に指定されている。

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◎本ツアーでは、通常非公開の浄智寺書院(築約90年)にて様々な鎌倉の文化(下記2~5)を取材する

 

2.創作和菓子作家 御園井裕芙子(みそのいゆうこ)

見て楽しい、食べて美味しい手作りを目指して、2003年に「創作和菓子 手毬(temari)」ブランドをたちあげた。北鎌倉にある「たからの庭」を拠点に、季節の和菓子を発表する作品展や、各地でワークショップを開催。2013年フランスのジャパンエクスポ出展ほか、海外でも活躍中。

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◎本ツアーでは、創作和菓子の世界で活躍する御園井氏の和菓子づくりデモンストレーションを見学し、自然に親しみ四季とともに暮らす「禅のこころ」と和菓子のつながりを取材する。

 

3.料理家 入江亮子(いりえりょうこ)

佛教大学仏教学科卒。日本料理の五味五法五色を研究する「温石会(おんじゃくかい)」主宰。四季をいかした懐石料理や精進料理を教えるほか、茶事の出張料理も行っている。茶道(裏千家)講師。利酒(ききざけ)師・日本酒学講師でもある。

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◎本ツアーでは、料理家の入江氏より料理、和菓子、器など、日本文化と禅宗のつながりについて話を聞く。また、修行僧の食事と同じく動物性のものを用いずに出汁の味で調理する「精進料理」を昼食に頂く。

 

4.浄智寺住職、円覚寺教学部長 朝比奈惠温(あさひなえおん)

臨済宗浄智寺住職、円覚寺教育部長という要職にありながら、親しみやすい人柄で、仏教界のみならず鎌倉の各方面から慕われている宗教者。神道・仏教・キリスト教が合同で祈りを捧げる「東日本大震災 追悼・復興祈願祭」の実現に向けて動いた中心人物でもある。現在、鎌倉宗教者会議専務理事。鎌倉市教育委員。

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◎本ツアーでは浄智寺住職であり、円覚寺教学部長も務める朝比奈氏に「禅の考え方」について話を聞く。

 

5.カトリック雪ノ下教会司祭 山口道孝(やまぐちみちたか)

1991年〜カトリック司祭。1980年代から、カンボジアや東ティモールなどのアジア・太平洋地域での国際協力事業や医療などへの支援活動に積極的に携わっている。東日本大震災後、鎌倉の仏教界や神道界に働きかけて、宗教の枠を超えた活動をすすめている。現在、鎌倉宗教者会議専務理事。

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◎本ツアーでは、山口司祭より、昨年設立した「鎌倉宗教者会議」(神道、仏教、キリスト教をつなぐ組織)の動きなども踏まえ、祈りのまち・鎌倉の現在について話を聞く。

 

6.円覚寺(えんがくじ)

鎌倉山ノ内にある、臨済宗円覚寺派の大本山。鎌倉五山第2位。鎌倉時代の弘安5年(1282年)に鎌倉幕府第8代執権北条時宗が元寇の戦没者追悼のため中国僧の無学祖元を招いて創建した。境内には国宝に指定された舎利殿と、修行僧が暮らす僧堂がある。

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◎本ツアーでは円覚寺にて坐禅を体験する。

 

 <実施要領>

 

1.日程: 2014320日(木)

11:00     北鎌倉駅集合

               徒歩移動(北鎌倉駅→浄智寺書院)

11:30     和菓子づくりデモンストレーション(和菓子作家・御園井裕芙子氏)

12:00   精進料理(昼食)、季節の和菓子・抹茶(料理家・入江亮子氏)          

13:00      NPO法人Takara鎌倉・中尾京子氏ブリーフィング「鎌倉と禅の歴史」

13:30      インタビュー

      朝比奈恵温(浄智寺住職、円覚寺教学部長)

               山口道孝(カトリック雪ノ下教会司祭)

14:30      浄智寺境内参拝、円覚寺拝観

15:30      坐禅

16:30      解散

(※上記は仮日程です。若干の変更が生じる可能性があります。)

 

2.参加資格:  外務省発行外国記者登録証保持者

 

3.参加費用:  12,000円(昼食代・お菓子代を含む)

*お支払い方法、キャンセル料等は、後日参加者にご連絡します。

 

4.募集人数:  10名(各社ペン1名、カメラ1名、TV12名まで)。

*申し込み人数が10名を超えた場合は、国別の参加者数に上限を設定することがあります。

 

5. FPCJ担当:石川(TEL: 03-3501-3405

 

6.備考:

(1)写真・TV撮影に関しては担当者の指示に従ってください。        

(2)FPCJ、富士箱根伊豆国際観光テーマ地区神奈川県協議会はツアー中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して、一切責任を負いません。

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