実施日 : 2011年11月30日 - 12月01日
動画報告:食の復興プレスツアー(2011年11月30日-12月1日)
投稿日 : 2013年08月24日
【演奏:雄勝中学校全校生徒】
3月11日の津波は、雄勝中学校の校舎を丸ごと飲み込んだ。ほとんどの生徒が家を失い、家族を失った生徒も多い。古くから地元に伝わる和太鼓も全て流された。廃タイヤを集めセロテープを使って、生徒全員で太鼓を作った。
津波から半年後の9月11日、生徒達は雄勝に戻り、被災した校舎への感謝と鎮魂を込めて雄勝復興太鼓を演奏した。
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【立花貴 合同会社Oh!Guts!】
「雄勝の町はご覧のように全て流されておりまして、人口4千3百人の町が今、住民票ベースで千人をきっています。8割の人が町を離れたり、あるいは、亡くなられたりして減ってしまっています。」
「実際に今、漁師達は、船も流されていますし、漁具も、加工場も全部流されていますので、10人の漁師が集まって今からそれを立ち上げていくと一人あたり5千万円位かかります。」
【伊藤浩光•合同会社Oh!Guts!代表】
「震災は、みんな海に持っていったりしたのですけど、そのかわり、海に持ってかれたのはあるけど人を持ってきている。そう考えればいいんです。いろんな人を、亡くなった所に持って来ている。」
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【菅原満雄•東松島市専業農家】
「今年は、津波をかぶって、最初の頃は何も作付けができないと思った。瓦礫もいっぱいだし、塩ものっているし。何も植えられないのに、『ただ白菜がありますよ』と農協さんから話がありまして白菜なら今から種をおろしても、秋に、このように収穫できると思い急遽植えたんです。」
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【針生信夫•(株)舞台ファーム代表取締役】
「震災を受けた3月11日以降は、放射能が、どのくらい野菜とかお米にあるのかというキーワードに全ての消費者は集中しています。ですから我々が扱っているお米、野菜また、私達が作っている野菜全て、放射能検査をしっかりとできないと、消費者の方はあいまいにすると怖がりますから。」
「そこは、あいまいにしない。結果的に、農家には全部、簡易型の機械を配布するとか、とにかく全員が一致団結して、風評被害NO!NO!と言うだけではなくて実際に、みんなで計って日本全体や世界にそういう行動をアピールする方が風評被害を、きちっと押さえ込めるのではないかと私は思っています。」
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