【札幌市】イチョウ並木の「黄葉」を楽しむ秋
投稿日 : 2016年08月25日
【国際交流員が発信する札幌の魅力】
マリナ・ラケーワ さん
ロシア・ノボシビルスク市
今回は、札幌の「秋の宝物」について紹介したいと思います。最近の札幌は9月になっても暑さが続くようですが、私には9月といえばもう秋だと感じられます。木の葉の色が変わり、街の景色が彩られるのを毎年楽しみにしています。
日本の「紅葉」は世界的に有名です。そして北海道は日本で一番紅葉が早く、北海道で最も標高の高い旭岳では9月に木々が色づくと聞いています。札幌の紅葉スポットで私のおすすめは定山渓です。温泉に入りながら紅葉を楽しむのは日本での最高の過ごし方なのではないかと思います。
日本の紅葉の「紅」に対して、ロシアでは「黄金の秋」という表現があり、秋といえば黄色が当たり前です。葉っぱが黄色になった白樺林の風景はとてもロシアらしいもののひとつで、私が紅葉より黄金の木の方に親しみを感じるのは、たぶんそのせいです。
私が初めて札幌に来たのは10月上旬で、秋の真っ盛りでした。初めての日本滞在でいろいろな発見がありましたが、その一つに故郷のノボシビルスクでは見られないイチョウの木があります。きっと夏に見たら何とも思わなかったのでしょうが、秋に色を変えて、まさしく「黄金」となったイチョウを見てとても魅了されました。
札幌のあちこちにたくさんあるイチョウの木は、秋になると、まるで太陽を映しているかのようです。中でも最も有名なイチョウスポットは北海道大学のイチョウ並木に違いありません。70本のイチョウの木が道路の両側に約380m並んでいます。このイチョウ並木の黄葉の状況は北海道大学のホームページでもチェックできます。ライトアップされる時期もあり、そのときはさらに美しい景色を見ることができると思います。
マルコポーロの「東方見聞録」によると、日本は「黄金の国」だそうです。もしかするとマルコポーロに日本を紹介した人が日本を訪れたのは秋だったのではないでしょうか?
札幌の秋は、紅葉だけではなく黄葉も楽しみましょう!
<北海道大学の新着情報> http://www.hokudai.ac.jp/news/
<定山渓温泉> http://jozankei.jp/
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