ウォッチ・ジャパン・なう

一覧に戻る

【秋田県】webメディアで知るディープな秋田

投稿日 : 2018年03月29日

秋田県では2012年夏から、足元にあるタカラモノを鋭い視点で発掘し、ていねいに発信する日本語のフリーマガジン「のんびり」を季刊発行していました。B5版オールカラー64ページ、写真・文章から、紙質や体裁まで徹底的にこだわり、内容への高い評価はもちろん、ネット時代に敢えて紙媒体で出すことにより、全国の選りすぐりの美術館やギャラリー、書店、カフェや雑貨店などに置くなどの工夫をし、「巻末を見るまでまさか行政機関が発行したものだとは気づかなかった!」といった驚きのメッセージが寄せられるなど、ディープな秋田ファンを全国に増殖させた、画期的なマガジンでした。


その後、2016年春号で「のんびり」を終刊し、現在は基本コンセプトを引き継ぎつつ、情報のタイムリーさ、SNSの拡散性、あるいは美しい動画や便利なハッシュタグやジオタグと言った拡張性を積極的に導入することで、より多くの方に届けようと言う思いから、インターネット上で見ることができる週刊WEBマガジン「なんも大学」を発行しています。


 
「なんも大学」の「なんも」とは、秋田をはじめとする北東北の方言で、第一義的には「なにもない(Nothing)」ですが、「問題ないよ(No problems)」、さらに「気にしないで(Don’t mind)」、転じて「どういたしまして(You’re welcome)」の意でよく使われます。(ex. 「ありがとう!(Thanks!)」対し「なんもだー!(You’re welcome!)」)
秋田県人は、相手が「(いろいろしてもらって)申し訳ないなぁ、ありがたいなぁ」と恐縮している状況に対し、「なんもだー!」の一言で気分を楽にさせる、配慮深くおおらかな気質の人が多いように感じます。そんな秋田県民のおおらかさや、まるで口癖のように出てくるこの言葉を、タイトルに採用し、学びの場としての「大学」の名前とかけたものです。

 

秋田県人は、相手が「(いろいろしてもらって)申し訳ないなぁ、ありがたいなぁ」と恐縮している状況に対し、「なんもだー!」の一言で気分を楽にさせる、配慮深くおおらかな気質の人が多いように感じます。そんな秋田県民のおおらかさや、まるで口癖のように出てくるこの言葉を、タイトルに採用し、学びの場としての「大学」の名前とかけたものです。

 

記事は県内ライターが書いたスタンダード秋田ものの記事のほか、ゲストライターによるよそ者目線の特集記事や、思わず見入ってしまうような美しい動画記事を掲載するなどし、秋田県全域を大学のキャンパスに見立て、秋田に暮らす人たちを講師として位置づけ、その思いと情熱を取材し記事として公開。そこから学んだ知恵を未来の人たちとシェアできるようネット上にアーカイブしています。

 

特に外国の方に伝えたい、ディープな秋田ローカルテーマを選りすぐって、英語版記事もいくつか掲載しています。また、日本語記事も美しい画像や映像を用いているので、文章が読めなくとも楽しめると思います。ぜひ「なんも大学(http://nanmoda.jp/)」をご覧ください。

 

webメディアを活用した秋田県の取組は、webマガジンだけに止まりません。秋田県ではSNSを活用して、日本中、世界中の方々に魅力溢れる秋田の情報をお届けしています。




世界中で人気のSNS、「Instagram」。日本でも、昨年末に「Instagramで投稿したときに見栄えが良い」ということを指す言葉、「インスタ映え(instagrammable)」が流行語大賞に選ばれるなど、若者を中心に大流行中です。なかにはInstagramで多くの「いいね!」を獲得するために、インスタ映えする場所を探して、旅行にでかける人もいるそうです。


こうした潮流の中、県の公式アカウント「あきたびじょん(@akitavision)」では2016年から毎月、一般の方から秋田の魅力溢れる作品を募集し、最も多くの「いいね!」を獲得した作品の投稿者を表彰する、Instagramフォトコンテストを開催しています。

 


秋田県内を旅して撮影した素敵な写真に、あきたびじょんオリジナルのハッシュタグ(例:#3月のあきたびじょん2018)を付けて投稿すれば、コンテストにエントリーできる気軽さから、秋田のインスタ映えを共有する場として多くのフォロワーに親しまれています。


あきたびじょんのアカウントを覗けば、「鳥海山に降り注ぐような星空が見られる場所」、「青い紫陽花がまるで海のように広がるお寺」など、ディープな秋田ファンのみなさんが投稿した、秋田の魅力溢れる作品の数々をご覧になれます。


投稿文は日本語が殆どですが、ノンバーバルで楽しめる美しい写真ばかりですので、ぜひ海外の方々にもフォローしていただきたいと思います。また、ジオタグにより、撮影されたエリアを知ることができますので、どうぞ秋田を訪れ、あなただけのインスタ映えする秋田を探しだし、あきたびじょんのInstagramフォトコンテストへ投稿していただければと思います。

 


【なんも大学英語記事】
The Japanese Akita Dog
・'Hanabi-shi'(Fireworks master/Pyrotechnician) 
NAMAHAGE 
Extreme Nature "ONSEN" 

 

【あきたびじょん Instagram】
https://www.instagram.com/akitavision/

 

【担当課・問い合わせ先 】
秋田県観光文化スポーツ部戦略課
TEL:018-860-1073

 

FPCJとは
取材協力
取材に役立つ情報
活動の記録
外国への情報発信