実施日 : 2013年05月14日
報告(ブリーフィング):第15回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM15)の成果(2013年5月14日)
投稿日 : 2013年08月21日
5月5~6日、福岡県北九州市において第15回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM15)が開催され、PM2.5を含む大気汚染、グリーン経済、気候変動、生物多様性等に関する議論が行われました。FPCJでは、環境省の関荘一郎・地球環境局長をお招きし、同会合の成果についてお話し頂きました。
関局長は、「今回のTEMM15の成果のうち、主催国として特に評価できること」として、「最近、中韓との関係が微妙な中で、三カ国の代表が一堂に会する会合を持てたこと」および、「最も大きな三カ国共通の課題となっている大気汚染問題の重要性を認識するとともに、その解決に向けて三カ国が協力を強化するための政策対話を新たに設置することに合意できたこと」の2点を挙げました。また、その上で、TEMM15の共同コミュニケを紹介し、特に、大気汚染のほか、黄砂、水銀、気候変動に関する議論の成果を説明しました。
本ブリーフィングには中国、米国、ドイツのメディアの記者のほか、各国大使館関係者等計26名が参加。参加記者からは、中国および韓国との緊張関係がTEMM15に及ぼした影響等に関する質問が出ました。