実施日 : 2008年09月25日
報告(動画):2008年9月25日【新潟市プレスツアー(小麦粉に替わる米粉)】
投稿日 : 2013年08月23日
食料自給率63%を誇る日本の米どころ“田園型政令市”新潟が食とエネルギーの安全保障に取り組む -「米粉」利用の普及と「イネ原料バイオエタノール」開発-
■小麦粉に替わる「米粉」、お米の「粒食」から「粉食」へ-新スタイルでコメ消費拡大 (2008年9月25日)
米ワールド21普及協議会 高橋仙一郎 専務理事
日本では、新規米粉を使った商品開発はすでにされて、市場に出始めているのが、パン。
それから、洋菓子類もすべて代替できます。シフォンケーキ、ロールケーキ。
麺類は若干、今も商品開発中ですが、パン、麺、洋菓子、一通り商品開発されております。
パン、麺類、パスタは基本的に小麦粉でつくられております。
この小麦粉代替です。
米粉は日本でも昔から生産していましたし、現在も生産しております。
従来の米粉との大きな違いは、小麦粉と同様の非常に小さな粒、メッシュに開発されたというのが特徴です。
日本の主食は今までは「ご飯」だったわけですが、これが60年近く経過する中で、パンとか麺に手法が移ってきました。平成17年度のデータで、お米のご飯 40%、小麦で作ったパン、麺があわせて53%です。このため、国の施策では、学校給食に米粉のパン、麺を積極的に導入しようという動きも始まっていま す。
日本は今まで貿易黒字-自動車や家電製品を売ったこの貿易黒字を消化するために、食料を含めていろいろなものを、数年前まで輸入してきました。 しかし、ご存じのように、地球では食料そのものが限界にきております。
日本は少子高齢化で非常に大きな問題を抱えておりますが、他方、中国、アジア、各地域に代表されるように、人口が爆発的に増えております。
その中で日本がいつまでも食料自給率40%(カロリーベース)というのは許されません。
地球規模ではすでに食糧不足になってきています。
日本では、まだ、お米の生産余力があります。
これを従来のご飯、粒としての利用だけではなく、新規の米粉として活用していくことによって、海外に依存していた小麦を大幅に減らすことができる、という ことで、この事業はもちろん日本の国益にもなります。加えて、間接的には地球益にもなるという、固い信念のもと、15年頑張って今日来ております。