実施日 : 2012年01月30日 - 02月09日
報告:先進国記者招聘:米国マイアミヘラルド紙 John Yearwood記者 (2012年1月30日~2月9日)
投稿日 : 2013年08月20日
FPCJの先進国記者招聘事業により、米国マイアミ・ヘラルド紙で国際面デスクを務めるJohn Yearwood記者が来日しました。フロリダ州の最有力日刊紙で、スペイン語版も有する同紙の論調は、中南米全体にも影響があります。
Yearwood記者は、2010年のハイチ地震を取材してきた経験から、「震災後のハイチと日本の状況を比較したい」として、宮城県の仙台市と石巻市を訪れました。同記者は、市関係者や仮設住宅に住む被災者にインタビューを行ったほか、米軍による災害救助活動・トモダチ作戦が展開された仙台空港を取材しました。
また、ハイチを含め、世界で展開される日本の災害救助活動についても理解を深めたいとして、国際協力機構(JICA)や、政府の国際平和協力本部(PKO)事務局で取材を行いました。
(写真右:ハイチで災害救助活動にあたったJICA職員より話を聞くYearwood記者)
この他、「日本-中南米関係」や「バブル経済と『失われた10年』から日本が得た教訓」といったテーマにも関心があった同記者は、都内で政府関係者や専門家にインタビューを行いました。
Yearwood記者は、今回の訪日取材を基に特集記事を書くことを予定しています。また、来年、震災二周年等の機会に再び来日し、復興の進捗状況や、被災者の生活、心情の変化を取材したい、と述べていました。