プレスツアー(報告)

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実施日 : 2010年03月18日

報告(動画):2010年3月18日【山陰プレスツアー Part2(鳥取県)】

投稿日 : 2013年08月30日

■山陰プレスツアー Part2 ~三朝温泉における温泉医療最前線と現代湯治の取り組み(鳥取県三朝町)(2010年3月18日)

 

 

 

 

【岡山大学病院三朝医療センター】

 

光延文裕 岡山大学病院三朝医療センター長: 三朝温泉が、もともと岡山大学によって医療に活用されるきっかけになったのが、ここで温泉に含まれているラドンということだと思うんです。 三朝温泉医療センターの特徴と致しましては、温泉資源を使った診療ということになるんですけども、主には温泉のプールであるとか、それから温泉を活用した温熱療法というものが、主になってきます。

 

患者:(鉱泥湿布治療は、効果があり、)「ぐるぐる」(と肩をまわせるようになった)

 

光延文裕 岡山大学病院三朝医療センター長: ラドンというのは常温で気体の物質でありますので、温泉の中に含まれているラドンが気化してそれを吸入して肺に入る。そのあと体内に入ることによって、微量のラドンが体を刺激するのではないか。これは、放射性ホルミシスという理論でいわれます。

 

患者:(鉱泥湿布治療は、効果があり、)「ぐるぐる」(と肩をまわせるようになった)

 

光延文裕 岡山大学病院三朝医療センター長: 現在、世界的にコンセンサスが得られているという訳ではないので、昨年度より研究施設を日本原子力研究開発機構との共同研究という形で施設ができまして、それはまだ動物レベルということではあるが研究が開始されている。その他、この三朝温泉のその宿泊施設にですね、そちらに宿泊されて通 院という形で通ってこられる方もおられます。

 

 

【三朝温泉】 

 

御舩 秀 木屋旅館主人: 大学の医療施設を申し込むのは大変なんですけど、このプランで旅館に申し込んで頂き、申し込み用紙を旅館に送って頂きますと、旅館が予約受付を代行しますよ。ストレートに何月何日に病院にいって頂いたら診察がうけられますという仕組みを作った。これは、お客様、患者様にとっても非常に有利なインセンティブなサービスだろうと思う。

 

お客様に三朝の過ごし方とかお風呂の入り方、温泉の仕組み、そういったものを説明する入浴指導員制度を作りました。ラジウム温泉ですから「ラジウム」のソムリエということで、ラジムリエといっています。もう一度温泉の良さを見直していこうと 、地域の文化性も見直していこうということで取り組んでいます。

 

体を直すということだけでなく心のリフレッシュ体のリフレッシュをして頂きながら、エネルギーを体に充電して頂いて、心に充電して頂いて、また生活や仕事に戻って頂く、そういうことを目指してやっております。これがいわゆる三朝で言っております現代湯治であります。 

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