プレスツアー(報告)

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実施日 : 2008年04月30日

報告:4月30日【「大都会のゴルフ場」プレスツアー】

投稿日 : 2013年08月30日

初夏を思わせる陽気の中、賛助会員の川崎市の協力を得て実施した「川崎国際生田緑地ゴルフ場」プレスツアーには、韓国、フランス、イタリア、EU、イスラエルの在京プレス7名が参加しました。

 

同ゴルフ場は、戦後まもない1952年にオープン。自然の地形や生えている植物をそのまま活かし、ブルドーザーを使わずに人間の手で作った自然にやさしいゴルフ場です。かつて「自然破壊」の代名詞といわれたゴルフ場は、都市開発によって都心周辺の緑が減少している今、「人が緑と触れ合う空間」として脚光を浴びています。

 

「周囲10キロに300万の人間がいる大都市川崎。その中にこれだけの緑を抱えたゴルフ場がある--それ自体が今となっては不思議な現象」と海野芳彦総支配人。コース内には、希少なアカマツも生息しており、昔懐かしい「武蔵野」の面影が残っています。 

 

 

当日は、地元の市民団体「とんもり谷戸の自然を守る会」とともに、木の伐採を通して里山の復活を目指す取り組みや、一度埋め立てられたコース内の小川を再生してホタルを生息させる活動などを中心に取材しました。海野総支配人は「今後はエネルギーにも配慮し、動物、植物、人間が一緒に生活できるアジアの循環型社会の実現を目指す」と意気込みを語って下さいました。

 

都会のオアシスとして市民に癒しの場を提供し貴重な自然を次の世代へ受け継ぎたいという関係者の思いや、「乱開発」や「環境破壊」などマイナスイメージの強かったゴルフ場が「皆に親しまれるゴルフ場」へと変容を遂げる姿に接する機会となりました。

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